ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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   人生は ・・・ダバダバダ・・・

青いバラ~花展

2007-05-03 | flower/green

毎回の如く、すでに先週のことになりましたが、「幻のバラ」を見に、上野の国立科学博物館で開催中の創立130周年特別展「FLOWER」 に行って来ました。
本当は今回のブログ内容をゴールデンウィーク特集にしたかったのですが順番としてはこちらが先でしたので、又、どうでもいいことにこだわっちゃったんですよ~。

しかし連休明けから、よりによって我がマンションで始まっている大規模修繕工事の順番が、ちょうどわが棟の番になるので、ベランダと廊下側に置いてある全てのものを撤去しなくてはならなくなったのです。ってことは、連休中にってことですか?
もうちょっと粋な計らいをしてくれたってよかったのにねぇ・・・GWなんですもの。
立派な鉢物などは持ち合わせておりませんが、長年に亘りお花を咲かせてくれたおなじみの植木鉢の 整理や移動の作業をしなきゃならなくなりました。爪のなかを土色にして廃棄する土をまとめたり、臨時の植木鉢置き場に何往復もして運んだり、粗大ごみと燃えないごみ、燃えるごみに仕分けしたり、忙しかったけどまだ終わっていません。文句をいいつつも、ベランダを整理するいいチャンスだと思って有難く受け入れなくちゃ、ね。
GWといっても1日、2日は仕事日だったし、残り4日かぁ、と思うと やりたい事とやらなきゃならない事であっという間に終わってしまいそう。焦るゥ~遊ぶ時間が減っちゃうよ~!

さて、花展に戻ります。エッヘン。会場に入った所で仄かにジャスミンの香りが漂ってきました。
科博で行われる「花展」とはどんなものかしら、と、幻のバラ同様、興味がありましたが、最初からいい感じです。でも、あれっ、写真展なの、これって?

  君に捧げよう、この花を!             
       ママァ、黄色いお花キレイでしょ! 

写真撮影は、禁止の場所以外はOKでした。ご安心を!(当り前かぁ・・)
第一章は《花の誕生とその進化》 zone1からzone6まで、パネルや写真、生の植物や花を使いこれぞ「科博」というまとめかた・・・生物のお勉強ですよ。5つの主要な色の花色を生の花で展示してたり、フジやクチナシ、カスミソウ(臭い)などの香りの体験は興味深く、世界のふしぎな花zoneでは世界一大きな花「フラレシア」をはじめ、世界一高い・・・世界一大きい・・・など、珍しい品種を実物や標本、模型などで見れました。

       
                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
             
     
    ↑世界のふしぎな花ゾーン
世界の花々ゾーンでは「ヒマラヤの青いケシ」もありましたが、早く幻の青いバラを見たくて進んでいくと、やっとそれらしきものの収まっているガラスのケースを見つけました。

そうなんです、ケース入りのそれだけ! 
な~んだ!これだけかぁ。でもその色は確かにシックで魅惑的でした。これは、第2章《花と人とのかかわり》のzone7のところにありました。

青いバラはサントリーとオーストラリアのバイオ企業との共同開発によって生まれたのです。
バイオテクノロジーの力ってすごいんですね~。そしてサントリーという会社はウィスキーなど食品関係から、芸術、音楽ほか、あらゆることを手掛ける総合商社のような大組織だったのですね。
青いバラはまだ実験中の段階だそうで、年内に、もしかしたら市場販売となるかもしれませんよ。
青、というよりパープル系だと思うのですが・・・「更に空色のような青に近づけるのが今後の課題」だそうです。空色のバラねぇ・・・ピンとこないんですが、造化色でなけりゃぁいいですけど。

              

青色花発現の機構・金属錯体発色説の実証者である林孝三の描く植物スケッチやや、その提唱者、柴田桂太の英文実験ノートなども展示されていました。専門的なことは何も分らないけど、スケッチの上手さや英文の字の上手さが並大抵ではないことに驚くと共に、彼らに敬意を表したい気持ちになりました。ひとつの研究に一人生を捧げる人がいるからこそ色々なことが解明していく・・ということに、たとえ「バイオ」に抵抗があろうとも・・頭が下がる思いです。

今回、花の香りを咲いたままの状態で採取する、ヘッドスペースガス法によるバラの香りを楽しめました。従来の溶媒抽出法の欠点を補い、花が傷つかずより自然な香りの再現をめざした方法です。
                                              
         
花をガラスケースで覆い、ケースの一方から風を送り込み、逆側に送り出された
          香りを吸着剤で採取する仕組み。これで生きたままの自然な香りを再現できる。 
        
 この方法で、従来は見逃していた花特有の成分をとらえることもある。同社は、
    フェビアンカ  という白いバラの品種の香りに、肌の黒ずみの原因となるメラニン
          色素の生成を妨げる成分が含まれているのを見つけた。リラックス効果も期待
    できるという。
    
花展では、バラを摘んで抽出した香り、ヘッドスペースガス法によるバラの香り、
    フェビアンカ  の香りの3種類を体験できる。このほかマダガスカルに自生する
    バオバブの花の香りなども楽しめる。 (webより)

「ビアンカ」の連発に目が奪われ、つい気になってコピペしましたが、白バラの香りを嗅ぎ続け
たら私、色白になるかしら?今後、買うなら“Rosa bianca” (白いバラ)に限るわ~!


こんなつくりもののワンシーンも、ちょっとイギリスの田舎風でいい感じでしょう。
この一ヶ所だけでしたけど!

      

《花おりおり》では縄文時代から源氏物語の世界、江戸時代にわたっての日本人と花とのかかわりが紹介されていましたが、源氏の世界のお人形の展示が余りによく出来ていたのでケータイにパチパチと収めてしまいました。

 
 

私が訪れた日の展示スケジュールが、
いけばなは小原流、フラワーアレンジメントはマミフラワーデザインスクールとなっていて、
それぞれ1・2点が、最終ゾーンに展示されてました。もっと沢山見れたらよかったのに・・・
ちょっと物足りない感じがしましたね、全体的に。

    

                  

これで終わりではなく、第2会場ではカール・フォン・リンネの業績の紹介と資料、それに、スエーデン人の写真家、ヘレン・シュミッツによる写真展「リンネと自然の体系への夢」が同時開催されていました。
          リンネは1735年に出版された「自然の体系」の中で、
          性体系という新しい方法を使い植物を分類した。

異なった網(もう:分類単位)を持つ花24種の写真には花の名前と、「リンネのそれぞれの網についてのコメント」が書かれていました。そのコメントをボンヤリと読んでいてビックリしました。
「ひとつの家に一人の女性と25人の男性が同居している」、とか、「ひとつの家の中で、男性と女性が別々の部屋で生活している」、などなど、まるで人間のことのように書かれていたのですもの。
(うろ覚えのコメントの内容ですが、おおかたこんな風でした。)

     
                                     (写真3点は小冊子よりコピー)

また長すぎました。もう反省ばかりでいやになっちゃいます。適当に見てやってください。
もうちょっとで終りますから。
最後の出口の所がミュージアムショップになっていて、青色カーネーションを即売していました。
一本400円!これもサントリーが、青いバラ同様に作り出した「ムーンダスト」という品種です。
今年の母の日はムーンダストの濃淡とカスミ草の花束にでもしようかしら?
それとも、やっぱり母の日は赤いカーネーションかしら?

理科の授業のような?会場をあとにして、もう少しでダ・ビンチの「受胎告知」を見る所でしたが、夕刻だし、駆け足で絵画を見るのはイヤなのでやめて、上野東照宮ぼたん苑に初めて行きました。ぼたんの見ごろが5月の上旬まで、とのことで、今しかなかったのです。 写真は電池切れになり、メディアのないケータイカメラで撮ったのを後でメールに添付してPCに送りました。よくやるね~biancaは~! 
ブログ小技集の何かを使って(出来るか出来ないかは知りませんが)ぼたんの写真をアップしたかったのですが、とりあえず一枚、バラやカーネーションと同系色のを選んでみました。
花・はな・ハナにまみれた花やかでちょっぴり理系の?一日でした。