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いつでも君のこと好きだったよ

Sさんのこと

2016-08-29 20:30:06 | 日記

 Sさんは高齢化の一途をたどるうちの職場の若手。

 

 ITに詳しくて、たいていの困ったことはSさんが解決してくれています。

 

 話し方と態度がドライな雰囲気を醸し出しているので、誤解を生むタイプです。 

 

 いまは席替えをして斜め向かいになっていますが、この4月から6月末くらいまでは隣の席でした。 迷惑を省みず、「ワンポイントレッスン、お願いします」といって、わからないことや困ったことが起こると私はSさんを頼っていました。

 

 Sさんの机の前にはよく使う電話の短縮番号一覧が貼ってあって、私もそれをよく見せてもらっていました。 

 

 「このリスト、便利だけど、Yセンターの番号がないから、あいているところに付箋で貼ってもいいですか」ときいたら、

 「いいですよ」

 

 それから、そのリストをさらに便利に使っていたのですが、席替えすることになって、

 

 「便利なリストとお別れだなぁ」というと、

 「もうコピーして新しいリストを自分用に作りましたから、それはそのまま置いていきますよ」 と、置いていってくれたのでした。

 

 優しいじゃん!!

 

 きょうはサイドデスクの引き出しの下の段が開かなくなって、なにかひっかかってるみたいだったから上の引き出しをすぽっと引き抜いて、下の段の整理をして。下の段はスムーズに開け閉めできるようになったのに、どうしても上の引き出しがうまくはまらない。

 

 持ち上げて、溝をすべらそうとするんだけど、重いし溝はひっこんだりでっぱったりして、うう、てごわい。 こういうときは頼りになる先輩Yさんに相談するのですが、きょうはお休み。

 

 しばらく私の椅子の横に、引き出しを放置していたんだけど、やっぱり恥ずかしいなぁと思っていたら、Sさんと目が合いました。 

 

 「Sさん、ちょっと手をかしてもらえないでしょうか」

 「なんですか」

 「引き出しをぬいたらはまらなくなっちゃって」

 

 Sさんはくるりとまわって私の席のところまできてくれて、さっと持ち上げて1回で溝にはめてくれたのでした。

 

 たすかるー。 まるで息子のようにSさんを使う私。

 

 しかも、16時ごろにはミルクキャンディをもらいました。 私があげるべきなんだけどな。 労わられる母親。

 

 きょうは帰りに森永のあずきキャラメルを買いました。 あしたはみんなにわけてあげよう。

 

 

 

 

 

 

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