「楽にしてくれ」と頼まれ」
「女高生が病父を殺す」香川県下で、鉄鋼下請業のAさん(49)が3月29日午後、高校2年のB子(17)に自宅居間でオノで頭を割られて殺されました。昭和50年のことです。Aさんは病弱でほとんど寝たきりでしてB子は「父親から楽にしてくれと頼まれとっさに殺した」と犯行を自供香川県警と綾南署は30日、B子を殺人の疑いで緊急逮捕しました。それにしてもオノとは悲惨すぎます。
B子は高松市内で買い物をして帰宅したところ、胃潰瘍で3畳の間で寝ていた父親に呼びつけられ、「わしは2,3日の命だ。お前の手で早く楽にしてくれ」といわれます。B子は自宅のオノを持ち出し、布団の中にいた父親の後頭部を数回なぐり、さらにストッキングで首を絞めて殺した疑いであります。犯行当時家には2人だけでした。
B子はこの後、鉄工所で働いていた母親と、同居中の従業員に「父親が倒れている」と連絡、救急車がかけつけたときはAさんは既に死んでいました。Aさんは高松市内の病院から最近退院していて、本人は胃がんと思い込んでおり、よくB子を枕元に呼んでは愚痴をこぼしていたといいます。このため、落ち着いて勉強できないことへの不満や、苦しむ父親をみかねて発作的に殺したと同署ではみております。
父親には気の毒ではありますが、罪作りなことをしてくれたとおもいます。