たなばた ねむの日

　きのう、息子の後輩のコンサートを見に行った。会場は京都コンサートホール。懐かしい場所。開場まで時間があったので近くの進々堂で晩御飯を食べた。キッシュと野菜のプレートとパン、紅茶。会計をしようとしたら息子がさっと払ってくれて嬉しかった。

　会場への誘導や受付、案内、プレゼントの受付など、学生がきちんとしたスーツを着て対応していたのが微笑ましく、演奏が始まる前の緊張感やざわめきや音合わせのシーン。どこを見ても時間が遠く流れたことを再認識していろんな感情が交錯した。

　演目は聞き慣れない曲だった。予習もしていったけれど、全然迫力も長さも違ってやはり生で音を聞き、演奏風景を目で見ながら感じる音楽というのはいいなぁと思った。身体ぜんぶに染みわたってきた。

　きょうは天気もよさそうだったので、家族で滋賀県の安曇川、近江高島、マキノ、朽木を巡った。道沿いにずっと合歓の花が咲いていて、こんなに合歓があったんだと７月の滋賀は合歓だと心に刻んだ。合歓は私の好きな花。きょうは７月７日で七夕だけど、私にとっては合歓の日だなと思う。

　

　

　20代のころに実家の堺から通い詰めていた近江高島のウィンドサーフィンのクラブハウスを久しぶりに訪れたら別の看板がかかっていて運営が変わっていた。ちょっとショック。まぁ、あのころのマスターもかなり高齢になっているはずだから仕方ないとは思いつつ。彦根のほうの店はまだあるみたいだからまたそっちへ行ってみたい。

　古い建築好きな息子が安曇川の郵便局を撮りたいというので探していったり、マキノのメタセコイヤ並木にある珈琲店でお昼を食べたり、朽木でバスを待ったり。（息子は鉄道、バスの写真撮影も好きなのだった）

　朝早めに出たので、自宅へ戻ったのが１６時ごろだった。そこから古いテレビを階下におろしたり、夫の実家の冷蔵庫や洗濯機を運んだりした。明日夫に電気屋さんに持って行ってもらって引き取ってもらう。いろいろあった長い一日だった。

　写真は近江高島の白髭神社の琵琶湖の中に立つ鳥居。これからも穏やかに暮らしていけますように。