暇つぶし日記

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バカンス ’12; (19)ヒュッテのベッド

2012年10月19日 19時00分52秒 | 日常

今回チロルの山で2週間ほどキャンプ生活をしていた間の最後の4日間はリュックを背負って2500mほどのところにある二つのヒュッテと一つの山小屋風ホテルを巡り歩いて泊まったのだけれど、水道もまともな電気もない岩山のヒュッテでは個室でも雑魚寝部屋も大して変わらないもので、わざわざ個室を取るほどのこともなく雑魚寝のスペースに寝床をとることにした。 その部屋は自分たちのほかには部屋のだいぶむこうにペアの男女二人がいただけでほとんど自分たちのスペースのようなものだった。

泊まったのは8月の10日ごろだったけれど山の上は寒く、午後5時には快晴で風もなかったもののもう5-7℃まで下がっていて山小屋に着いたときにはほっとしたのだが、雇われ主人である青年にこの部屋に案内されたときの寒さはなかった。換気のためとはいえ窓を開け放っていて入り口でコートを脱ぎ、汗の残るシャツでこの場所に来たときには震えがくるようで慌ててリュックを枕元においてその中からセーターを取り出すほどだった。 窓を閉めても暖房がないから暖かくはならない。

だからここに居るのは寝るときだけにして、あとは暖かい下の食堂で過ごしたのだが暗くなってここまで上がってきたらまた寒気がする。 どの山小屋でも朝は早いから別段急ぐこともない我々はいつも一番遅く朝食のテーブルに着くぐらいでそのときには他のパーティーはとっくにそれぞれの目的地を目指して出発したあとだった。

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