きょうは、私の高校時代からの友人Kが夫のお見舞いに来てくれました。電車で2時間近くかかるのに。Kは私と一緒に20代のころにマウイ島へ行き、夫とはそれからの友人です。宇治でお昼を食べて、病院へ。談話室で3人でしゃべっていると、ミキコさん&トモさんご夫妻もお見舞いに来てくれて、合流。ご夫妻とは2000年に私たちが今の家に引っ越してからのお付き合い。家が近くて長女ちゃんが息子と同じ年で、預け合ったり助け合ったり。数年後、トモさんの仕事の都合で名古屋へ引っ越し、そのあとまた京都へ戻ってこられました。
考えてみると、Kとは40年近く(夫とKは30年)、ミキコさんご夫妻とは19年。 とても長いお付き合いです。Kとご夫妻は初対面だったけれど、5人でかなり長く話しました。夫が退屈しているだろうと、夫の好きそうな本をたくさん買ってきてくれました。(私以上に夫の好みを理解している友人たち)
このあいだのめくるめく短歌☆イベントでご一緒した錦見さんも正岡さんとも20年です。そんなにしょっちゅう会ったり話したりしているわけではないけれど、会うと楽しくて。
Kだって1年に1回も会っていないし、ミキコさんとも年に数回しか会わないのに。たぶん、お互い「どうしてるかな」ということはたまに思い出しているんだと思います。
まるで自然に続いてきたようにも思えるけれど、それはお互いが思いやったり、心の声を飛ばし合ったりしているからじゃないかと思います。
「飛ばし合ったり」というのが大切で、「飛ばしている」だけでは一方通行。 どちらかが飛ばさなくなったら終わってしまうから、続いていくにはたった25%の確率ということになります。 20年とか40年とかその25%が続いていることは奇跡に近い気がします。
塔に入る前、正岡さんが「短歌っていうのは、言葉を選び取っているようにみえるけれど、結局、捨てているんだよね」といったこと、ずっと残っています。
きょう、Kが「チェコかぁ、そういえば、ドイツ時代っていうのもあったね」とぽろっといって、ミキコさんが「ドイツ時代!!そんなのもあったの??」ときいてみんなで笑ったのですが、私にドイツ時代があったこと、すっかり忘れていたのに、Kが覚えていたことに驚きました。やはり40年の歳月は重い。
9月23日の堺で行われるチェコフェスティバルにミキコさんご夫妻が来てくれるそうです。 トモさんに「なんたって、アンバサダーやもんな」って何度も言われてプレッシャーをかけられていました。ううむ、がんばります。 とりあえず、あさっての山城歌会の詠草集をこれから作ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます