つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

94.テイクオフ(乳児より 走って止まるだけのあそび)

2020年11月22日 | 抱っこ通信
今日、YouTub二本松つながりあそびチャンネルにアップしました。
『94.テイクオフ(乳児より 走って止まるだけのあそび)』
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抱っこ通信1141号 自分が自分自身の主人公に

2020年11月22日 | 抱っこ通信
 今日、収録する予定の『約束しよう』の音源を探していたのですが、なかなか見つかりません。やっと、1991年春に音楽センターより出版されたカセット『先生イキイキシリーズ ドンマイ』の中に見つけました。この先生イキイキシリーズ「子どもたちと育ちあう仲間たちへ からだと心を動かす手話・ダンスソング」として、学校の先生を対象に6巻が出版されました。

 カセットのリード部分に「子どもたちの中へ」と題して次のように書いてありました。(自分でも忘れているのです。)
 「今、子どもたちはからだも心も閉ざしていませんか。目だけはギラギラして。よく見ると先生たちもからだと心を閉ざしているようです。そうしないと自分を、子どもたちを守っていけないような・・・。
 そんな時代だからこそ、一緒に遊んでみませんか。からだが動けば、心のどこかで空間が生まれます。そう、満員電車でも電車が動けば、隙間ができるように。からだが動けば、からだと心と心がつながります。それは何故? 楽しい時、人間はより積極的になるからです。
 からだを思い通りに動かせる楽しさは、自分が自分の主人公になることです。今、とても求められています。一人ひとりが自分自身の主人公になり、学級、学校、社会、歴史の主人公になっていくことが。もしかすると、遊ぶってそんな力が湧いてくるかもしれませんね。今こそ、あそびを持って子どもたちの中へ」と。これは全レク(全日本レクリエーション・リーダー会議)の二本松はじめとして書いてあります。

 この「自分が自分自身の主人公になって」「自由を獲得していく楽しさ」ということをつながりあそび・うた研究所を設立後も大事にしています。ですから初期のつながりあそび・うたの作品の中には、その思いが強く込められています。もちろん、先週のつながりあそび動画にも。

 ちなみに、DVD『つながりダンス・手話 二本松はじめラララ・ラッセーラ』の中にも『約束しよう』は収録されていました。気がつくのが遅かった、というか誰かに貸し出しているのかな、手元のないのです。


17日【時計もぐるぐる いま なんじ?】
 保育現場に入っているわけでないので、子どもたちの姿を日常的に見ているわけではありません。ですから子どもたちのことに関しては、現場の先生の方が、私より数倍も数十倍も解っていると思います。今までも、先生たちにたくさん教えてもらってきたし、これから教えてもらいたいです。
 でも、おもしろいことに遊び人としての『感・観・勘』で、子どものことを見られているのです。ま、あくまでも「カン」ですが・・・。

 保育園に遊びに行くと、子どもたちは飽きずにその場をクルクル回ったり走ったりしています。その子どもにはその子どもなりの楽しい”なにか”があるのでしょうね。楽しいと書いてしまったけど、そこらあたりを子どもから聞いてみたいです。「楽しいの?」って。そんな子どもの姿を見ていて、ニコニコ笑ったり、ハラハラ心配するのも大人の仕事ですね。

 11月。年度はもう8か月に入っています。走りまわるだけの子どもたちに、迷惑かもしれませんがルール(条件・制約)を加えて遊んでみましょう。ルールを自分たちのものにして、制約を一つ突きつけて、また、違った楽しさに気づいてくれるかもしれません。

 音源は、音楽センター発行「ピカリンベストつながりあそび・うた6 バンバンザイ」に収録されています。今までアップしているつながりあそび動画の音源の問い合わせが、音楽センターにあるそうなので紹介しておきます。


18日【1・2・サンポ】
 遊び方は簡単です。『時計はぐるぐる いま なんじ?』と同じように、歩く動作にルール(条件・制約)を加えて楽しみます。その先のあそびの展開につながりあそび・うたの思い(願い)を重ねていくのです。そうすると、遊ぶ主体(先生・こども)がその人なりの「カン」で楽しみを見つけ、つくりだし、その楽しさを自分のものとしていけるのです。

 例えば、『1・2・サンポ』をチャンピオンゲームとしても楽しめますね。「ストップ!」で上手く止まれなかった人をどんどん座らせて、最後に残った人がチャンピオンとすればいいのです。よくイス取りゲームやじゃんけんあそびなどにある展開です。
 でも、集団遊びが嫌いだという先生や子どもたちは、このチャンピオンゲームのようなあそびがきっかけで嫌いになる場合が多いようです。

 ストップできなくて、座っている友だちに「一緒に行こう」「散歩に行こう」と誘い合うのはルールとして考え出したというよりも、ただ日常のこととして思っただけです。当時は、子どもの世界だけでなく、大人も、社会全体がそういう誘い合いが必要とされた時代だったのです。と思いたいのです。

 研修会の場合だと、「ストップできなかった人は座ってね」と言うと、その場に座るよりも、あそびの輪から離れて、壁際に座る人が圧倒的に多いです。ですからあえて「その場に座ってね」と言わなければなりません。どうして輪から離れるのかを考えると時代が見えてきそうですね、おもしろいです。
 一方、子どもたちは、座っている友だちがいると、部屋の隅からでも走ってきて、「一緒に行こう」と誘い合っている姿を見かけます。ま、誘う専門?の子どももいますが・・・。
 子どもたちが「誘われたことも嬉しかったけど、誘えたことが嬉しかったと」言ってくれました。これも当時の時代だったのでしょうか。

 栃木県のある先生が「『1・2・サンポ』、オニにつかまってしまった子も、他のこども達に声をかけられ、手を差し伸べてもらうと、また一緒に散歩に行けるというこのあそび。『スゴ~イ‼』今までの常識を気持ちよく打ち破られていく瞬間・・・。初めてピカリンに出会った日に、初めて覚えたこの感覚でした。」とつながりあそび・うた研究所20年記念誌に書いてくださいました。

 当時の研修会レジュメには「安心の世界」という言葉が出てきます。
 子どもの世界だけではないですよね。生きるものにとって生きていくには「安心の世界」が必要です。コロナもしかり、政治もしかり。この先が見えないと、期待できないと不安なのです。でも、あきらめません。コロナは科学の進歩・発展で、政治はスガ自公政権を野党市民共闘で変えることで。♬1・2・サンポ 2・2・サンポ 3・2・サンポ レッツ・ゴー・ゴー!♬ 前に進もう。

 その栃木の保育士こと、泉ちゃん(陽だまり保育園園長)からのフェイスブックにコメントをくれました。
 「そうなのです!この感動が、この研修会が、私の保育士人生を変えてくれたと言っても過言ではありません!
だって、失敗してもやり直せるし、仲間は助けてくれるし、鬼になっちゃったら『どんまい!』ってみんなに声かけてもらえるヒーローになれるんですもの!! ありがとうございます、今でも頑張れるのは・・ピカリンのおかげです」

 また、今年の陽だまり保育園ぽかぽかまつりについてもコメントがありました。ぽかぽかまつりは毎年、年長組の保護者が実行委員会を組織して、地域にも開放している保育園の秋祭りです。「できない理由を探さずに、やれる方法を考えよう!今年度はどんな行事もこうして開催してきました。来年はピカリンやみやちゃんたちに来ていただける社会が取り戻せることを願って・・・皆さんも〜STAY SAFE♪」。もちろん、あっくん(法人理事長)からもね。二人とも保育園を立ち上げる前からのお付き合いです。保育園を見ていると「ニコニコ笑ったり、ハラハラ心配するのも大人の仕事」をさせてもらっています。

 音源は、音楽センター発行「ピカリンベストつながりあそび・うた1」に収録されています。


19日【ロボット機関車】
 幼児向けのあそびがつくれるようになった初期の作品です。子どもたちは電車ごっこが大好きです。幼児の姿を表すイラストに、前の友だちの服の裾を持って電車になっているものをよく見かけます。それくらい日常なのでしょう。きっと、電車になってつながるというのが安全管理という側面もあったのでしょうね。

 『ロボット機関車』もただ走って、止まるだけのあそびですが、歌の部分♬ロボット機関車出発だ・・・♬を止まって歌うことがなかなかできません。すぐに動き出したいのです。でも、ここはしっかり止まって歌うから、次の♬ズンチャカ・・・♬で思い切り走るのが楽しいのです。自分が自分自身の主人公なるって難しいです。

 「いいですね、あの『ロボット機関車』。ちゃんとつながっている後ろの友だちのことを考えながら走れるから」とは、旧新潟県立新潟養護学校(現東特別支援学校)の先生の言葉です。「そういう見方もしているんだ」と嬉しくなりました。寄宿舎の先生の研修の時に、子どもを乗せたストレッチャーを押す先生の速いこと速いこと。見ている私の方が怖いくらいでした。子どもの顔が引きつっているように見えましたが、「見た?Kくん、喜んでいたよ。指先が動いていたよ」と先生。子どもと生活をするってこういうことなんだと学んだ一瞬です。

 動画の後半のフォークダンスジェンカ風のあそび(ダンス?)も九州の仲間が子どもたちと楽しんでいて、ほのぼのとして印象に残っています。歌っている自分が幸せな気分になれました。

 音源は、音楽センター発行「ピカリンベストつながりあそび・うた2」に収録されています。


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93.うし(絵本あそび&うた)

2020年11月20日 | 抱っこ通信
今日、YouTube二本松はじめつながりあそびチャンネルにアップしました。
『93.うし(絵本あそび&うた)』
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92.ロボット機関車(電車ごっこ)

2020年11月19日 | 抱っこ通信
今日、YouTub二本松はじめつながりあそびチャンネルにアップしました。
『92.ロボット機関車(電車ごっこ)』
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91.1・2・サンポ

2020年11月19日 | 抱っこ通信
今日、YouTub二本松はじめつながりあそびチャンネルにアップしました。
『91.1・2・サンポ』
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時計もぐるぐる いま なんじ?

2020年11月17日 | 抱っこ通信
今日、YouTub二本松はじめつながりあそびチャンネルにアップしました。
『時計もぐるぐる いま なんじ?』
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土&ぬかるみ(金子みすゞ詩)

2020年11月17日 | 抱っこ通信

今日、YouTub二本松はじめつながりソングチャンネルにアップしました。
『土&ぬかるみ(金子みすゞ詩)』
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手と手はつよいぞでっかいぞ(手話付き)

2020年11月17日 | 抱っこ通信
今日、YouTub二本松はじめつながりソングチャンネルに再編集版をアップしました。
『手と手はつよいぞでっかいぞ(手話付き)』
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抱っこ通信1140号 ひとりじゃないさ

2020年11月14日 | 抱っこ通信
 たった1曲を創作するのにも、そこには創作者の「人間」が見えてきます。歌だけでなくつながりあそびにも同じことが言えます。歌にあそびに自分を晒しているのです。自分が見られているのですね、ある面では絶えず評価されているのですね。そういう世界に飛び込んでしまったのですね。「怖いですね、コワイコワイ」(古いけど故淀川長治さん風に)

 11月2日に動画をアップした『ひとりじゃないさ』は、1988年5月28日(土)に開かれた、東久留米市職うたごえサークル“こんぺいとう”のファーストコンサートで生まれた曲です。

 80年代の東久留米市は、朝日新聞に「行革が街にやってきた」と連載されたくらいに行革の嵐が吹き荒れていました。臨調「行革」は、市民と自治体労働者とを分断し、市民生活を破壊する攻撃でした。
 保育分野では82年に保育料を国基準に引き上げ、保母削減等、85年12月は「市立滝山保育園民間委託」「学童保育所の統廃合」「保母・学童保育指導員の削減」「小学校給食への親子方式の導入」などが市から発表されました。内容は子どもと保育、福祉、教育、市民生活に大きな影響を与えるものでした。

 82年から先頭になって闘っていた市職員組合(特に保育部会)、保育園・学童保育所父母の会連合会や保問協などでつくった保育共闘から発展し、「『行革基本方針』に反対し、こどもと市民生活を守る東久留米市民連合」を86年1月末に結成して、市政を揺るがす大きな闘争を展開したのです。

 行革の最大の柱であった「滝山保育園民間委託」に反対する運動は「ぼくたちの保育園つぶさないで」をスローガンに、創意あふれる運動を積極的に展開しました。保母さんたちは市民と共に毎週のチラシ・パンフ全戸配布、署名活動などをするなど、一滝山保育園の問題と捉えているのではなく、公的保育を守る責任、保育の質を守る闘いとして位置づけていました。

 そういう中で、市職保母の仲間たちは、うたごえサークルをつくり、84年東京(練馬)、85年高知で開かれた全国保母のうたごえ祭典に参加しました。86年1月の市民連合結成集会では創作曲『たちあがるわたしたち』(長野晴子詞 長野雄次郎曲)をうたい、3月には、年度の保育のまとめや行革白紙撤回闘争、住民実態調査など、多忙の中でも取り組んできた合唱構成詩『ぼくの保育園つぶさないで』を初演し(全レクのんびりコンサート8周年・『輪囲和意』創刊50号記念「北風の中で春を育てる街コンサート」)、4月から、この構成詩をもって闘いを多くの人々に知らせたいと本格的にサークル活動を始めました。

 構成詩は86年8月、全国合研うたごえ交流会(山ノ内町)でダイジェスト版を演奏。9月、全国保母のうたごえ祭典(京都)、10月には日本のうたごえ祭典参加三多摩(西武線ブロック)合唱発表会「手と手をつないでおおきくな~れ! 勇気のわく音楽祭」特別企画として父母や保母100人以上の合唱団を組織して演奏(観客500人以上で会場満杯)、その後も闘いの中でも市職保母のうたごえサークルの仲間は歌い続けてきました。

 ですから東久留米市職うたごえサークル”こんぺいとう”は、その闘いの中から生まれ、“こんぺいとう”名付けられ、闘いの中で育てられ、鍛えられてきたのです。

 その“こんぺいとう”のファーストコンサート当日は、職場の仲間に裁縫してもらったロングスカートを身に着けて歌っている保育の仲間たち。そして、会場いっぱいの子ども、保護者、市民。市民と公務員を分断する行革攻撃から、子どもと市民生活を守る闘いの中で、そして、市政を変える闘いに発展していくだろう中で、同じ市職の仲間として、市民として、私たちは「ひとりじゃない」をほんとうに実感できた瞬間でした。

 イス席が空いてなく、階段に座り込んでいた私は、自然と涙がこぼれてきました。ウォークマン(懐かしい)を取り出して、小さい声で『ひとりじゃないさ』を出任せに口ずさみました。まったく自然にできてしまったのです。
 休憩時間に楽屋(ゲスト出演でした)に戻って聞くと「スースース―」と息しか入っていませんでしたが・・・。図々しくも本番で歌いましたよ♬ひとりじゃないさ ぼくたちは こんなに素敵な仲間が いっぱい集まった こんばんは こんばん・・・みんなに広がった♬と。同じ歌詞で何回も繰り返していました。もちろん、演奏の最後には『手と手と手と』を歌っていました。

 蛇足ですが、86年当時の構成詩『ぼくの保育園つぶさないで』の脚本が見つかりました。当時の保母のうたごえサークルの動きが書かれた「保母うたつうしん」もありました。私の全レク、つながりの活動の中でも印象的な取り組みでした。

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抱っこ通信1139号 いい気持ち

2020年11月14日 | 抱っこ通信
 コロナ禍で、私たちのような「あそび(文化)」を生業としている仲間たちは、大変な思いをして毎日を過ごしていることと思います。
 私の場合は、特に、ここ10年は生業としてというよりも、保育応援団としての活動としてつながりあそび・うたを楽しんでいるという側面の方がはるかに大きいです。
 今年は甲状腺がんの2回目の手術や放射線治療入院なんていうこともありましたが、暮らしの方も、活動も方もなんとかなっているようです。もちろん、サマー・カレッジをはじめ集っての仕事、活動はキャンセルだらけですが、つながりあそび、つながりソングの動画配信を始めて半年、結構、おもしろがって続けています。動画配信はコロナ禍だから始められたのですね。

 最初からつながりあそびの仕事、活動を生業として決意した時から生活面では大変な思いをするだろうと想像できますから、この30年間は、ある面で恵まれてきたと思います。
 つながりあそびに想いを寄せてくれた仲間、実践してくれる仲間、つながりあそび・うた研究所の思いを自分の思いにしてくれた仲間たちがいたから、なんとかここまでこられているのです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 もう一つ、ここはつながりの作品が、活動が良かったのだろうなと自分で自分のことを褒めてあげましょう。

 今、つながりあそび・うた研究所の仲間で、これからもつながりあそびの仕事を続けていきたいと思っていても、ギャラはボランティア並みで、いくつかの仕事を重ねないと実費だけという現実、その仕事さえもキャンセル続きで、しかもコロナ禍で明日が見えない状況で、生活をどうしているのだろうか、つながりへの思いを薄れないだろうかと心配です。やりたくてもできないというのはきついですね。心配だけでなく、なんとかしなくてはと思うのですが・・・。

 「来年の夏、どうする」と相談してみてはいるもの、また、キャンセルされた保育園から「今年はコロナでできなかったけれど、来年、保育園でのつながりあそびをお願いします。子どもたちは待っています」と言われているものも、そこまで、まずは生計がもつのだろうかと考えてしまいます。きっと本人が一番つらい、きつい思いをしているのでしょうけど、どうするかは自分で決めていくと思いますが・・・。

 この間、私も毎年、楽しみにしている11月末から12月にかけての宮崎、鹿児島療育ツアーが中止になってしまいました。いろいろわかっちゃいるけど、好きな仕事、活動ができないこと、自分の思いを、夢をかなえることができないということが一番つらく、きついですね。


ということで、今週のつながりあそびの譜面です。最近の動画は、つながりあそびの基底を探求している感じです。


10日【うさぎがね】
 「ゲーム」の語源(英語の祖語である印欧語)を調べると「嬉しそうに跳びはねる状態」と書かれています。そうか、それで子どもたちはカエルになったり、ウサギになったり、ともかく跳びはねるのが好きなのか。
 過去には、保育園でのつながりあそびでカエル、ウサギ、カンガルー、バッタ、で跳ねまわって、次にノミで跳ねまわったけど、今の子どもたちはノミなんて知らないだろうな、と思いながら遊んでいました。ピョンピョンピョン跳びはねるだけですから、子どもたちは喜んで跳ねていましたが、先生たちは「エー」なんて大きな声を出していましたよ。抗議の声だったかな。

 乳児さんと遊ぶときの困った時は、『うさぎがね』です。絵本『のせてのせて』を『自動車ブーブー』の歌を挟みながら、ホールで走り回って遊ぶときは、「うさぎ」さんが出てくれば『ウサギがね』、「カエル」が出てくれば『カエルがピョンピョン』(絵本には出てこない)、「くま」が出てくれば『ベアベア』などと遊んでいます。
 『1・2・サンポ』や『サンポに行こう』をうたいながら散歩ごっこでも、いろいろな動物などを登場させて歌い遊んでいます。

 先週(5日)、遊びに行ったレイモンド橋本保育園でも、乳児さんの時に『うさぎがね』で遊びました。先生に見えない縄の端を持ってもらって、グルグル回してもらって大縄跳びのつもりです。その中を子どもたちは跳ねるのです。一応、「縄跳びをするよ」と声掛けはしましたが、きっと、子どもたちはなにがなんだかわからなかったのでしょうけど、嬉しそうにピョンピョンしていました。2歳児は半分くらい、1歳児は4分の1くらい、0歳児は一人だけの子どもたちがピョンピョンしていました。実際にお兄ちゃんお姉ちゃんたちの縄跳びを楽しんでいる姿を見ていると、イメージもできてもっと盛り上がったと思いますが・・・。

 「・・・(『うさぎがね』を)運動会でもやってみました。♬うさぎがね~♬の歌に乗って、ケンパ跳びやジグザグ跳び、跳び降りなど、さまざま跳びかたを披露しました。そして、締めくくりは、もちろん魔法の綱での大綱跳びです。周りのおとなたちに『い~ち、に~い、さ~ん』と数えてもらいながら跳ぶ3歳児たちの顔は、とても誇らしげです。」(「つながりあそび・うた実践ノート『気持ちいい』保育、見~つけた!」大きい子にあこがれる3歳児 魔法の縄跳びより 頭金多絵著・つながりあそび・うた研究所発行・ひとなる書房発売)

 保育園の先生たちと付き合い始めて、絵本がおもしろいということを教えてもらい、保育園の子どもたちと付き合い始めて、ゲームの本当の意味を知識ではなく教えてもらいました。
 『うさぎがね』の誕生には、私の大好きな絵本『しろいうさぎとくろいうさぎ』(ガース・ウイリアムズ作 まつおかきょうこ訳 福音館書店発行)があります。


11日【おいら風の子】
 昨日の『うさぎがね』の続きになるけど、子どもたちはその場でクルクルまわったり、ただひたすら走り回っています。どんなドラマの中にいるのだろうか?どんな絵を描いているのだろうか。子どもたちの行動には、子ども自身のなんらかの意味があると聞いているのだけど。

 『おいら風の子』は大人の研修会ではめったにやりません。子どもたちは好きなんだけどね。ただ走り回るだけですから。進行方向を変えたり、イス取りゲーム風にしたり、手を変え、品を変えて工夫はするものの、やはり子どもたちはただ走り回るだけでいいようです。歌詞と歌い方を発表時と若干変えました。

12日【いい気持ち】
 研修会の終了時に、近づいてきた人に「あの~先生が歌ったのと、レジュメの載っている譜面と違っているのですけど・・・」と言いにくそうに言われることが度々です。度々ですから何回もあるのです。「いいんです。子どもと遊んでいるうちに変わってきてしまうのです。今、歌っている方が正解です」と私。無責任です。レジュメの譜面を訂正すればいいのですが・・・。
 つい楽しくなったり、おもしろがっていると脱線というか、もっと、もっとという気持ちが沸き上がってきて、歌もあそびもつい違うものになってしまうこと度々です。度々です。何事も生あるものは進行形です。

 「・・・少々オーバーかもしれませんが、わたしは人類の歴史の中で『いい気持ち』と感じる力をどう生み育んできたのかということを、『つながりあそび・うた』の中に織り込みたいと思っています。そして、いま子どもたちだけでなく、多くの人たちにつながりあそび・うたを通して、水浴びやおひさまポカポカや頬を撫でる風をいい気持ちと感じるのと同じように、親子のつながりや人とのつながりって楽しい、いい気持ちと感じてほしいのです。いや、本来はいい気持ちだったはずですね。その中で命を生み、育んできたのだから・・・」(前記「つながりあそび・うた実践ノート『気持ちいい』保育、見~つけた!」プロローグより、二本松はじめ)

最近、「気持ちいい」って感じたこと、思ったことありますか。


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