ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

今年のGW その3

2007-05-13 | visit/drive

GWGWGWGWGW   GW at 丸の内・銀座  GWGWGWGWGW

前にも書きましたように、5月に入ってからは、わがマンションの
大規模修繕工事が始まる直前だったので、猫の額のようなベランダ
といえども、全ての撤去作業(大袈裟!)に時間がとられました。
あと2日でGWも終わる、という頃、や~っと丸の内まで姉と遊びに行って来ました。
去年のモーツアルト生誕250年記念の時の「ラ・フォル・ジュルネ・ォ・ジャポン」
2006は残念ながら行けませんでしたが、今年も同じような企画を 
東京国際フォーラムと丸の内周辺で開催、と、聞いていたので、
是非行って見たかったのです。
LA FOLLE JOURNEE au JAPON 2007

上のカフェーのガラス面にも描かれている、この音楽祭のイメージイラストは
チェコの国民的イラストレーター、
イジー・ボトルバ氏の作品。とってもおシャレ~!
音楽祭の期間中、フォーラム周辺では約400のものコンサートに、
国内外合わせて1700人以上の音楽家が参加、というし、約100の
無料コンサートの他、有料公演だって一回が45分間で料金は1500円から、と
手頃だし、気に入ったコンサートの「はしご」もできる仕組みになっています。
が、5日では有料の方
は遅すぎでした。ちょっといいな、と思った演奏会は
満員御礼。殆ど完売状態。前もって調べて券を購入するべきでした。
そんな訳で、行き当りバッタリに 無料コンサートを少しだけ聞きました。
丸ビルではちょうど《丸の内合唱団》のコーラスが始まる所でしたが、すご~い人!
見えない~!エスカレーターで上の階に行ってやっと全体が見通せました。
日本の童謡から、「千の風になって」まで、とても美しいハーモニーを聴かせてくれました。

 

35階ロビーでは中井恒仁&武田美和子のピアノデュオが始まる所でした。
本当は新丸ビルでの公演だったのが、新丸ビルが先月末にオープンしたばかりのビル故か、
人が殺到して大混乱を来たした為、急遽、この場所での開催となったのです。
でも35階までエレベーターで上ったら、右へ曲れだの、そこに立ってはいけないだの、
警備のお兄ちゃんが煩い。言われた通りの場所では何にも見えないので36階へ。
エスカレーターに乗りながらやっと演奏者の姿を遠くに見る事ができました。
36階に着いても、見える場所に行けば「
危険だから・・」と制止されるしで、、、
あ~ぁ・・・軽快なピアノの音だけが聞こえてくるのでした~♪

 

お次は先月オープンしたばかりの新丸ビルをちょっとだけ覗きたくて行ってみました。
ここは少し前まで入場規制をしていたようで、赤いロープが
エスカレーター乗り場の前後に張り巡らされ、大勢の臨時係員が声を張り上げて
「立ち止まらないで前に進んで下さい!」とか言っているのでもううんざり。
人が多すぎて疲れるばかりなので、早々に引き返し、こんどは丸の内中通りへ。
この通りではフラワーギャラリーを開催中。どこかで休憩してお茶でも、と思っても、
何処も空席待ちの人が並んでいるので、マイプラザまで来てしまいました。
マイプラザでも明治生命館の前で、サタデーコンサートが開催される所でした。
これでミニコンサートを3ヶ所で聴くことが出来た、ってことになります。


 
 

東京国際フォーラムの近くで姉と別れましたが、フォーラム広場には
テーブル、イスが沢山並び、全て人で占領されており、
周りには食べ物の出店がすらりと並んでいました。普通の出店より断然おいしそう!
ミニコンサートも、もう少しで開催されるようでしたが、銀座で見たいものがあったのでパス。


銀座のデパートで「星の王子様展」が6日まで開催だったので、5日のこの日に行かねば、
と、ちょっとお疲れモードのbiancaウォークで歩いてた時、シャネルビルの角に来て、ふっと
思いだしてしまったのは、シャネル・ネクサス・ホールで開催中のエリオット・アーウィット回顧展。
彼は1928年にパリで亡命ロシア人の両親から生まれ、イタリアで子供時代を過し10才で
フランスに戻るも、翌年、アメリカへ渡っています。なので、米国の写真家なんです。



戦争報道で知られるロバート・キャパらが47年に創設した写真家集団マグナム・フォトに
「キャパ本人から推薦を受け」参加した 
と、4月中ごろかの新聞記事でこの回顧展を知り、
モノクロ写真がどれほど魅力あるかはキャパの写真展も見ていて十分に知っているので
見に行こうと思っていたので思い出せてラッキーでした。今回の彼の写真は、半世紀以上に
わたる作品の中から自選したベストショットばかり、と言うだけあり、見ていてとても楽しいし、
懐かしい気持ちになりましたね。ゲバラやジャクリーン・ケネディー、そしてマリリンの写真は、
どうしても目に焼き付いてしまいます。上のリンク先で彼の写真を沢山見ることが出来ます。
私がとやかく書くよりずっと良いに決まっていますよね。

初めて入った銀座シャネル。私に全く関係ないブランドだわ、って思っていましたが、
ブティックの中を見回し、やはりその通りだったぁ、と悔しいけど納得せざるを得ませんでした。

さて、「星の王子さま展」にやっと行きつき、それほど混み合っていなかったので、じっくりと
見たり読んだり出来るはずでした。作者のサン=テグジュペリは誰もがご存知、フランス生まれの
作家兼郵便飛行士。彼の書いた手紙や写真、デッサンなど約200点が展示されていた
のですが、見ている途中で、出がけに使ったアイロンをoffにしたかどうか、急に気になり、
心配がどんどん膨らんできて、見ているどころではなくなって来てしまいました。
家に電話しても誰も出ない。娘と息子は旅行中。パパのケータイにやっと繋がり、事情を言い、
すぐに家に戻るよう頼みましたが彼は幕張メッセにいたのです。メッセからのが銀座からより
近いから、と思ったのですが、やはり気になり、私もすぐに家に向かう事にしました。
着くまで心配は続きましたよ、もう、全くぅ~! この件は、結局アイロンのコードはちゃんと
抜いてあり、無駄な心配をしてしまったってことでしたが、今後こんなことが増えていったら
どうしよう!!あぁ、残念な事をしてしまいました。
                             


「星の王子さま」ですが、この本はサンーテグジュペリより22才年上の親友であるフランスの
文学者でありユダヤ人のレオン・ウェルトに捧げたものなのですね。何故そうしたかの理由は、

        「どうしても慰めたい、第一の親友だから」だったのです。

ナチスに捕まる危険性がありながらもフランスに残り、“寂しい思いをしている親友をすべての
苦しんでいる人の代表として励ます意味で書かれたものである。
と。

心のやさしい、子供の心を持ったサン=テグジュペリ。22才も年上の人を第一の親友と
言い切る彼って素敵だなぁ。
アイロンのことを心配しだす前に読んだ、パネルに書かれたこんな言葉が印象に残りました。

   微笑みとは、しばしば、本質的なものだ。人は微笑みによって償われる。
   微笑みによって報いられる。微笑みによって生気づけられる。そして、また、
   微笑みの持つ質が人に命を捨てさせることもできるのだ。
                                「ある人質への手紙」より