今朝、水やりをしようと思って外にでたら、野葡萄の葉がしおしおになっていました。
どうしたんだろう、きのう水が少なかったのか、と慌ててじゃぶじゃぶ水をかけていて。 水のせいじゃないと次の瞬間きがつきました。
3本あった蔓のうちの2本が鋏でぷつ、と切られていました。
たまたま折れたんじゃない。 故意的にすぱっと切られていたのです。
とりあえずしおれている葉をとって、ごみ袋につめていたら、鎌を持った人をみかけ、ああ、きょうはクリーン運動の日だった、と思い出しました。 最近なかなか行けてなかったから、誰かがいやがらせをしたのか、と思って、私も鎌を持って公園へ行きました。すでにお隣のMさんが電動草刈機で刈ってくれていて、女性が3人、男性が1人。私も加わって、草を袋に詰めていきました。 詰めながら、クリーンにしようと思う人がそんなつまらないいやがらせをするわけがないな、と思い直しました。思いがけない悲しい出来事に出会うと、思考回路がへんになります。
大きなゴミ袋に12袋。せっせと草を刈って、腐った銀杏の木の根を女性4人でスコップや熊手で掘り返し、「わぁ、すごい蟻!」「根が深いなぁ」とかやっているうちに、なんとなく自分の気持ちが落ち着いていくのを感じていました。
そして、ジュースをもらって帰る時に、Mさんにうちの蔓のことを話し、切り口を見てもらいました。
「ひどいね!なんでこんなことするんやろうね」
うちにはいって、シャワーして、もらったジュースを飲んでいると、インターホンが鳴って、でてみるとMさんご夫妻でした。
「蔓のこと、主人に話したら、ここらあたり木や蔓を切られてる家がいくつもあるみたいって。きょうの掃除のときもそんな話をきいてきたって」
「悪質ですなぁ、Kさん(自治会統括者)に電話して、自治会で対処するようにいいますわ」
こんな思いをしている家が何軒もあるなんて。 ちゃんと知らせてに来てくれて、スピーディな対応をしてくれるMさんに感謝。
1本だけ蔓を残しておいてくれたのが不幸中の幸い。 大切に育てよう。 そして、この怒りのエネルギーを力にしてきょうこそは冬物を片付けるぞ!
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