

味と風味がある在来種



蕎麦の種を播いてから、「いつになったら雨が降るの」って感じでしたが、今度は「もういいよ」と言いたいぐらいの降りすぎる雨。人間は勝手なものでどんな天気になっても満足は出来ないでしょうか。 しかしこの雨で蕎麦が一斉に発芽し、大丈夫と思いながらも一安心で、蕎麦の発芽した畑の気持ちよさが伝われば幸いです。
乾燥状態で休眠していたソバの種は、雨によって成長しはじめましたが、場所によっては水分があったところが先に成長し不揃いとなっています。人間も時々休眠できれば未来の世の中を体験することができますよね。蕎麦の種は先祖来来作り続けてきた在来種で、毎年種用として取り続けていますが、実(み)はあまり大きくはないものの、雑草にも強く完全無農薬で栽培でき、収量や美味しさも他に負けないと思っています。受け継がれてきた味と風味があるこの在来種をこれからも守り続けたいと思っています。

