つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1119号 保育生活の新しい日常をつくろう

2020年06月05日 | 抱っこ通信
 今号も私のフェイスブックに今週(6月1~6日)に投稿した動画の紹介です。
 今週から、今年度初めて登園した子どもや、2か月ぶりに登園した子どもや、長い間、家族だけで生活して、いままでと違う日常を過ごしてきた子どもなど、いままでとは違う新しい保育生活が求められていそうです。
 友だちと久しぶりに出会えて、子どもたちは嬉しそうですか。先生も、親さんも、子どもたちもほんとうにご苦労様でした。新しい日常、保育をつくりましょう。
 今週は、まだ出会ったばかりの子どもたちを想定しながらつながりあそび・うたを楽しんでみました。


6月3日『ぐるぐるぐるぐる』
 『グッグッグッ・・・パー』の発展形と思えば、どんな時に遊べばよいかがわかると思います。「まねっこあそび」は「あってっこあそび」にもなります。
 
 以前、『ぐるぐるぐるぐる』を「みんなのねがい」(2016年11月号 全国障害者問題研究会発行)に書きましたので転載します。

子どもと笑顔に
私のいちおし手遊び・ふれあい遊び
『ぐるぐるぐるぐる』

 最初は、手遊び、あてっこ遊びとして、譜面もつくったのですが、いつの間にか、譜面を超越した?あそびとして現場に定着している不思議な手遊び、からだ遊びです。

第一段階「ぐるぐるぐるぐる以前」
  • その場で「グー」「パー」と言いながら、言葉通りに両手を出すだけです。
  • だんだん、言葉も動作も段々に早くしていきます。最後に「かまえ!」と叫んで、両手でガッツポーズを取ります。何回も繰り返してください。この「段々に」が大事です。
  • リズムにテンポに合わせようとする子どもたちが可愛いです。そこをどう引き出すか!
【この段階で、もうノリノリ子どもたちもいます】

第二段階「ぐるぐるぐるぐるぐる」
  • その場で♪ぐるぐるぐるぐる おててをポン♪と言って、かいぐりと拍手1回。♪ぐるぐるぐるぐる おててをポンポン♪で、かいぐりと拍手2回。♪ぐるぐるぐるぐる おててをポンポンポン♪で、かいぐりと拍手3回。♪ぐるぐるぐるぐる おててをポンポンポンポン♪で、かいぐりと拍手4回。

 子どもたちの拍手の数が合っているか合っていないかなどにはこだわらないことが大事です。リズムカルに楽しく子どもたちがやっているつもりになっているか、できているつもりになっているかを受け止めてください。
  • 以上をできるようになったら、というかそれらしくなったら、足もつけてだんだん早くしていきます。足は、その場でランニングというか、ジタバタジタバタしているだけです。この段階ではリーダー(先生)役が素早くジタバタできるかが勝負です。練習してください。

 鹿児島療育センターでの親子つながりあそびコンサートで、「ぐるぐるぐるぐる」を遊んでいたとき、5歳児のゆうきくん(仮名)が前に出て「ぐるぐるぐるぐる」を前に出て、やって見せてくれました。すると、ボクも、ワタシもと、次から次へと子どもたちが前に出てきてやって見せてくれました。「ぼくだってここにいるよ」「私の方を見て!」などという子どもたちの叫びだったのかな。

 伊佐市子ども発達支援センター「たんぽぽ」では、ジャージの裾を捲って子どもたちを挑発するあけみ先生(仮名)に、子どもたちが次から次へと「ぐるぐるぐるぐる」挑戦。子どもたちのその速さには先生も負けそうでした。もう、歌は必要なかったです。


6月4日『帽子にかくれんぼ』
自分の「あてっこあそび」の代表作です。全レク時代からやっていましたが、乳幼児と遊ぶようになった始めの頃はよく楽しんでいました。
先生(リーダー)が帽子の中を覗くとか、後ろ向いて帽子の中を確かめるとかの演技もあってもいいかなと思います。そのたびごとに、子どもたちも少しは前のめりなって、あそび心が刺激されることにつながればと思っています。




コメント
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