日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

アニメ新番組コメント(木曜日「ゼーガペイン」)

2006-04-07 13:41:58 | アニメ
 「原作:伊東岳彦」はまた期待と不安相半ば。でも5作あった昨期と異なり、今期は唯一のロボットアニメなので、録画保存候補として視聴したのだが・・・

 冒頭の戦闘シーンは「またこれかよ!」と思ってしまった。冒頭に戦闘シーンを入れるのは完全に陳腐化しているのに。(「よみがえる空」の冒頭が新鮮に映るほどに)しかも設定が分からないまま戦闘を見せられても、楽しみ方が分からん。さらには後半の戦闘を含めて悪い意味でのCG臭さが出てしまい、動きとキレが軽くなってしまっている。

 全体のシナリオは説明台詞の多用こそ無いが、説明しないと把握できない専門用語の羅列で伏線を張る「エヴァンゲリオン」の悪しき遺産を継承してしまっている。

 それに加えていかにも「狙ってますよ」的なシチュエーションが多発したのがちょっと鼻についた。確かに「陰陽大戦記」にしても「ゾイドジェネシス」にしても1話からそういう要素を組み込むことで萌え系への進化を図れた訳だが、ああも露骨にやられると逆に引いてしまう。「アクエリオン」並みの強烈なパンチ力が無いのでなおさら。

 世界設定の解説がうまくいき、ロボット戦闘の楽しみ方がつかめれば化ける可能性は高いが、現在の段階では録画保存を留保しなければならない。

 あと、幼馴染キャラ。許容範囲を超えるほどに棒読みってのはどうよ?