イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」のTHE世界大学ランキング2021(THE World University Rankings 2021)が発表された。 10位以内は、ほぼ例年通りの顔ぶれで、日本勢としては、100位以内には東大が36位、京大が54位となっている。 実は、政府は我が国の今後の成長戦略として『日本再興戦略―JAPAN is BACK -』(2013年閣議決定)を掲げ、「今後10年間で世界大学ランキングトップ100に10校以上を入れる」ことを成果目標としていたはずである。 あれから7年経過したが、目標達成は絶望的である。 東大と京都以外では、201~250位:東北大学 301~350位:東京工業大学 351~400位:名古屋大学、産業医科大学、大阪大学 401~500位:九州大学、東京医科歯科大学、筑波大学となっている。 そもそも、過去6年間で、100位に3校目が入る気配さえなかった。 中期目標・中期目標において各大学にはかなり細かい数値目標が設定されているのだが、その大元がこれでは、数値目標など意味がなくなっている。 特に最近、このような「絵に描いた餅」が多すぎる。 以前、某政治家が「言ったらやりなさい、できないなら言うな」との名言を残している。
From Face Book: THE World University Rankings 2021