
このあいだゆうちょ銀行から郵送で「お取引目的等の確認のお願い」というのが来ていて、ちらと読んだら面倒な感じ(IDとパスワードがやたら長い)だったので時間のあるときにと思って放置していた。
きのうからピロリ菌除菌のため家でおとなしくしていて、時間があったので、さっきスマホで葉書に書いてあったQRコードからサイトに入って、長いIDとパスワード(パスワード2回いれ間違えたよ)を入力してから、アンケート的なことを回答しながら、ふと、この情報提供はなんのためなんだろうか、と思い至った。
きのうテレビでゆうちょ銀行が政府といっしょになっていまある大量の顧客情報を活用して介護事業などを進めていく、みたいなことを言っていて。ちょっと気になっていた。確かに身よりのない高齢者は自分で手続きとかするのは困難だし、そのサポートとか声かけとかの資料として使うのかな、と思っていた。
入力途中できのうのことがふとよぎり、電話して聞いてみることにした。
私「そちらからの案内が届いたんですが、これはどういうものでしょうか」
対応者「金融庁からの指導で、口座をお持ちのみなさまにご協力いただいているものです」
私「口座を持っている家族がほかにもいるんですが、そのうちの一人にしか届いていないのは?」
対応者「2019年より順次お送りしているもので、届く時期はそれぞれに異なります」
私「金融庁からの指導ということでしたら他の金融機関からもくると思うのですが」
対応者「他の機関さんのことはわかりかねます」(たぶん、対応マニュアルに書いてあるのだろう)
私「これって任意ですよね」
対応者「はい、お答えいただけなかったとしてもなんら影響はございません。また窓口でもご協力をお願いすることもあるかと思います」
ということで。今回は見合わせることにした。
葉書の文面をあらためてよく読むと、「当行では、お客さまの大切な資産を引き続きお預かりし、安心・安全にお取引を続けていただきたいと考えております。そのための重要な取り組みですので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。」と書いてある。
安心・安全・・・・・ 最近よく耳にする言葉だ。こんな葉書が来るのが不安なのだ。それから公の機関から言われる「大切」というのも疑わしいワードのひとつになってきていると思う。「重要な取り組み」って自分で言うことかしら。どう大切にしてくれるのか、どんなふうに活用されてどんなふうに重要なのか。協力を仰ぐのなら、それじゃあ協力しないとね、と思わせる説明がないとだめだ、と思った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます