先日イタリアから、パパのブラジルでの古くからの友達である日本人一世のKさんの奥さん(二世)と長女(三世)が日本にやってきた。長女はイタリア人と結婚。次女もなぜか同じくイタリア人と結婚。三女はブラジル人と結婚したという。
私たちがサンパウロにいた頃、Kさんは日本食のレストランを経営していたので、家族してたまに食事にいったものだ。
二人の娘がイタリア人と結婚した事。そのイタリア人が自分の故郷ミラノで日本食レストランを開けるとの事で、数年前に、あっさりとブラジルの店の権利をを従業員に引渡し、イタリアへ渡ってしまった。娘婿に日本料理を指導し、店を軌道にのせる為のようだったが、その他にもきっと理由があったに違いない。
今回は、長女の子供も一緒に来日。
子供が生まれ、当分の間、長女が店に出るのはムリなので、家にいて出来る仕事を考えたという。あちらではネールアートが大流行。だがまだまだ手先の器用な日本人には及ばないらしい。この技術を覚えようと、渋谷にあるスクールで2週間の講習を受けるべく母親と子供を伴ってやって来たのだ。
母親、といってもKさんの奥さんだ。長年お店の片腕としてバリバリ頑張っていたし、片時もジッとしていられない性格の方。今回の来日でも、娘が講習を受けている間、幼児を連れてカッパ橋商店街まで、向こうのお店で使うあれこれを探すのに奔走。大変そうなのでパパが仕事の休みの日に一緒に付き合ったのだが、逆に夕食をご馳走になったという。そういう方なのだ。
イタリア土産に上の写真のような簡単パスタ数袋とチーズの塊、生ハム、クノール製のリゾット?の数々を頂いた。パスタは沸騰したお湯で1分のものと、2分のものの2種類があり、茹で上がった熱々のパスタに、ざっくりと卸したチーズとオリーブ油を振りかけて頂くのだというので早速作ってみた。
私はそれにズッキーニ炒めとオイルサーディンを加えたけれど、簡単で美味しくて言うことなし。ほぼ365日(…でもないけど)ご飯作りをしている身にはこういうお土産はもう最高!
Kさん、みなさんありがとう
で、お料理した写真ですが、一度はupしてみたものの、全く美味しそうに写らなかったのでカットしちゃいました。もぅ、どうしてこうなるのかしら、私の作った物って‥もぅ~!おいしいのにィ…。
Kさんのことですが、その昔、親に連れられてブラジルに渡って早々に事件に遭遇し、両親と妹が殺されてしまったのです。子供だった彼と姉と弟は、たまたま映画を見に行ってたので助かったそうなのです。パパからこの事を聞かされたときは信じられませんでしたが、しがみつく物を持たないこころいきの苦労人のKさんだから、世界中どこへでも身軽に行けるのでしょうか。
これだけは、「学習」して身につくものではないですね!
「逞しく生きる友人」が世界の地で頑張られること、応援したいですね~
biancaさんのお料理見たかったわ
・・・って私、簡単なのしか作らないから???でした。
たくましいKさん つらい過去があったからこそ強く生きていらっしゃるんですね
心に残るお話です。
みたい!みたい!!biancaさんのお料理
治安の悪いブラジルのことは聞いています。
よくぞ技術を身につけられて頑張ってこられました。
応援しま~す!
biancaさんのイタリア料理おいしそう・・・(想像ですが)
パスタ1分、2分というのが魅力!
何なんでしょうね???
ゴメンbiancaさんにコメントしても仕方がないけど・・
異国では逞しくならざるを得ませんね。
言葉は二の次ではないでしょうか。
ネールアートの学校に通った三世の娘さんも、
日本語が殆ど出来ないのに何とかやり遂げちゃうのですからね。
このご家族の今後が楽しみです!
poppyさん
外国と言っても、どこでも住めば都になる気がするのですが・・・。
そして、その地で守らなきゃならない家族が居る場合はなおの事、「ここが家だ」となっていくのでしょうね。
お料理見たい?・・・こっ、今度、ね。
nettonさん
逆境を乗り越えた人は強いですね。そして優しい
彼は元々建築設計をやっていたけど、なぜだか転職したのです。
こんな簡単なパスタなのに手をかけたように美味しいなんて、いいでしょう?
一皿で済ませたい!と思い、野菜やサーディンを加えたものですから、ごちゃついちゃって・・
写真は今度(と化け物?)ね。
カメリアさん
Kさんはイタリアに行きましたが、ブラジルと行ったり来たりの生活になるようです。太っ腹な所が高知人のようだわ、と、カメリアさんブログを読んで思いましたよ。
トリュフ入りのパスタ、1分茹でるだけなんて、嬉しいですよね。
お料理上手で盛り付け上手な
どこにいても、苦境にも負けず、思い切りが良く、
だから生きていけるのでしょうね。
世界に羽ばたく人のパワーを感じます。
英語、日本語、イタリア語・・・バイリンガルですね。
やはりほとんどの日本人が世界に羽ばたけないのは、
もう、世界の公用語と言っていい英語が話せないから
なのでしょうね。
すばらしい友人をお持ちですね。
当のご本人は苦境だった時の話しをしませんし、
パパも、彼に突っ込んだ事を聞かないんですよ。
私なんか、なぜ?どうして?それでどうなったの?と
質問攻めしたい所、そんな事知ってどうするんだ、彼がいやな事を思い出すだけじゃないか。と言われました。男の人って、そっとして置く思いやりがあるのかしら。前を見て生きているんだ~、と思いましたね。(パパでなく、Kさんが、です!)
言葉って、行動がまずあって、その後に付いていくような気がします。