愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

国立歴史民俗博物館シンポジウム「四国遍路 文化遺産へのみちゆき」

2024年01月15日 | 信仰・宗教


1月21日(日)に国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)にてシンポジウム「四国遍路 文化遺産へのみちゆき」が開催されます。私も「病と死から見た四国遍路」について口頭報告する予定です。国立歴史民俗博物館では現在第4展示室にて特集展示「四国遍路・文化遺産へのみちゆき」が開催されています。2月25日まで。そのギャラリートークも1月21日10:30~行われます。

日時
2024年1月21日(日) 13:00~16:30

場所
国立歴史民俗博物館 ガイダンスルーム(定員50名)※要事前申込

主催
人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト「横断的・融合的地域文化研究の領域展開―新たな社会の創発を目指して―」歴博ユニット「フィールドサイエンスの再統合と地域文化の創発」

趣旨
四国遍路は、四国4県を周回するルートの中に八十八ヶ所の霊場が設置された回遊型の巡礼路です。その起源は真言宗の宗祖、弘法大師空海に措定され、1200年に渡り人々に信仰され、継承されてきました。近代になると四国遍路は、「お接待」に代表される地域社会のホスピタリティーに加えて、交通手段の多様化や、霊場間の連携も促進されたことで、日本を代表する巡礼文化として、知られるようになりました。近年では四国4県では、地域に継承されてきた遍路文化を世界文化遺産に登録しようとする運動が活発化しています。本シンポジウムでは、この遺産登録に向けての実践の中で、遍路文化の学術的な意義を積極的に検証してきた四国での営みを中心に、文化資源化の課題と可能性について議論していきます。

プログラム
報告1:胡光(愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター)
  四国遍路の歴史と世界遺産化運動

報告2:大本敬久(愛媛県歴史文化博物館)
  病と死から見た四国遍路の民俗

コメンテーター:門田岳久(立教大学観光学部) 川島秀一(日本民俗学会前会長)

参加ご希望の方は、こちらの申込フォームから。



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