ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

謝罪

2023-04-16 23:01:43 | 日記
 先週の日曜日に夫が運転していたときに後ろから当たられた。

 信号待ちの最前列で停まったら、わき見をしていた女性の車が当たってきたらしい。助手席に小さな娘が乗っていて、誰にも怪我はなかった。

 警察を呼んで対応してもらっているときに、その子が「お母さん、捕まるの?」と心配していたときいて、心細かっただろうなぁと思った。

 夫はちょうど(というのか)、車の修理のために板金屋さんに向かう途中で、後ろを確認したけれどついていた傷は古いもので、「今回のものではないですね」と警察に言われ、連絡先だけをきいて一旦帰宅してきた。

 ガレージで花を植えていた私に「さっき当てられてな」と言うので、え、と思って私も確認した。確かに新しい傷はないように思ったし、まぁ、私がつけたドアの傷のほうがひどかったので、今回はドアの傷だけ修理したらいいねと了解した。

 翌日、夫の携帯にその人から電話があって、「私の夫に話したら謝りに行きたいと言っている」という。夫も「別に怪我も車の傷もないし、わざわざいいですよ」と断ったのだったが、そのあと何度か電話があってきてもらうことになった。

 タダより高いものはないとか、あとで法外な補償を請求するとか考えたのかもしれない。

 そして、私たちも20代のころ、友人の結婚式の帰りに同じように前の車に当てて、怖そうなおじさんが降りてきて私たちも降りて謝り、私が「お怪我ありませんでしたか」と言ったら「怪我はない」と即答され、車にも傷がないことを確認したら「もうええわ」とあっさりと許してもらってほっとしたことを思い出した。
 
 そして、きょうのお昼前、男性がひとりで謝りに来た。(本人も来ると思っていたので意外だったけど)

 申し訳なさそうに何度も謝るので、私たちも昔、同じことをして「いいよ」と言ってもらったことがあったから、将来反対の立場になったら許してあげてくださいと言ったら、ほっとしたような笑顔になって帰って行った。

 それから、高校時代に絵具の細い筆を買おうと思って購買部に行ったら、5円足らなくて、「お金足らないからいいです」って筆を戻そうとしたら、購買部のおばさんが「つぎの授業でいるんでしょ。もっていき。足らない分はいつか困っているひとに返してくれたらいいから」と言って、おまけしてくれたことも思い出した。すごく助かったし、嬉しかったことを今でも覚えている。

 借りた親切を別の人に返すっていいなと思ったのだった。
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