旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

辺野古で思うこと

2021-01-05 12:39:28 | 旅関連

     

沖縄でどうしても見ておきたい場所があったが、昨年、短時間であったが立ち寄ることができた。 それは名護市辺野古に建設中の新基地の現場で、現在は沿岸海域の埋め立てや護岸造成などが行われている。 

     

     

基地の完成までには10年以上、経費も9000億円を越える大工事となっている。 この辺野古移設をめぐり、国と県の対立が泥沼化しており、全国から左翼系の運動家が集まり、連日、抗議行動を行っている。 

     

     

今回、特に土砂が搬入されている正面ゲートから少し離れたところにあるテント村を見たかった、ここは反対派の詰所のような場所である。 予想したように高齢左翼活動家のあの独特の雰囲気で一杯の場所だった。 

     

     

     

軍事優先の政策をとっている中国、ロシア、北朝鮮に隣接している現在の厳しい日本の安全保障環境を考慮すれば、彼らが主張しているような「基地のない平和な島」は現実的ではない。 強大なアメリカの軍事力がなければ、いずれ中国が進出してくる可能性は大きい。

     

     

しかしながら、一方、国土面積のわずか約0・6%の沖縄に、日本の米軍専用施設・区域の約70%が集中しているのも事実である。 やはり、沖縄県以外に住んでいる我々もこの点を重く受け止めると同時に、国防の大きな部分を担ってくれていることに対して感謝の気持ちを持つべきである。 当然のことだが、国は特別な配慮をする必要がある。 

     

     

沖縄戦で戦った32軍の大田司令官が自決前に送った電報内容は、ひたすらに沖縄県民の敢闘の様子を訴えているもので、その最後には「沖縄県民はこのように戦い抜いた。 県民に対し、後程、特別のご配慮を頂きたくお願いする。」 と締めくくっている。 この言葉は、今でも重たい。 ところで、このすぐそばに、沖縄高専があるのだが、その立派な建物には驚いた。 これまた余談だが、現在の校長は、大学時代の同じ研究室の先輩である。 

     

     

From Face Book: The Okinawa citizens fought in this way. I would like you to give the prefectural people special consideration, this day forward".

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