e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2010年10月29日 14時28分24秒 | 

‘もしドラ’として有名な本。岩崎夏海著『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)を読む。思っていた以上に、簡単でスラスラ読めた。この本の存在自体はけっこう前から知っていたが、やっと予約していた図書館から届いたので読んだ。これなら人気が出るのもうなずける。

それにしても、長年にわたる名著だけあって、また経営学の父と呼ばれるだけあって、もうその内容は素晴らしい。こりゃスゴイわ!ってなる。ちょっとアニメの絵は引いちゃうけど・・・でも、それを補っても余りある素晴らしさ。

できればドラッカーの本も読んでみたいものだ。なんか「名言集」としてもいけそうな感じ。仕事で悩んでいる時ということもあってか、妙にうなずいて読んでしまった。いやぁ、素晴らしい!!

世界は分けてもわからない

2010年10月29日 14時10分18秒 | 
福岡伸一著『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)読み終える。とにかく、この人の本は面白い!!

生物の細胞を構成している成分のひとつであるタンパク質、そのタンパク質を構成するアミノ酸で一番頻度が高く使われるものはグルタミン酸である。その逆で最も使用頻度の少ないアミノ酸はトリプトファンである。

昔、グルタミンを食べると頭が良くなるといわれた。化学調味料グルタミン酸ソーダとして食するということだが。もちろんウソ。神経伝達物質のひとつにグルタミン酸があるため、これを大量にとると神経回路の伝達効率がよくなるはずだという作り話。グルタミン酸は食べると吸収され体の中をめぐるが、脳の中には直接入っていかない。グルタミン酸のようなありふれた物質が簡単に脳の中に入らないようバリアーが張ってあるためだ。グルタミン酸は必須アミノ酸なので必要であればどんな細胞でも簡単に作り出せる。もし仮に実験的に、脳内に直接グルタミン酸を注入するとどうなるか。神経回路の伝達効率が良くなるかというとそんなことはなく、むしろ重大な障害が発生し場合によっては脳細胞が死滅する。神経伝達物質として働いているグルタミン酸が過剰になると、神経における信号は振りきった状態になり脆弱な神経細胞はたちまち死滅し始める。

視力検査の時に使われる『C』のマークをランドルト環という。この環のポイントは「C」の大きさではなく、切れ目の幅である。つまり切れ目、離れた二点を識別する能力(分解能)を計っているのだ。

彼の本も抜き書きし始めたらキリがない。上の文章は簡単にまとめたものです。書き続けたら本当にキリがないので、この辺でやめます。

彼の本は本当にオススメです!!