観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

共謀罪(ひっかけ問題が得意なのは分かりました)

2017-04-10 01:57:31 | 政策関連メモ
いろいろ誤解があるみたいですけど、筆者、元々保守派(右寄り)ですからね・・・。そういう人は大体安倍政権を支持していると思いますが(安保法制反対とか憲法改正反対とか共謀罪反対とか民進党のやってることは、筆者が普通の保守派かどうかはおいておいても、通常、保守派に全然、響かないと思います)、そうはさせじと民進党がいろいろ画策するから、良く分からなくなります。それ専門にいろいろ考えている人達なので、普通の人は丸めこまれてしまうでしょうね。特にその手の話題に関心のない人を騙すのはお手のものです。民進党の保守派の人が、このブログを見たとすれば、筆者が安倍政権よりのある種の典型的な保守派であることは、簡単に見抜けたと思います。まぁ、自分で考え出したへ理屈を信じ込んでしまっている可能性もありますが・・・。ともかく、誤解があるとすれば、ブログを読んでいないか、あえてミスリードを誘っているか、その辺の知識がないか、よほどズレた方なのか、いずれかだと思います。誤解を招くようなことを筆者が書いたとは思わないですね。日本において、産経を読んで、保守系サイト・月刊誌を愛読しているような人間が、保守派以外の生物である訳が無いと思うのですが・・・。そしてそういう人間は、現在、安倍政権の支持者、自民党の支持者である確率が高いのではないですか?(安倍政権支持者がそうした保守派だとは限りませんが。無関心層なども多いでしょう)もうこれは誤解をする方が悪いです。

さて、共謀罪(テロ等準備罪)です。

「共謀罪廃案を求める大集会」詳報 野党4党議員が曲解連発 「カレーも作れない共謀罪」「本当にお前(首相)らスットコドッコイだな!」(産経ニュース 2017.4.7 00:11)

>【民進党・有田芳生参院議員】
>戦後最悪の治安立法、共謀罪
>犯罪防止のための条約(国際組織犯罪防止条約)に入るのに、包括的な共謀罪などはいらない。テロを防止するために何か穴があれば、個別具体的な法律を作ればいいというのが私たちの見解だ。

有田さん、人が良さそうに見えますからね・・・。実際は、悪い人と繋がりが深い普通に悪い人のように思えますが・・・(グーグル検索「有田 添田 写真」)。大体、共謀罪がそんなに悪いものなら、世界中で共謀罪があることは、どう説明するんですかね・・・。これは国際組織犯罪防止条約(共謀罪が必要)ですが、世界で僅か11カ国が未締結です(佐藤正久ツイッター)。

共謀罪(ウィキペディア)

>国連薬物犯罪事務所(UNODC)が作成した「国際組織犯罪防止条約を実施するための立法ガイド」
>パラグラフ51

>The options allow for effective action organized criminal groups, without requiring the introduction of either notion-conspiracy or criminal association-in States that do not have the relevant legal concept.

>国連薬物犯罪事務所(UNODC)に対してご指摘のパラグラフの趣旨につき確認したところ、UNODCから、同パラグラフは共謀罪及び参加罪の双方とも必要でないことを意味するものではないとの回答を得ている

国際組織犯罪防止条約に共謀罪(ないし参加罪)が必要ということは有田氏も認識していると思いますよ。「包括的な」という前提が曲者で間違ったことは言っていないことにしているんだろうと思います。ワルですよね。でも、国際組織犯罪防止条約への加盟が必要か?必要なら、共謀罪ないし参加罪が必要かと質問すれば、ストレートには答えられないのではないでしょうか?

>民進党の階猛衆院議員が『組織的犯罪集団がカレーの中に毒物を入れる計画をしたとき、カレーを作ることは実行準備行為ですか』と金田勝年法相に聞いたけれど、金田法相は答えられない。

金田法相がすんなり答えられれば良かったんでしょうけど、これ、ひっかけ問題ですよね?毒物を準備せずに、カレーをつくることが有り得るんでしょうか?毒物を準備したら、その時点で実行準備行為ですから、カレーをつくるつくらないは関係ありません。カレーをつくってから、毒物を準備するような段取りの悪い奴がこの世に存在するとも思えないんですが、仮にカレーをつくってから、毒物を準備するとしましょう。カレーをつくっただけで、実行準備行為なのか?もしもカレーをつくって毒物を入れるという計画が存在しているなら、実行準備行為と言えると思いますが、この場合、ただ、カレーを食べたかったという可能性もないではありません。(実際はどうだか知りませんが、)筆者はカレーに毒を入れる計画がハッキリあってカレーをつくったなら、実際のところはどうであれ、逮捕していいと思います。皆さん、これが問題だと思いますか?この手のインチキ問題に、すんなり答えられなかった、問題だ!と騒ぐのもどうなのかなと思います。まぁ、これもテクニックのひとつで、別にやってもいいんでしょうけど、枝葉末節の問題に過ぎず、本質的に共謀罪が必要かどうかの問題には関わりが無いと思います。

反対派は共謀罪が計画をたてただけで捕まえられると印象操作しますが、これはわざとでしょうけど、国民に誤解を招くと思います。実際には、テロなどの組織犯罪を計画段階で捕まえるための法律です。計画をたてて遊んでいる暇人を捕まえるための法律ではありません(実行準備行為が必要とされるそうです)(警察も暇ではないでしょう。暇人の遊びで逮捕などしませんよ。後で問題になるじゃないですか)。テロなどの組織犯罪を行おうとしている集団を実行してから捕まえるか、計画段階で捕まえるかが論点なのであって、これを誤魔化してはいけません(どうせ、計画(段階)で捕まえるのだから、嘘はついてないって逃げるんでしょうが)。軽微な犯罪は実行してから捕まえてもいいんでしょうが、重大犯罪は、計画段階で捕まえてもいいと思います。個人の犯罪は、直前で思いとどまる可能性も有りますし、実行してからでいいでしょう(共謀罪の対象ではありません)。ですが、組織犯罪の場合は、思いつきで、実行されることはないでしょう。必ず計画があるはずです。そして、計画があって、実行準備行為があれば、もう大体、犯罪は実行されると思います。突発的事態で中止になる可能性もありますが、それを斟酌する必要はないと筆者は思います。実行を待った方が確実に思えるかもしれませんが、あまり長く時間をかけると(つけると)、途中で勘づかれて、逃げられる可能性があるでしょう。連中がもう一回テロ(組織犯罪)を実行するまで、待つんでしょうか?もう、いいではないですか。さっさと捕まえておけば。筆者はそう思います。

必死で反対するのは、犯罪者の言い分ですよ。左翼さん達はかつて武装闘争(ウィキペディア)をしたという歴史があるから、血が騒ぐんですか?共産党はまだ含みを残していますよね?新左翼さん達は、武装闘争の可能性を全面否定しているのだから、共謀罪に賛成しておけばいいではないですか?口では反対、実際はまだ考えているのですか?それとも、おつきあいのあるシナ・チョン・ロ助に言われて、手先として頑張っているんでしょうか?良かったですね。スパイ罪が無くて。ムスリムを犯罪者と見るべきではありませんが、一部にテロ組織がいるもの事実です。国際大会を開く上で、治安維持体制が不十分と見られたら、マイナスでしょう。万が一があった場合、十分な準備もしていなかったら、どう説明するのですか?

へ理屈を捏ねて、政治闘争している場合じゃありませんよ。何が重大犯罪で、それを防ぐためにはどうしたらいいのか(共謀罪が必要なのか必要でないのか)、それを議論するんです。それが国会の役割でしょうに。まさかとは思いますが、ノスタルジーで自らの歴史を守るために、遊んでいる訳じゃないんですよね?いい加減にしてくださいね。

悪知恵はこれまでの闘争の中で身につけたんでしょうか?だったら、その悪知恵を法の抜け道を防ぐ方向性で使えないんでしょうか?法が無く、警察の力が弱い方が、悪知恵は発揮し易いでしょうが、それじゃあ、ただの悪党です。