鉄道遺産の一つである旧旧信越本線跡が整備され歩けるようになっている「アプトの道」をようやく訪問することができた。
横川-軽井沢間には碓氷峠があり、この急勾配を越えるために導入されたのがアプト式である。 これは、二本のレールの間に、ラックレールを設置したもので、ここに歯型の車輪が噛み込むことで、急勾配を滑らずに登ることができる方法である。 この名称は、開発者の名前に因んでいる。 そして、トンネルが26、レンガ造りの橋梁が18の横川―軽井沢間が明治26年(1893年)に開通している。
着物を着て、刀を差していた江戸時代からわずかの時間しか経っていないのに、このような大工事を完成させたのには驚くばかりである。 ただ、あまり時間がなかったので、途中のめがね橋までタクシーで行き、そこから横川までの4.7キロを歩いた。 国道から容易にこの橋まで登ることができる。
これも廃線となった「新線」跡
このめがね橋は煉瓦アーチ橋で径間数4、長さ91m、高さ31mで、200万個の煉瓦が使われたわが国最大の煉瓦づくりアーチ橋で、明治25年に完成し昭和38年新線開通まで使用されてきたものである。
From Face Book: Abt trail(1).