鳥が運んできた種とか、風で飛んできた種が、ウチの煉瓦塀(煉瓦ふうの塀)とアスファルトの歩道の境界の細い細い土に根をおろし、気がつくとなんだか賑やかになってきています。
いま私にこまめに草ひきをする時間がないことが、彼らにはラッキーだったようで、ピンクのサルビア、ブルースター、野葡萄、南京黄櫨のような葉っぱのもの、あとは名前のわからないような木の子供のようなのが伸びてきています。
そのなかで野葡萄はどんどん育ってほしいので、蔓が柵にからまっていくように誘導しているのですが、すぐに自分の好きなように歩道側に伸びていくので、ときどき先っぽが踏まれていたり、踏まれたところから枯れてしまったりしています。
だから、歩道側にのびないようにと思っているのになぁ。
でも、野葡萄のすごいところは、茎から細いくるくるの髭のようなものを伸ばし、あたりの植物の細い茎や葉っぱにしがみつきながら、諦めずに進むところです。
のばしていた先が踏まれても枯れても、別の手段と方向を見つけて、私のいうことなんてぜんぜんきかないで、自由に伸びていく。 塀に垂直に伸びたり、平行に伸びたり、そのときの気分のようにも見えますが、少しでも生きやすいところを模索して大きくなっていく姿に、なんだか勇気づけられ、生きる道はたくさんあるんですよ、って教えられているような気がします。
あしたはお休みなので、早起きして隙間の草花の手入れをしてから出掛けましょう。
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