ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

アフロ・キューバン・オールスターズ

2011-01-18 | music

アフロ・キューバン・オールスターズのニューイヤーライブ最終日に行って来ました。 会場は天王洲銀河劇場。以前、倉本聰氏率いる富良野塾の「昨日、悲別で」という劇を見に行ったころはアートスフィアという劇場名でしたが、2006年4月にホリプロが運営するようになって改名したとのこと。あれから何年も過ぎましたが、天王洲アイルはりんかい線またはモノレールを利用するしかないのでちょっと行きにくい場所、って印象ですし、新木場からたった4駅目なのに320円と運賃が割高。我が街からだと160円+320円=480円です。東京駅までが(または最長、上野or浜松町までも)290円なのに、と、つい細かいことにこだわりたくなるんです。だからあそこは何年たっても遠いイメージのままなのかも。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に参加していたファン・デ・マルコス率いるオールスターズの来日公演は約10年ぶりだそうです。オールスターズですからメンバーも演奏の都度、入れ替わったりしているようですが、10年前に聴きに行けたらブエナ・ビスタのメンバーにもっと多く会えたかもな~と思いました。でも映画を見た後、あの時代の、心にキュンと伝わってくる、陽気さプラス哀愁を感じさせるキューバ音楽に夢中になったのが去年だから仕方ないです。この日も、きっと当日券でいけるだろう、と思っていた5のですが、2,3枚しか残っていなかったので冷や汗ものでした。遅く着いたら売り切れで見れなかったかも、です。私は二階一列目の端っこの席でしたが、同列中央20席近くが空席だったのはいったいどういうこと?それでも会場はほぼ埋まっていました。

10年前と今回のメンバーの違いとかは全然判りませんが、ラテンの熱気が会場に溢れ、各フロアーの隅っこや後方では曲に併せてサルサを踊る観客もチラホラ。とてもダンサブルな曲が多かったのでそれも頷けます。14人のツアーメンバーのうち三人が女性でしたが、一人はファン・デ・マルコスの奥さん、、二人は彼の娘さんのようでした。つまり4人が家族だったのです。
どの演奏者も素晴らしかったし、二人のヴォーカルもよかった。その一人、相撲取りのような体格のホセ・ビル・ピネーラは、巨体で重そう・・・と思ったけどちゃんとリズミカルに体を動かしながら(プロだからあたり前ですね。)とてもいい声出していましたね。上手くて聴き惚れました!
来日メンバーについてはこちらに詳しく書かれていますし、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ誕生の秘密も同じくここで初めて知りました。いやはや調べるつもりじゃなくてもネットを通して色々なことがあっという間にわかっちゃうものですね。このツアーメンバーの曲も一曲くらいリンクづけしておこうかな、とYou Tubeで探したのですが、多くてどれが今回メンバーのものかわからず終い。ファン・デ・マルコス曰く、「ACASは毎回メンバーが変化するけど、これは“オルケスタ”ではなく“プロジェクト”と言えるね。」ということです。

しかし~、探している途中、これはなんだ!!な感じの、すばらしい演奏を偶然見つけてしまい、一人ノックアウトされながら聴き惚れていました。こんなことしているからいつまでも投稿できない、と知りながら。

この曲です。是非是非。お勧めです。

↑メンバーは全然ちがうっぽいけど、あの独特な帽子を被ったファン・デ・マルコスがいるのでたぶんオールスターズじゃないかと思いますが・・・。コメントには、「あのバイオリニストはだれか?」とか、ピアニスト(David Alfaro )のことなど書かれていましたが、私も同じく知りたい、って思っていたことでした。CDで聴くより演奏場面を見ながら聴く醍醐味ががぜん伝わってくる動画です!

今回のコンサートは、確実に楽しめた筈なのに、帰宅したとたん、聴いたばかりの音楽がまるで随分前のことのように薄れてきたのには自分ながらびっくりでした。もしかしたらダンサブルな曲が耳から耳へと流れてしまったのかな。だって最後は観客が舞台に上がったりして踊ったりするんですよ。それもこのコンサートの企画の一つだったようですからそれがお目当ての客も当然多く来ていたのかもしれません。サルサのステップをつい踏みたくなったし、実際、見よう見まねでシートに坐りながらステップを踏んでいましたけどね。キューバンジャズはサルサと切り離せないもんです。
一つ気になったのが日本人のスペシャルゲスト。
「Fried Pride」は上手いんだけど、ゲストにする意味がわかりません。日本人とキューバ人のハーフ、シェイラだってどうでもいい質問を時間をかけてファン・デ・マルコスと奥さんに訊ねていましたが、「カット~!」と心の中で叫んでいました。オールスターズだけで最後までいって欲しかったな。

帰りはモノレールで浜松町に出て、JRで有楽町まで行きました。デパートでの美術展の、これも最終日だったのです。

 ★毎回賞味期限切れの、困ったブログですが、次回もそうで~す。