ちいさな郵便局

　塔のブログにも書いたのですが、きょうは切手を買いました。

 

　最近は職場の近くの郵便局しか利用していなかったので、近所の郵便局は久しぶりでした。

 

　城陽郵便局のほうが近いのですが、私は小さい郵便局に行きます。　大きな郵便局は窓口別に振込、切手購入、保険といったように目的別になっているのですが、小さい郵便局は振込をしながら切手が買えたりするのです。

 

　きょうも、振込の窓口で「ATMなら５０円安く振り込めますが」と勧められたのですが、私はなんとなく郵便局は窓口で用事をするのが好きなので、「いいです」といって、待っていました。待ちながら、記念切手の見本を眺めていると、酒井駒子さんの絵の切手が！！　こんなのでてたんだなぁ。　見本の番号は「２５」。　こんなに記念切手でてるんだな。

 

　しかも、こんなにかわいい切手なのに、肝心の絵の５０％くらいは隠れてしまっていて、うさぎの星座の見本がその前に重なっていました。

 

　保存用と送る用に２シート買って、まだ残ってるかなと思ったら、局員さんが取り出した袋にはまだいっぱいありました。　見本を見えるように飾らなきゃだめだよ！って思いましたが、言わずにおきました。

 

　ふと、ほかの見本も見ていると、電車の切手シートが２種類ありました。　夫と息子が写真を撮ったり、乗りに行ったりしている電車の写真がそのそれぞれに１枚ずつ入っていました。　他の電車はいらないし・・・

 

　局員さんに「この、シートのなかの１枚だけって買えるんですか？」ときいたら、「シールタイプはばら売りできませんが、切手タイプのはできますよ」とのこと。

 

　「じゃあ、この、１７番のなかのこの電車と、１５番のこの電車を２枚ずつでもいいですか」

　「それくらいならいいですよ。　あんまりたくさんはだめですけど」

 

　といって、ぴりぴりと指で切ってくれました。　しかも、「説明がついているので、これもいっしょにつけておきますね」といって、説明のところもハサミで切ってくれました。

 

　私ひとりにこんなに時間をかけてもらって悪いなぁと思っていたら、となりの窓口があいて、私のうしろにいたお客さんはそっちで葉書を買っていました。

 

　こういう、臨機応変に対応してくれるところが、小さい郵便局のいいところ。　

 

　「長い時間をとってもらってすみませんでした」というと、「いえ、こちらこそお待たせしました」とにっこりされました。　いい感じだなぁ。

 

　やっぱり機械で振り込まなくてよかった、と思いました。　酒井さんの切手も買えたし、電車の切手も買えたし。　お昼休みに行くときはそんなにのんびりしていられないからね。