観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「北方領土」「農業」を考察する予定(未定)。

フィリピンは島国だ。国際感覚が薄い。

2016-10-08 11:43:47 | 日記
比大統領就任1カ月 反米姿勢に閣僚も追随(産経ニュース 2016.10.7 22:56)

>フィリピンのドゥテルテ大統領が就任してから7日で100日。南部ダバオ市長時代にも実績を挙げた違法薬物対策の進展で高い国内支持率を維持し、政権基盤も盤石だ。ただ、薬物対策では3千人を超える容疑者らが殺害され、欧米などから「超法規的殺人」と批判されている。ドゥテルテ氏はこれに激しく反論し、米国との同盟関係に亀裂が生じている。

裁判システムは無実の罪で人を裁かないためには、必要なシステムであることは間違いない。欧州の死刑反対派に筆者は与しないが、ドゥテルテ大統領も無実の罪で人を殺すのは悪だと認める必要があると思う。同情するところがあれば、裁判というシステムに頼っていれば、麻薬密売人という巨悪が逃げ切ってしまうというところだろう。裁判にかかるコストも馬鹿にならない。現実問題として、麻薬密売人という悪を一掃するために仕方のない部分もあるかもしれない(メキシコのようになりたくないのだろう。残念ながら、リベラルが麻薬密売人に対して有効な対策を出せているわけではないと思う)。ただ、米国やリベラルは口うるさいかもしれないが、サウジを見ても分かるようにそれほど同盟国を変えさせる力があるわけではない。ドゥテルテ大統領やその周辺は国際感覚が薄く、その辺が分かっていないのではないかと思う。アメリカ人を本気で怒らせると、同盟国のサウジまで罰してしまい、オバマ政権をあたふたさせているが、良くも悪くもアメリカ人はアジアにそれほど関心があるわけではないので、オバマ政権とは上手くつきあっていけばいい。

>同盟国である米国への敵対姿勢は、軍事や経済でより多くの支援を引き出すための揺さぶり、との見方もあるが、真意は定かでない。

現に侵略してきているのは中国だ。中国と結んで米国と敵対するとは、ちゃんちゃら可笑しい。フィリピンは自分の領土を守る意志が薄いのだろう。中国のいいターゲットだ。スービック基地で懲りていないのだから、フィリピン人の外交オンチは相当だろう。我々も中国に尖閣を侵略されても北朝鮮にミサイルを撃たれてもノホホンとしている(武士の政権や元武士の維新の志士達の政権・軍国主義の政権なら違った対応をするだろうが、日本は民主国家である)が、ルソン海峡は玄海灘より広い。ドゥテルテ大統領に周囲も迎合しているらしいが、フィリピン人ほど外交オンチでなくて良かったという思いだ。国民が外交オンチなのは仕方がないし、その影響はどうしても出るだろうが、政府が外交オンチはいただけない。フィリピンはシッカリしてほしい。

中国の投資に期待しているのかもしれないが、中国自体外国の投資に頼っているという力関係が全く分かっていないのではないか?重症である。


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