以前の脚本家列伝はこちら
「ゆるゆり」
第3話「うち来る!?・・・いくいくっ!」
第7話「くり済ませり」
第10話「修学旅行というが、私たちはいったい何を学び修めたのだろう」
以前脚本家列伝を書いたとき、この方だけは目立った仕事というのが見えなかった。だから他にどんな仕事をしていたのだろう、とググってみた。そしたら、
「ギャラクシーエンジェル」
「はじめの一歩」
「キャプテン翼」(2001年アニメ版。これには大笑いした)
「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」
「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」(注)
「爆転シュート ベイブレード」(注)
目に付いた感じであげただけでんな感じ(ここに書いていない作品もあります)にあちこちの作品でサブライター(時には1話だけのスポット脚本として)参加していたようです。
「みなみけ」「今日の5の2」以降も「屍鬼」のシリーズ構成、「S.A~スペシャル・エー」、「アキカン!」(シリーズ構成は子安秀明さん)、「C」、「ジュエルペットサンシャイン」への脚本参加など、さまざまなジャンルで活躍しています。
「ゆるゆり」では、
「一人暮らしはじめました」の3話
クリスマスとお正月の7話
2年生組の修学旅行を描いた10話とすでに引き出された魅力を活かした話を担当している。さまざまなジャンルの作品でサブライターとして活躍してきた杉原さんらしいと言えるのではなかろうか。
「今日の5の2」では「ウチアイ」「ホンヤ」「カミガタ」「コオリ」といったあるあるネタを良くやっていたけどこの京都殺人案内もその範疇に入ってくるのかな。
あとオタク向け、というよりおっさん向けの非常にマニアックなネタがたまに入り込むことがある。この前の「ジュエルペットサンシャイン」における「フラッシュダンス」パロ(注2)なんかはその典型例。カモの「小林」も渡り鳥=小林旭から名付けられたって噂もあるくらいだからね。「ゆるゆり」でも・・・
魔女っ子ミラクるん3電子の要塞ってスーパーマンかよ!(注3)
あとこれ、間違いなく太田監督のトラウマ・・・
注:こういった玩具販促型アニメへの脚本参加経験というのは「今日の5の2」的に非常に大きいと思う。
注2:あれは「フラッシュダンス」のパロディもさることながら、あの手のミュージカル映画の要素を30分アニメ(しかもジュエルペット)の枠に押し込んだ手腕がすばらしかった。「クローンウォーズ」の「7人の傭兵」に匹敵する出来栄えといっていいと思う。
注3:ここら辺はコンテ、演出、原画なども絡むので断定的には言えない。だが、脚本による指定の可能性は高いと思う。