ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

東京ジャズフェスティバル’09へ

2009-09-13 | music

(ありゃ~、すでに一週間も前のことになってしまったよ~・・・ )


当日は夕刻までお日さまの燦燦と当たる代々木公園にいたので、“東京ジャズフェスティバル2009”の会場へ着いたときは正直言って、ジャズを聴く気分でなく、家に帰ってのびのびしたかった。そのときの体調は、海で日焼けしたあとの疲労感に似ていたから。

入口を入ってチケットを渡したあとで、「カメラ・デジカメ類は持っていませんか?」と聞かれたので「持っています。」と言うと、会場内へのカメラの持ち込みは禁止となっていますので、こちらでお預かりします。」と言われた。こんなこと初めて!!持っていない、と言えばよかった!大きなプラスチックの入れ物に入れられ、引き換え券を渡されたけど、私物をこんな風に強制的に預けさせるなら、パンフレット等に書くべきだと思う。ケータイカメラについては言われなかったのでメチャクチャだ。
私が入口のそばで、今夜のプログラムが書かれたボード
を撮っていたのを見ていたのかしら、と思ってしまった。入場する全員には訊いていないようだもの。
(会場内で堂々とケータイカメラを使用しているおばさんを見つけたけど、誰にも何も言われてなかった!)

ホールAの中のエスカレーターを上へ上へと上り、着いた座席から見下ろす舞台は遥か彼方で、ちょっと惨めな気持ち。音楽は聴ければいいんだから、これでいいんだ、とすぐに気を取り直す。
演奏が始まると、ステージの両側のスクリーンに プレイヤーの様子が大写しで流されたので助かった。


    ♪・・・・・・・・公演スケジュールは上記の通り・・・・・・・・♪

トップバッターは、女性ピアニストの大西順子のトリオ。名前は知っていたけど初めて聴く彼女のオリジナルナンバーの数々は、疲れ気味の私を叩き起こすような勢いだった。素晴らしいテクニックとパワフルな演奏スタイルに圧倒されっぱなし。

二番目はマッコイ・タイナートリオ。ジョン・スコフィールドが特別ゲストとして共に演奏。マッコイ・タイナーは今は亡き名ジャズメンたちと常に一緒にプレーしていた名ピアニストだけあり、余裕を感じる優しい演奏は、ホッとして聴いていられた。年より老けて見えたし、ふらついたような歩き方に、アル中・・?とか思ってしまったが、地味なイメージだった。前出の女性ピアニストがかなり自己表現をするスタイルだったので特にそんな風に感じたけど、私の耳には心地よかった。数十年前、この人がジョン・コルトレーンと共に演奏活動をしていたのか、と考えると何か不思議。

一回目の後もそうだったが、二回目の演奏後も、15分ほどの休憩があったのでコーヒーを飲もう、と2階ホールまで降りて行ったが、何と、ソフトクリームが販売されていた。行列が出来ていたけど休憩時間内に間に合うかも、と私もつい並んでしまった。時間を気にしながらやっとの思いでゲットしたソフトクリーム。美味しかったなぁ。疲れが取れてきた上、元気が出てきた。15分はあっという間だったが、上の階までエスカレーターが使えないようになっていたので仕方なく階段を急ぎ足で上る。

椅子に着くや、三回目。アルトサックスのルー・ドナルドソンの番だ。このオジイサン、80代なのに年齢を感じさせない鷹揚さがある。サッチモばりの声で、「What a Wonderful World」や「ウィスキー・ドリンキング・ウーマン」など歌まで披露し、大喝采を浴びたが、とてもリラックスしてステージを楽しんでいる風なので、こっちまで楽しくなる。オルガン奏者、敦賀明子さんがのびのびと実に楽しそうにスイングしていたのが印象的だった。

そして最後はブルーノートレコード創立70周年記念スーパージャム!
マンハッタン・ジャズ・クインテットやチャイナ・モーゼス、日本人の若手グループ「クオシモード」を加えた、当日の出演者全員によるスーパーセッションでのブルーノートの名曲の演奏にはほんとに驚かされた!もっともっと聴いていたかったけど終了したのは23時近く!ジャズフェス最後の夜を飾るに相応しい一夜だった。

    ★ 東京ジャズフェスティバル2009の模様がNHK衛星などで放映予定!
     日時は上HP内で見れます。

 


最新の画像もっと見る