きょう、たまにいく定食屋さんに行って、カウンターに座ったら、お店のひとが「これ、お忘れじゃありませんか」と、ラップに包んだ黒い手袋を渡してくれました。
あーー。 私の手袋。 どこかに落としたと思っていたけど、もうあきらめかけていたものでした。
私がまたやってくるかも、とずっと置いておいてくれたんだと思ったら、じいんとしました。
大切にしないと。
それにしても、眼鏡とかパスケースとか手袋とか。 失ってはだれかの善意のおかげででてくるありがたさ。
どこかのだれかが、駅員なり、バスの運転手なり、お店の人になり「これ、落ちていました」と預けてくれたからこそ、私のところに戻ってきたんですね。
なにかを拾ったら、ちょっと面倒でも私も届けようと思いました。
そうそう、このあいだ、車のタイヤがパンクしたときに、夫がJAFを呼んでタイヤを調べてもらったら、ちいさな鍵がささっていたそうです。 釘なら修理できるけれど、鍵は裂目がいびつな形なので修理はあきらめて買ったほうがいいと言われたのでした。
その話をきいたときの反応。
私「もーー しあさって旅行やのに、なんという間の悪さだ。道に鍵なんて落とさんといてほしいわ」
息子「鍵おとしたひと困ってはるやろうな」
・・・・・・ 困ってるのはうちだ! と思ったけれど、そういう相手のことを思う想像力はいまの社会にいちばん大事なことなのかもしれないな、と今回手袋が戻ってきて思ったことでした。
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