暇つぶし日記

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復活祭(イースター)第一日目

2014年04月21日 03時56分00秒 | 日常

復活祭で皆が休日、我々も何も無く静かに過ごせると思っていたら今日うちに娘が新しいボーイフレンドを連れてくる、ついては自分の誕生日に希望していたのが叶えられなかったから今日はその希望どおり餃子のパーティーにしたいというので昨日からその材料を用意してあったものを昼の2時ごろからえっちらおっちら刻み始めた。 息子のガールフレンドも来るから6人での餃子パーティーということになる。 子供たちも日本に行けば日本食のうちとりわけ餃子が好きでそれを評定して一人前にいろいろ言う。 

それはともかく、自分が宣言した我が家のルールは、包まざるもの喰うべからず、であってそれぞれが具を解凍した日本製の餃子の皮に包まねば喰ってはいけないということでここではゲストも何もない。 具を作った自分を除いて全員で包む。 餃子の皮は1パックに24枚入っていてそれを7つ使った。 だから168個になるはずだが3枚破れたから165個となり、みんな満腹した食事のあとには5個残った。 だから一人平均23個食ったことになる。 白米と味噌汁で締めにしたのだが途中餃子をぱくつきながらビールの小瓶をみな2本づつ飲んでいた。 喰い始めてからデザートのフルーツポンチが済むまで1時間半ほどか。 その間にフライパンで餃子を8回焼いた。 こういうことをするのは去年が2回、ことし初めてで回数としては子供たちが家を出てからかなり減ったような気がする。 それまでは一年に3,4回はやっていただろうか。 そして餃子を喰わないゲストはいなかった。 皆一同にこんな旨い日本食は知らなかった、と言ったけれどいつもそれを中国のものだと訂正しなければならない。 オランダでは中華料理はインドネシア経由、南方系の中国人が多いので中国北方の餃子をしらない。 とりわけ同様なものがあったとしても酢と醤油、ラー油に浸けて喰うというのはない。 甘たるい妙なベトナム、タイ料理にでてくるようなもので喰っているようだが酢醤油をしらない。 中国食材店に行けば餃子の冷凍が無くは無いが買って喰う質ではない。

今のところオランダの中華料理店にないものは餃子の「酢醤油の浸けたれ」と90%以上が中国人経営の日本食レストランにない「いなり寿司」だろう。 あと10年ぐらいすれば知られるようになるのかもしれない。 OBENTO というのがこの何年か知られるようになりこれも中国系のやっつけすし屋の店先に宣伝があったり、日本食のこつとして UMAMI ということばが意味もわからずメディアで使われていたりと新しいことも現れてくるから餃子のたれなどそのうち何のこともなく知られるようになるのではないか。

日本人が集まれば食い物のことばかり話しているといわれることをここでもやっているようだから止めるけれど、イースターののんびりした午後3時から日が変わる11時半まで続いたパーティーの余興として皮を包むことから始まってそれをそれぞれ喰うというのは悪くは無い。 そして昼間の気温が18℃ほどまで上がってきたというのはまた春に戻った気分がするけれど、空模様は雨が降らないものの晴れたり曇ったりと不安定な天気だ。 晩飯が済んだ頃に裏庭に出て南の空をみると巻雲が青空を背に出ていた。 これが出ればこのあと数時間か半日ほどは雨が降らないそうだから何の雨具も持たずにやってきた若者達には朗報なのだろうが彼らは他のオランダの若者と同じく雨が降っても大抵は傘など差さずコートの襟をそばだててそのまま雨の中を進むのだ。


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