つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1009号 広島ツーユーレクに行ってきました。

2019年05月13日 | 抱っこ通信
3年ぶりの広島ToYou(ツーユー)レクにみやちゃんと行ってきました。
年1度のToYouレクは、来年はゆずりん(中山讓)、昨年はまっちゃん(町田浩志)、そして今年は私というように、講師を一人ずつにしての実技研修会です。

講師が一人の方が、講師の伝えたい内容を集中的に学べるということでしょうか。以前は講師が二人体制でしたが、まっちゃんが力をつけるようになってから一人体制になってきました。
 
主催は、つながりレクの会。保育士、教員、文化サークルの仲間などが集まって、毎月一回の例会を開いています。何度か例会にも参加したことがあります。また、年1回のForYouコンサートも最近、復活しています。
 
広島のToYouレクの仲間とのつながり財産はたくさんありますが、『めっきらもっきら どおんどん』(長谷川摂子作・ふりやかな画・福音館書店発行)の曲の創作が印象的です。
2001年頃だったか、「ピカリン、子どもたちの大好きな絵本『めっきらもっきら どおんどん』に曲つけてくれない。読み聞かせの時に歌いたいからお願い!」。
現場の先生からお願いされちゃあ創作するしかない。それはきっと先生と一緒に楽しんでいる子どもたちの願いだからね。」(2004年音楽センター発行 二本松はじめつながりあそび・うたシリーズ『あそべやあそべ みなあそべ』CDテキストより。出版社を通して作者に許諾を得ている)
 
全国各地で歌の入った読み聞かせだけでなく、運動会や発表会などで歌が入った実践も数多く報告されています。歌入りは、保育園だけでなく支援学校や支援学級にも広がっています。嬉しいですね。
今でも、『めっきらもっきら どおんどん』の実践を伝えてくれる仲間がたくさんいます。広島の仲間の声掛けがなければ創作していなかったです。
 
広島の保育士や教員たちとのつながりは1980年代の全レク(全日本レクリエーショ会議)時代からです。瀬戸内レク学校も2回開いていますし、サマー・カレッジが全国各地で開かれるようになると、広島でもサマー・カレッジ(名称は違ったかも)も開いています。
 
そういう土台があったからこそ、つながりレク会やToYouレクやForYouコンサートが続いているのです。そこには、広島音楽センターや広島市職員労働組合保育園支部の仲間たちの協力も大きいです。感謝です。
6月には保育園支部の50周年記念総会では歌って遊んでおしゃべりをしてきます。

 
さて、今回は「絵本」を題材にたくさん遊んで、踊って、歌って、おしゃべりしての3時間でした。「くっついた」「のせてのせて」「おおきなかぶ」「でんしゃにのって」「おおかみなんか」「だるまさんと」「ばけくらべ」「ぞうさんれっしゃ」「ずっとずっと」(手話入り)「夢わかば」(紙芝居)などでした。
 
ダンスは『ヨーソロ出航だ!』。少しずつ覚えながら計3回踊りました。今年のダンス『テイクオフ』の音源がまだ完成していないので、音源(CD『あの日から・・・大切なあなたへ』に収録)があって、まだ広島では紹介していないダンスをみんなで踊りました。4~5歳児向きでしょうか。
 
そのダンスの合間合間に、私がおしゃべりしていたことが速報(計3号)に掲載されていましたので転載します。毎年、速報はつながりレクの会のまりちゃんが書いてくれています。ありがとうです。
 
「ヨーソロの意味は航海用語でそのまますすめ(直進せよ)という意味。子どもたちにはきみはそのままでいいよ、という意味と伝えたいと私的には思っている。
『誕生日って』の曲を作った時、♬宇宙が生まれて 地球が生まれて 命が生まれて おじいちゃん おばあちゃん おとうさん おかあさん 命がつながって ぼくが生まれてきたんだね ありがとう・・・♬と命の縦のつながりのことをかいたが、命の横のつながりのことも考えたいと思って『ヨーソロ出航だ!』をかいた。

すべての地球上の川の流れは海でであう。いつか一つになれる。そこに希望が持てる。いま、一人ひとりがバラバラにされている現実が確かにある。

幼児教育の無償化が推し進められようとしているが、民間保育園には国が半分経費を負担するが、公立保育園は各自治体が全額負担するようになる。お金のない自治体はどうなるのだろうか。公立保育園が無くなってしまわないだろうか。
東久留米市では公立保育園の全廃計画が進められている現実もあるし。

それでも、子どもの命を真ん中にして、いつかは一つになれる。こんなことを願いながらつながりあそび・うた(『ヨーソロ出航だ!』)をつくっている。」

 
この4月から保育士となった新人さんも8人くらい参加していたのも嬉しかったです。若手からベテランまで、保育のなんやかんやで疲労がたまるこの時期の実技研修会にも関わらず、若々しく元気に楽しんでいました。
ToYouレクが広島の保育仲間や教育仲間に欠かせないものになっていることに嬉しく思いました。








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