goo blog サービス終了のお知らせ 

観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

憲法改正(合区解消)

2019-02-22 11:35:16 | 憲法・法務・司法・立法
憲法改正で合区ですが、四国が三国になるのは困ると思いますし(しかも隣接する香川-徳島ではなく、山深い四国山地で区切られる徳島-高知)、大都市一極集中の流れが止らなければ(今のところ止りそうもありませんが)、これからドンドン田舎県が合区になっていって更に問題が増えると思うのですが、大都会の選挙区への注目があってもいいと思います。

人口が多い東京選挙区では6人選ばれます。所謂大選挙区制度ですが、有権者との距離が遠くなること、多数の立候補者に有権者が混乱すること、選挙費用がかかること、同一政党間における同士討ち問題、金権腐敗体質の招き、補欠選挙も行いにくいことなどの欠点もあるようです。前回と一回飛ばして(半数改選)その前の連続トップ当選が二重国籍問題でも知られる蓮舫氏なのですが、そのあたりの事情もやや関係すると思います(それでも民主党・民進党は2人通していて大都市に強い感じもありますが、今年改選の2013年選挙ではゼロ人で浮動票が多い感じもあるのかもしれません。ただし極左議員が2人通っています)。

一極集中の是正に関して言えば、福岡市の事例に注目すべきかもしれません。東洋経済2月23日号の特集を参照しましたが、圧倒的な勝ち組福岡市(地方というか大都市な気もしますが)の人口増の秘訣は学園都市であることにもあるようです。教育は憲法改正のテーマでもありますが、今後要注目のテーマかもしれません。大学進学で他県から来て、そのまま就職で人口移入はありそうなパターンというか、人口移動の強いきっかけになると考えられます。地方創生は大学から?

同じ東洋経済記事で過疎地の振興で言えば、猿払村が港区・千代田区に次ぐ高所得なのだそうです。ホタテの育てて獲る漁業が成功しているらしいですが、高所得だけに後継不足はないらしいのですが、加工は外国人実習生に依存しているようです。いろいろ批判もある外国人実習生ですが、過疎地においてwin-winのひとつの事例と言えるのかもしれません。猿払村には天北線の猿払駅があったようです。維持だけで膨大な赤字が出る同路線が現在も存続していれば、今の成功も無かったかもしれません。地方・特に過疎地はお金がかかるものです。しかし抱えていれば面白いこともあると思います。少なくとも足し算すれば規模は大きくなるとも考えられます。日本は意外と人口・面積大国ですし、大国の平均はそう高くはでないところはあると思いますが(その意味でヨーロッパ小国が強い)、結局のところやるべきことをやるということに尽きそうな気もします。ともあれ、そういう地方に目を配り、面白いものを育てていく意味でも都道府県に最低一人の議員を確保するための合区解消という訳です。一人あたりGDPが全てではなく、広い土地を持つ地方を活かす視点も必要だと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。