つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1032号 準備です。準備が大事

2020年09月12日 | 抱っこ通信
 昨日(11日)はかわさき福祉・保育研究所主催の2020年度連続講座でした。例年は年間を通して講座があるそうですが、今年度はコロナ禍で後期のみの講座です。
 「今年度も仲間を大切に皆で考えあって育ち合う保育を目指して、保育現場で積み重ねられてきた保育実践に確信を持ち、子どもの姿から出発する保育を大事にしていきたいものです。」「私たちが求め、大切にしたい保育を実現するために学びましょう。こうしたことが学べる保育連続講座をめざし、以下の研修を企画しました。」(研究所の案内より)
 研修テーマは、子どももおとなも楽しくなる保育をめざして~子育て環境の現状を捉え、保育の中で遊びを育てる~。ということで、講座の第一回目がつながりあそび・うただったのです。

 コロナ禍で、なかなか研修会なども含めて、保育士の勤務外の自由時間での行動が、勿論、基本的には自由なのですが、制限とまでは言えないのでしょうが、感染も含めた、もしもの時には、その行動の説明責任が求められているようです。自主的、自発的な研修会等に参加するのも、ある面で勇気が必要なようです。

 今回は、つながりあそび・うたの中でも「絵本あそび」を中心に遊びました。消毒をして、マスクをして、換気をして等の感染予防をしたうえでの実技研修ですが、やはり思いきった動きは自粛せざるを得ないです。

 『おはよう』『くっついた』などの最初のあそびでは、歌っているだろうみなさんの声は届いてきません。講師一人が汗びっしょりで大声(それなりの)で歌っていたような気がします。それでいいんですが・・・。余計なこと?をおしゃべりしたり、小先生役(絵本を読み聞かせ等を一緒にする子ども役)を参加者になってもらったり、余談?を多めにしながら緊張感を解してしていきます。今までならあそびの中で、参加者自身が自分自身を溶け出させていくというか、からだも心も動き出していくのですが、今の時期は仕方ありません。

 絵本『化け比べ』では、最初は二人組で遊びましたが、後半はグループ対抗のジャンケン合戦で楽しみました。ここらあたりで、かなり動きも良くなってきたかなと思います。当たり前だけど、自分たちで考え、動き出すことが大事なんですね。グループでの相談と違うジャンケンを出してしまう人なんかが出てくると、ぐっと雰囲気も和やかさを増してきます。失敗しても笑って許しあえるのが保育士の凄いところですね。

 絵本『でんしゃにのって』からはどんなあそびが遊べるかを参加者に考えてもらいました。もちろん、電車ごっこもしましたよ。そこで登場したのがタオルです。8月の徳島の研修会の時の反省というか、電車になっている“つもり”で遊んだのですが、運転手役(相手=友だち)のスピード感とか距離感が伝わっていない、結局は友だちとつながれていないと思えたので、お互いに1本のタオルの両端を持つことで、そこを改善したかったのです。タオルを持った二人組を見ると一歩前進かな。
 『1・2サンポ(さんぽ)』でも信号機をやってくれたMさんのキャラが良いんです。信号機らしくなくて・・・。

 休憩を挟んで「絵本自慢大会」。小グループだったので、グループによっては読み聞かせが始まりました。みんな自分の持ってきた絵本を紹介するのが嬉しそうでした。
 絵本『だるまさんと』から『おさんぽおさんぽ』へ展開して、絵本『おいらカエルやめる』は受付をしていた先生に子どもカエルを演じてもらいました。
 最後は、紙芝居『夢わかば』。保育のうたごえ、あじさいの仲間たちも研修会に参加していたので前に出て一緒に歌ってもらいました。あじさいの仲間たちは、練習も出来ていないそうです。久しぶりに歌ったと言っていました。

 研修は、もう少し内容を整理しておけばよかったと反省しています。いつものように、参加者の状況を見ながら内容を組み立てていくのですが、久しぶりなのでうまくできなかったように思います。もう一つ、主催者の目的をもう少し組んで、それにふさわしい内容を組み立てて置けばよかったと反省しています。それでも、最後の方は私が歌わなくても、参加者のうたごえがしっかりと届いていました。嬉しかったです。


今週のつながりあそび動画の譜面です。
7日【おいらカエルやめる の歌の導入】
 5月の時の動画には、「私の場合は、5回歌っています」だけの紹介だったので、どの場面で歌ったらよいのかという問い合わせがありました。今回はページを示しました。伝わったでしょうか。歌を導入する場面はその人、その人で良いんです。


8日【おいらおおきくなるのいや】
歌はつくっていたのですが、子どもたちと遊んでいないので、この歌で良いのか自分自身がしっくりしていません。だれか実践してみてください。


9日【おいらなんにもしたくない】
これも6月には、歌はできていたのですが、子どもたちと遊んでいないので、この歌で良いのか自分自身ではわかりません。これもだれか実践してみてください。


10日【地獄の一丁目】
一丁目から十丁目まであるということは、一つは丁目ごとに遊び方が変わる、もう一つは丁目ごとに遊び方がエスカレートしてくる、ということは想像できますか? ま、何も変わらなくても、エスカレートしなくてもいいんですが・・・。
 以前遊んでいた『震度1』では揺れ方というか、膝に抱っこした子どもの揺さぶり方がエスカレートしていくものでした。あそびの「間」がとても大事なあそびでした。「余震」なんていうのもあったりして、子どもには意外性も楽しんでいたようです
 『地獄の一丁目』では遊び方をその都度、変えてみましたが・・・。


コメント
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