日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

アニメ新番組コメント(月曜深夜~水曜日)

2006-04-05 21:20:51 | アニメ
 では早速前回の続き。

涼宮ハルヒの憂鬱
 原作未読。第1話ほとんどを使って劇中劇をやらかすとは驚くやら呆れるやら。でも劇中劇は相当な労力を必要とするので、それを臆面も無くやった意欲は素直に褒めたい。

 このはっちゃけぶりを次回からの本編に生かせるか。

 録り切りは決定。視聴優先度は来週しだい。

アニマル横町
 新番組ではないが、新規OPについてのみ。

 映像が萌えメインにシフトした。歌のほうは女児向けらしいのだが。

 本編が微妙に方向転換したように映ったのは私だけだろうか。

銀魂
 えーと、この手の下品なギャグ漫画はちょっと苦手なんよ。原作も読んでないし。すでに切り捨てている「BLEACH」とのあわせ技らしいので遠慮なく切れます。

スパイダーライダース
 「シリーズ構成:黒田洋介」は「牙」と同じく期待と不安相半ば。

 説明台詞の多用、センスの古さはいかんともしがたい。ここから化ける可能性は0ではないが限り無く低い。

 録り切りは決定。視聴優先度は多分低い。

新番組コメント第1弾(土曜日~月曜夕方編)

2006-04-03 20:26:19 | アニメ
 ではさっそっく新番組にコメントをしていきます。

「ふしぎ星の☆ふたご姫gyu!」

 終わってしまった話を無理やり続けた雰囲気がありあり。前シリーズも視聴優先度は低かったので切り捨ての第1候補。(「それ行け!徹之進」は切り捨てました)

 EDの「学園天国」は悪く無いけど、CMみたいに実写で攻める様なインパクトが必要だと思う。

「牙」

 異能力バトル系第1弾。「シリーズ構成:井上敏樹」は不安と期待相半ば。(早速来週の仮面ライダーカブトで脚本をやるそうだし)

 
主人公達が元いた陰鬱でダークな世界に関しての説明が不足気味。それで異世界に行っちまうもんだから、1話の段階では対比がうまくいっているとは言えない。その辺がうまくクリアできれば化けそうな気配はある。

 4話まで見て判断を下す。現在のところ録り切り予定。

「デジモンセイバーズ」

 異能力バトル系第2弾。こっちは基本ラインが子供向けで、設定周りの話が台詞のみで済んでしまうほど簡単にできている。

 だれそうな気配も化けそうな気配もない。リアルタイム視聴でいい感じ。あ、あとヒロインの声下手すぎ。許容範囲超えてるって。

妖逆門(ばけぎゃもん)

 異能力バトル系第3弾。雰囲気としては「陰陽大戦記」なんだが、それ故に判断が難しい。化ける可能性もだれる可能性もある。録り切り前提の留保。

 EDはなかなかうけた。

新番組コメントの前に

2006-04-02 16:26:52 | アニメ
 今週の視聴予定を入れてみました。カッコ内は継続番組については現在の状況。新番組については予定となります。番組名の後ろに矢印があるものは来週より番組が変わるものです。

日曜日
魔弾戦記リュウケンドー(録り切り)
轟轟戦隊ボウケンジャー(リアルタイム視聴)
仮面ライダーカブト(リアルタイム視聴)
牙-KIBA-(録り切り)
デジモンセイバーズ(リアルタイム視聴)

月曜日

妖逆門(ばけぎゃもん)(録り切り)
涼宮ハルヒの憂鬱(録り切り)

火曜日

アニマル横町(録り切り)
銀魂-ぎんたま-(録り切り)
かしまし~ガール・ミーツ・ガール~(録り切り)→.hack//ROOTS(録り切り)

水曜日
スパイダーライダース(録り切り)

木曜日
ゼーガペイン(録画保存)

金曜日
きらりんレボリューション(録り切り)
スクールランブル2学期(録画保存)

土曜日 
超星艦隊セイザーX(録り切り)
ふしぎ星の☆ふたご姫gyu!(録り切り)
ウルトラマンメビウス(録画保存)
BLOOD+(録り切り)






交響詩篇エウレカセブン総括

2006-04-02 12:04:41 | アニメ
 結末はアクエリオンとかぶったんじゃないか?確かに大団円と言えるし、最終回だけを切り取れば「ゾイドジェネシス」を上回っているのは確かなんだが・・・

 では、総括。

 同じbones製作の「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」が2クールでありながらもパワフルなキャラクター描写でストーリーを引っ張っていった事から4クールの「エウレカセブン」にはより強いキャラクター描写を期待していた。だが、パワフルさが失われ、上滑りしたかっこよさだけが目立ったキャラクターにはほとんど出番を与えられる事無く、最後の最後まで「誰、こいつ」というキャラクターがほとんどだった。(その「誰、こいつ」のうち一人の正体を最終回でいきなり明かされても・・・)

 メインの脇役にもちゃんと時間を費やし、「誰、こいつ」という人物をほとんど作らなかった「絢爛舞踏祭」や「ゾイドジェネシス」に比べると雲泥の差と言える。(「ゾイドジェネシス」は作画面で「誰、こいつ」が頻発したが)

 上滑りしたかっこよさは世界観全体に及び「絵的にはかっこいいけど、理屈付けられていない戦闘シーン」が頻発したのも評判を落としてしまった一因と言えよう。

 結局「地味でも、丁寧」な「ゾイドジェネシス」が「派手だが、杜撰」な「エウレカセブン」を逆転することとなった。

 「エウレカセブン」と「ゾイドジェネシス」は反動主義型リアルロボットアニメというジャンル分けに集約されようが、私が言うところの「冬の時代」の要素が両者を決定的に分けた。

 過去を必要以上に引きずらず今を見据えた「ゾイドジェネシス」は反動主義型リアルロボットアニメの一つの理想形となり、ネタとしての復古主義を断ち切れなかった「エウレカセブン」はそうなれなかった過渡期の作品となってしまった。



アニメ総括

2006-04-01 11:09:39 | アニメ
 春の番組改編期、今回も見ていた番組の総括と新番組にコメントを入れていきます。まずは終わった番組の総括から。

「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」

 最後の最後までどこへ向かうか不明瞭なまま迷走してしまった。あっちこっちに手を広げすぎた挙句、さまざまな要素を生かしきれないまま終わってしまった。それは基本設定やキャラクターにも言える。

 もしかしたら本作はもっと長いスパンで考えられていたのかもしれない。だが、本作の設定は「ポケットモンスター」のような汎用性のあるものではないことは明らか。そうであるなら1年というスパンで何を見せたかったのかを明確にすべきだったのではないか。

「よみがえる空」

 小松救難隊を扱った「rescue wings」は漫画や小説というメディアで展開されているが、この「よみがえる空」がもっともリアルかつ骨太に描かれた。

 不可思議な現象や主人公補正に頼る事無く、レスキュー物を真っ向から描ききったことに敬意を表したい。
 ぎりぎりの中できっちり萌え要素や恋愛要素も組み込み、質の高いドラマを描けたと思う。主人公の成長物語としてもある一区切りを付けられた。

 惜しむらくはやはり1クールという短さ。多少物足りない部分があったのも事実。続編を希望したい。この汎用性の高い設定ならば十分可能だろう。

次回からこの枠は「スクールランブル2学期」。監督が変わり、原作も迷走期に突入する中でどう描くのか。