9月27日の記事の10月1日のコメントに今気付いた。気付かなかっただけで他意はない(滅多にあることではないのでチェックしてない/いずれ何か対策しようかとは思う)のだが、何か申し訳ないので取り上げてみる。
>>アメリカ以外の選択肢を真摯に検討できなければ
>残念ながら無理と言わざるを得ません。F-1/T-2のアドアエンジンの中東戦争時における部品供給問題やU-125における度重なる問題発生のために散々辛酸を舐めさせられてきた今の空自には米国製以外の選択肢がありません。
>また防衛大綱で保有機数に上限がある以上、最新鋭機を志向せざるを得ない(空自の戦略は経空脅威の絶対排除=着上陸侵攻の阻止)ので、同盟国たる米国製戦闘機に選定することは有事の際の部品供給や共同運用に支障が出ないという利点があります。この点が欧州製戦闘機にはありません。
>…陸さん家の「酋長事件」のように空幕が「F-22マジ欲しい」「米国製であれば何でもいい」と考えていることを否定するものではありませんが(苦笑)。
官僚(空自)の言うことにハンコをついてるだけなら、政治家(大臣)は要らない。自分は何でもかんでも官僚と対決すべきと思っているわけではないが、仮に空自が米国製と思っていていたとしても、その論理は(多分)理解できないと思う。米国の圧力を恐れているなら、これは寧ろ政治的マターだと思うが、米国の機嫌をうかがうあまり、自国の防衛産業を潰してしまっては元も子もないではないか。部品供給を言うなら、絶対に自国の防衛産業を守らなければならないと思うがどうか(何だかこっちが官僚のようなことを言っている気もするが)。共同運用もユーロファイターはNATOで実績があることが指摘できる。アメリカはあまりいい気はしないだろうし、日米同盟を軽視するわけではないが、今回は格段にユーロファイターが良いと思われ、そういう時に米国製を選らんでしまう(なおかつ自国の防衛産業を窮地に追いやる)と、本当に何も選択肢がなくなってしまうことになってしまう。イギリスとてアジアには関与しているし、無闇に親米一択をアピールし過ぎることは日本のためにならないと思う。
どうしても米国製でなければならないと言うなら、そもそも募集時に外国産はアメリカに限るとするべきだっただろう。日米同盟の重要性は周知の事実としても、それが分った上で応募してきているユーロファイターはやはり真摯に検討しなければならないのである。これじゃあ広く門戸を開いている意味が無い。同じくらいの条件なら何もユーロファイターの肩を持つ気もないが。
もうひとつ指摘すれば、最新鋭機を言うのであれば、ホーネットはないということになると思う。別にここでユーロファイターを選んでF-35参加の道を探るということでも問題はないのでは。ホーネットよりユーロファイターなのは空戦能力もあるが、主として防衛産業における(そして経済に良い波及効果もある)好条件が理由である。それはこれまで論じてきており、変更の必要性は感じていない。ブラックボックスがあると稼働率の問題など運用面で不安もあることも以前指摘(紹介)した通りである。
そういうわけでユーロファイターに色気を出しているように見える一川氏に期待があるのだが・・・。とにかく野田政権は今のところ政策的にそんなに悪くないように見えているので、期待しているところ。正直あまりガッカリしたくない。
>>アメリカ以外の選択肢を真摯に検討できなければ
>残念ながら無理と言わざるを得ません。F-1/T-2のアドアエンジンの中東戦争時における部品供給問題やU-125における度重なる問題発生のために散々辛酸を舐めさせられてきた今の空自には米国製以外の選択肢がありません。
>また防衛大綱で保有機数に上限がある以上、最新鋭機を志向せざるを得ない(空自の戦略は経空脅威の絶対排除=着上陸侵攻の阻止)ので、同盟国たる米国製戦闘機に選定することは有事の際の部品供給や共同運用に支障が出ないという利点があります。この点が欧州製戦闘機にはありません。
>…陸さん家の「酋長事件」のように空幕が「F-22マジ欲しい」「米国製であれば何でもいい」と考えていることを否定するものではありませんが(苦笑)。
官僚(空自)の言うことにハンコをついてるだけなら、政治家(大臣)は要らない。自分は何でもかんでも官僚と対決すべきと思っているわけではないが、仮に空自が米国製と思っていていたとしても、その論理は(多分)理解できないと思う。米国の圧力を恐れているなら、これは寧ろ政治的マターだと思うが、米国の機嫌をうかがうあまり、自国の防衛産業を潰してしまっては元も子もないではないか。部品供給を言うなら、絶対に自国の防衛産業を守らなければならないと思うがどうか(何だかこっちが官僚のようなことを言っている気もするが)。共同運用もユーロファイターはNATOで実績があることが指摘できる。アメリカはあまりいい気はしないだろうし、日米同盟を軽視するわけではないが、今回は格段にユーロファイターが良いと思われ、そういう時に米国製を選らんでしまう(なおかつ自国の防衛産業を窮地に追いやる)と、本当に何も選択肢がなくなってしまうことになってしまう。イギリスとてアジアには関与しているし、無闇に親米一択をアピールし過ぎることは日本のためにならないと思う。
どうしても米国製でなければならないと言うなら、そもそも募集時に外国産はアメリカに限るとするべきだっただろう。日米同盟の重要性は周知の事実としても、それが分った上で応募してきているユーロファイターはやはり真摯に検討しなければならないのである。これじゃあ広く門戸を開いている意味が無い。同じくらいの条件なら何もユーロファイターの肩を持つ気もないが。
もうひとつ指摘すれば、最新鋭機を言うのであれば、ホーネットはないということになると思う。別にここでユーロファイターを選んでF-35参加の道を探るということでも問題はないのでは。ホーネットよりユーロファイターなのは空戦能力もあるが、主として防衛産業における(そして経済に良い波及効果もある)好条件が理由である。それはこれまで論じてきており、変更の必要性は感じていない。ブラックボックスがあると稼働率の問題など運用面で不安もあることも以前指摘(紹介)した通りである。
そういうわけでユーロファイターに色気を出しているように見える一川氏に期待があるのだが・・・。とにかく野田政権は今のところ政策的にそんなに悪くないように見えているので、期待しているところ。正直あまりガッカリしたくない。