日本の大きな課題の一つが少子高齢化であることは明白ですが、出生数を増やし合計特殊出生率を上昇させるためには(あるいは減少に歯止めをかけるためには)「結婚の希望の実現」と「希望どおりの人数の出産・子育ての実現」に向けた対策が必要と言われます(出生数、合計特殊出生率の推移 - 内閣府)。ここで希望通りの人数の出産をしない理由として65.9%の人が挙げるのが(一人の子どもにかかる教育費はいくら? 少子化の一要因とされる教育費問題 マネセツ 2016年5月31日)、子供の教育費が高いからのようです。実際のところ、子どもの減少と相反する 一人あたり教育費の増加(参議院)によれば、家計に占める教育費の割合は減っているのですが、一人当たりの子供にかける教育費は増えているようです。子供の教育費にお金をかけるために子供を減らしているとも考えられます。東アジアの教育熱と少子化は有名ですよね。
それでは大局的に見て国は一人あたりの教育費(家計負担)を減らすような政策で行くべきでしょうか。これはそうなのかもしれませんし、そうでないのかもしれません。こうした疑問を解くには考えておくべき前提が幾つもあります。中々難しい問題ですが、国はこうした議論を詰めて政策に反映し国民に分かり易く説明すべきではないでしょうか。日本国の予算規模を大きくするのに反対ではありませんが、お金の使いどころが適切(政策がいい)と広く納得させられているかというと疑問がなくもありません。
ここで自分のことを述べておくと、教育問題や少子化問題について客観的に見て他者が聞きたくなるような経歴がある訳ではありません。しかし「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とビスマルクは言ったようです(原文では「愚者は自分の経験だけに学び、私は他者の経験に学ぶ」というニュアンスのようです)。語るべき資格があるかを見るのも大事ではありますが、歴史や他者の経験に学んで説得性のある議論を展開できるかも大事ではないかと思った次第です。
それでは大局的に見て国は一人あたりの教育費(家計負担)を減らすような政策で行くべきでしょうか。これはそうなのかもしれませんし、そうでないのかもしれません。こうした疑問を解くには考えておくべき前提が幾つもあります。中々難しい問題ですが、国はこうした議論を詰めて政策に反映し国民に分かり易く説明すべきではないでしょうか。日本国の予算規模を大きくするのに反対ではありませんが、お金の使いどころが適切(政策がいい)と広く納得させられているかというと疑問がなくもありません。
ここで自分のことを述べておくと、教育問題や少子化問題について客観的に見て他者が聞きたくなるような経歴がある訳ではありません。しかし「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とビスマルクは言ったようです(原文では「愚者は自分の経験だけに学び、私は他者の経験に学ぶ」というニュアンスのようです)。語るべき資格があるかを見るのも大事ではありますが、歴史や他者の経験に学んで説得性のある議論を展開できるかも大事ではないかと思った次第です。