前々回に実家へ帰ったとき、父が私のおもちゃのような眼鏡をみて、
「そんな眼鏡をかけてたら目が悪なる」 と、無理やり眼鏡屋に連れていかれ、気に入ったのがなくて後日、家の近くで眼鏡を買ったのでした。
今回、「こんな眼鏡を買ったよ」と見せようと思って持っていって眼鏡をかけて見せたら、私の眼鏡よりも今度は眼鏡ケースを見た母が、
「なにこのケースは! 男物じゃないの。 かっこ悪いわ。 もっと人前に出せるようなケースを買いなさい」
「うーん、このケースと眼鏡は会社に置いているから、持ち歩いているわけじゃないよ。 これでいいよ」 と私が言っても、
「こんなものじゃ足りないけど、これにいくらかたして絶対に買いなさい」 と言う。 おこずかいとか、もういいのよ、私、じゅうぶん大人ですから。
せっかく誕生日のお祝いに行ったのに。 妹とふたりで杖を買ってあげようとしたのに、その分が眼鏡ケース代になって戻ってきたのです。 あーあ。
まぁ、いつまでも親に心配してもらえるのはありがたいことだと思って、素直に鞄に収めました。
そんなにかっこ悪いかなぁ。 結構気にいっていたのになぁ。 と思って、会社で使っていると、総務のSさんがたまたま私のデスクにやってきて、
「お、かっこいいケースですね。 作家さんみたいじゃないですか」
「え、 そ、そうですか・・・?」
そういわれてみると、なんだかかっこよく見えてきます。 ほうら、やっぱりかっこいいのよ。
眼鏡ケースは当分買わないで、しばらくはこれを使うつもりです。
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