京都は緊急事態宣言が延長になって、大型のショッピングセンターや百貨店が平日のみの営業になっている。(食料品はかろうじて買える)飲食店も20時に閉まるので、平日、仕事を終えて19時すぎに帰宅してからの外食ができなくなった。夕ご飯を作るのが面倒なときはそれからピザを買いに行ったり、なにかおかずを買って帰ったりしている。
GWが終わろうとするころから、コロナの波がもう近くまで迫ってきて、毎日会社のパソコンを開くとコロナ情報が流れてくる。
なんだか、職場でお弁当や買ってきたパンを食べるのも怖くなって、「孤食」活動を始めた。ひとりで食べる。職場から離れた店を選んで。働いている人は、どこかで昼食を取らないといけないから、気を遣う。
数日間はパンケーキのお店でゆっくりしたり(私が通うお店はパンケーキを焼くのに20分はかかるから本が読める)、お蕎麦屋さんでささっとすませたあと書店で立ち読みしたり本を買ったりしていたのだけど、毎日ひとりで食べているとだんだん食欲もなくなってきた。
きのう、「ふじたさん、まだ孤食キャンペーンやってるの?」ととなりの課のTさんに訊かれて、「そろそろ飽きてきた感じ」といったら、「じゃあ、いいお店見つけたから行こうよ」と誘ってもらった。「きのうも行ってよかったからまたあしたも来ますって言ってきてん」
普段は夜しかやっていない、小さな路地を何度か曲がった場所にある料亭風のお店で、しっとりとした感じ。
穴場で、私たちがいた40分間、私たち以外だれも来なかった。(大丈夫なんだろうか)
ランチは4種類から選ぶ。 私は白身魚フライにした。たっぷりとした野菜がきれいに盛り付けられてでてきた。一口食べたとき、ここはいいお店だなと思った。というのは、口に入れたお箸の感じがとてもよかったのだ。思わずじいっとお箸を見つめてしまった。手ざわりも、細さもちょうどいい。デザートについてきたハートのスプーンもかわいかった。
やっぱりたまには新しいお店で食べることもしないと、心がもたない。 おかげでリフレッシュできて昼からの仕事がはかどった。
大事なのはバランスだなと思った。
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