うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート183

2013-02-08 08:22:32 | 日記

                     何もするにことかいて


              

 「二歳の娘を餓死さす」「知恵遅れを悲観」銀行次長「水も与えず十日」昭和50年5月10日の記事であります。
 妻が出産で入院中に2才になる知恵おくれの幼女を寝室のべビーベッドに10日間も閉じ込めて餓死させた父親が、東京・成城署に殺人の疑いで緊急逮捕されました。世田谷区の三井銀行本店のA(42)で「将来、親に万一ののことがあったとき、この子の面倒をだれが見てくれる。心を鬼にしてほうっておいた」と自供、泣き伏していました。まさに鬼の所業です。
 自供によると幼女は知恵おくれで、いまだに両親の区別がつかず、妻が出産のため入院したのを機会に、衰弱死させることを計画します。長女(小学6年)には寝室には絶対入らぬようにと言いつけて出勤、夜はベッドのわきで過ごしたと言います。
 腹を空かせた幼女は3、4日目には「チューチュー」と音をたてて指をしゃぶっていましたが、心をオニにしてほうっておきます。十日目幼女は息をひきとりました。頬はコケ、目が落ちくぼみ、あばら骨は浮き出、しゃぶりつづけた右手の親指は皮膚がはがれ、その悲惨な姿に捜査員も言葉を失ったといいます。
 Aは「どんなに責められてもいたしかたありません。ただ娘の冥福を祈るだけです」と泣き伏します。


うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート182

2013-02-07 06:16:47 | 日記

                   「楽にしてくれ」と頼まれ」

              

 「女高生が病父を殺す」香川県下で、鉄鋼下請業のAさん(49)が3月29日午後、高校2年のB子(17)に自宅居間でオノで頭を割られて殺されました。昭和50年のことです。Aさんは病弱でほとんど寝たきりでしてB子は「父親から楽にしてくれと頼まれとっさに殺した」と犯行を自供香川県警と綾南署は30日、B子を殺人の疑いで緊急逮捕しました。それにしてもオノとは悲惨すぎます。
 B子は高松市内で買い物をして帰宅したところ、胃潰瘍で3畳の間で寝ていた父親に呼びつけられ、「わしは2,3日の命だ。お前の手で早く楽にしてくれ」といわれます。B子は自宅のオノを持ち出し、布団の中にいた父親の後頭部を数回なぐり、さらにストッキングで首を絞めて殺した疑いであります。犯行当時家には2人だけでした。
 B子はこの後、鉄工所で働いていた母親と、同居中の従業員に「父親が倒れている」と連絡、救急車がかけつけたときはAさんは既に死んでいました。Aさんは高松市内の病院から最近退院していて、本人は胃がんと思い込んでおり、よくB子を枕元に呼んでは愚痴をこぼしていたといいます。このため、落ち着いて勉強できないことへの不満や、苦しむ父親をみかねて発作的に殺したと同署ではみております。
 父親には気の毒ではありますが、罪作りなことをしてくれたとおもいます。


うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート181

2013-02-06 06:24:53 | 日記


             

 昭和50年5月10日の記事です。大阪高槻市で事件は発覚しました。
 「四児を次々殺す」「産んでは袋や容器に」「団地のベランダに放置」とあります。
 高槻市の団地で、自分の生んだ嬰児をこの4年間に4人も次々と殺し、ブリキ缶などに詰めて4階の自宅ベランダに積み重ねていた母親が9日午後、高槻署に殺人死体遺棄の疑いで緊急逮捕されました。
 逮捕されたのは会社員の妻A(32)。Aは夫が出張中の3月2日、自宅のトイレで男児を出産、すぐにビニール袋に詰め込んで窒息死させ、新聞紙に包んだうえベランダに放置したのをはじめ、47年2月、48年8月、49年4月ごろにも、それぞれ生んだばかりのわが子を窒息死させ、ブリキ缶に詰めたと自供しました。
 同署の調べでは、夫が生活費として月給12万円のうちから5万円しか渡さず、生活が苦しかったと、夫が月のうち半分は九州方面へ出張で家をあけ、夫婦仲もしっくりしていなかったことから、「これ以上子供ができては」と、思い余って次々と殺したのではないかとみています。
 家庭は夫婦と6才と4才のそれぞれ女児の4人暮らしであります。夫婦は43年5月に恋愛結婚。Aは「夫は何も知らない筈だ」といっているが、調べに対して夫は「49年年ごろは、妻の妊娠に気づいていたが、妻の姉が遊びにきたとき「Aが流産した」と話しているのを聞き流していた。今年の春は、からだが大きくなっても中年太りと思っていた。事件の事はなにも知らない」と否定しています。
 Aは夫から渡される生活費だけではやりくりがつかず、内職で月1万~1万5千円を稼ぎ、生活費に充てていたといいます。
 事件が分かったのは団地の主婦たちの、「おなかがおおきくなったのに子供を産んだという話をきかない」とのうわさ話を警察が聞き込んだのがきっかけといいます。 それはそれでなんとも……。


うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート180

2013-02-05 10:18:13 | 日記
                  捕らえてみれば巡査長とあります

            

 「泥棒の見張り役」「留置所看守で知り合う」昭和50年3月31日、留置所看守をしていた警官が、留置中に知り合った男と組んでドロボウをしようとして御用となりました。大阪府警は即日、この警官を懲戒免職にしましたが、これまでにも二人は盗みを重ねていた疑いがあり、同府警は大きなショックを受けています。
 この警官は大阪府警旭署のA巡査長(38)で、AはスナックボーイB(24)と組んで大阪淀川の時計店に入ろうと計画、Aが見張り役に立ち、Bがシャッターをこじ開けたところを通行人が見つけ、派出所に通報。巡査2人が現場にかけつけ二手に分かれて2人を追いかけますが、先ずAが逮捕されます。
 Aの自供によりますと、天満署で看守をしていたころ、留置されていたBと知り合い親しくなります。Bは大阪刑務所を仮出所したあと、留置されていたころ親切にしてもらったお礼にAを訪ねたことから腐れ縁ができてしまいます。2人はやがて飲み歩くようになり、Bが「盗みから足を洗うため、最後に一仕事したいが一緒にやってくれないか」と持ちかけます。当時Aは借金の保証人となっていて、毎月約6万円の支払いに困窮していたため盗みに加担する気になったといいます。
 このあたりが普通人には理解の埒外でして、現職の警官に盗みを手伝ってくれなんて頼む方も頼むほうですが、それを承知するほうも、その神経が分かりません。それも一回り以上も年下の若造の話に乗るとは呆れるほかありません。
 なおこの警官、優良看守として本部長表彰を受けたほか窃盗犯逮捕などで署長表彰44回を受けています。
 彼の挫折は、保証人になった友人に逃げられたのが原因かも知れません。

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その551

2013-02-04 09:26:29 | 日記
                  昨日芝居を観てきました

 以前に在籍していた?松戸市民劇団のお芝居を観てきました。今回の公演は5月の劇団35周年記念公演まで、かなりの時間が空いてしまいますのでお客様にご無沙汰をおかけしてはいけませんということで、企画されましたものであります。
 「ご贔屓様限定公演」と銘打たれ、「劇舎3本勝負」硬軟取り混ぜての短編3ッ、団員総出演といった、なんだか浅草の軽演劇の呼び込みのようですが、どうして小生の口から言うのもなんですが、なかなかのものでありました。
 水戸を普通列車利用での出発であります。急行が松戸には停車しませんので約2時間かかります。目的の公演場所は、松戸乗換そこから新京成で八柱駅下車であります。正真正銘駅から3分、ビルの4階に、稽古場兼芝居小屋がありまして、駅に着いたときはすでに開場時間になっています。2時開演はよろしいのですが、いかんせんかなりの空腹であります。観劇中に腹の虫が鳴ってはいけません。駅そばを食します。昔からみますとかなり美味でありまして感激でありました。
 団員にあたたかく迎えられ、そのとりなしで最前席に座ります。といっても客席50そこそこの会場ですので、役者と鼻を突き合しての観劇であります。間もなく待ち合わせのブログ友のお3人も見えて横並びに腰を据えました。案内人が軽妙な口説でお客様を笑わせているうちに開演となり、楽しい初日であり楽日でもあるいっときを過ごしました。
 終わってビールなどで乾杯、団員たちと歓談した後4人そろって近くの喫茶店で楽しく、そして意義あるいっときを過ごして家路につきました。
              
               

うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート179

2013-02-03 06:09:05 | 日記
            小学校教員の不祥事は今も昔もですか

             

 昭和50年3月21日の記事です。「とんだ催眠教師」とあり「教室で女児にいたずら」戸田の小学校でのことです。
 埼玉県戸田市の市立小学校で、放課後、教室で女の子に催眠術をかけ、無抵抗状態にしていたずらしていた教師が、子どもの訴えでわかり、依願退職していました。蕨署は、強制わいせつの疑いで捜査をはじめたということです。
 退職したのは4年生担当のA教師(43)で、同小に勤務して9年目というベテラン教師であります。今年になって父兄の間から「子どもの話では、先生が女の子を教室に残していたずらをしている」といううわさがひろまり、学校側に苦情がもちこまれます。
 学校側が内密に調査したところ、昨年夏休みまえから、最近まで、かなり長期にわたって「催眠勉強」は続けられていました。放課後、「残り勉強」といって1人の女の子を指名して教室に残し、勉強をおしえているうち「先生は催眠術がかけられる」といって、指先を動かしながら暗示をかけていました。最初のうちは衣服の上から体に触れていましたが、巧妙に暗示にかかり、衣服を脱がされていたずらされた子もいました。クラスの半分の女の子が催眠術にかけられたといいます。
 A教師は学校側が「催眠術の技術があるのか」と問いただしたところ、「前にタバコをやめるため催眠療法を受けたことがあり、そのときの治療士の手つきなどまねて暗示をかけると子どもは簡単にかかった」と言ってます。

うたのすけの日常新聞記事のスクラップノート178

2013-02-02 08:11:22 | 日記
                                     世の中、いろんな人がいるものです

             

 「ドケチ長者栄養失調に死す」ずいぶんと失礼な見出しであります。「不動産一億円、株券一千万円残し」「金がかかると病院退院」とあります。昭和50年3月17日のことです。
 兵庫県西宮市内で1千万円以上の株を持ち、1億円近い土地に建てた大きな家に1人で暮らす男性が、看取る人もなく栄養失調で息を引き取りました。
 近所では「株マニアの資産家」といわれていたこの人は「金がかかるから」と病院を無断で退院しており、検視の西宮署員や近所の人たちも徹底したドケチぶりに驚いています。死亡したのは同市の無職Aさん(51)で、間借りしている主婦が声をかけても返事がなく、部屋をのぞくと、布団の中でAさんが冷たくなつていました。
 Aさんは神戸商大卒で結婚はせず、母親と2人暮らしでして、母親の死亡後は1人暮らし。近所の人は「……どうしてあんな金持ちが栄養失調で死なねばならないのか」と首をひねっております。
 Aさんは株の研究、証券会社通いの毎日で、食事もろくにとらず、母親が死んでからは「自炊が面倒だから何か食べさして欲しい」と、近所にねだることもしばしばだったといいます。
 先月22日、証券会社で倒れ、近くの病院に収容されたときは極度の栄養失調だったといいます。

うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート177

2013-02-01 08:23:14 | 日記
              
               
 
                     呆れかえった校長さん

 「エッチな校長免職」「女子児童に悪ふざけ」青森県でのことです。「レスリングごっこだ」といってだれも見てないところで、それはそうでしょう……、女子児童にいたずらしていた校長が昭和50年3月19日開かれた教育委員会の臨時会で免職されました。同行の前任校長も万引きして捕まったばかりで二代続きの不祥事であります。
 校長(49)は県教委の調べですと女子児童2人に対し、レスリングしようと組みかかり、いやがるのを無理に組み伏せ、いたずらしていました。このほか工作している児童に後ろからおおいかぶさったり「身長を測るから」といって窓際に立たせ自分の体を押し付けたりしていたずらを繰り返していました。そのほとんどが、他の児童にかくれて体育館や保健室で行っていました。
 なおこの小学校は児童12人先生は校長含め5人の山間の僻地校であります。「校長のいたずら」は児童の間でも噂になり、3月の移動を前に、どの先生が移動になるかとの質問が1人の児童からあり、校長の行為が表ざたとなりました。
 校長は県教委の調べに「子どもと親しむつもりでやっていた。いたずらではない」と答えています。県教委は「子どものいやがるのに親しむつもりなど理由にならない」として「職に必要な適格性を欠く」を理由に免職にしました。