愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

愛媛県の屋根付き橋

2016年10月20日 | 衣食住


西予市野村町惣川の三島神社。この神社の参道にかかる屋根付き橋。愛媛県内では内子町、大洲市(旧河辺村)、この野村町惣川、西予市城川町に屋根付き橋が残る。いずれも南予山間部。



この屋根付き橋は平成5年に建て替えられたもの。その前は昭和15年に建て替え。その前は明治時代(明治30年頃)に架けられる。それ以前は不明。

南予山間部の屋根付き橋は明治時代に架けられたものが多く、その時期に流行したものかもしれない。

惣川は、有名な河辺の屋根付き橋(御幸橋)とは直線距離では近い。惣川はかつては交通の要衝で河辺との行き来も盛んだったこともあり、何らか関係があるのかも。

来月11月26日には、四国西予ジオパーク学習会としてこの惣川の現地見学会を行う予定です。