今年のサマー・カレッジでの私の担当は、二日目の午前中の「ワクワクつながりあそび・うた 絵本の中にとびこんじゃおう! 子どもが大好きな絵本がこんなあそびに変わるよ♪」です。
例年、サマー・カレッジではいくつか絵本を題材にしながらつながりあそびを楽しんできました。
一昨年(昨年は手術のため不参加)の京都会場での私のつながりあそびの時間の指導展開です。
大吉つぁんのリードで『大きくなるんだ』を踊った後に、『なんかでるぞ』(集合ゲーム)で二人組なって、お話あそび『おむすびころりん』(お話ごっこ)へ。
ねずみつながりでお話あそび『ねずみのもちつき』(お話ごっことオチャラカホイ二人手あそび)。
同じくねずみつながりで『ねずみの家族』『ネコが来た!』(全体で集合離散ゲーム)。
新たな二人組で絵本あそび『はらぺこあおむし』(二人組でのくすぐりあそびから全体であおむしさんになって物語の展開と、最後は全体でちょうちょになって『走るチューリップ』(鬼ごっこ)。
新たな二人組になって絵本あそび『だるまさんと』から『おさんぽおさんぽ』(4人組くらいでの友だちくっつきあそび)。
『ダルビュッシュ』の後に絵本あそび『スイミー』(増え鬼ごっこの変形)。
最後はダンス指導『笑って笑って笑って』でした。
今年は、特に遊び方で目新しいものをありません。
福岡会場を例に紹介してみます。
新曲『おはよう』で元気に挨拶して、『カレーライスジャンケン』。
前に座っていた三人娘を私の家族として遊びました。
次に、子ども役と保育者(親)の二人組になって、絵本あそび『のせてのせて』。
『自動車ブーブー』をうたいながら絵本を展開していきますが、ページをめくるたびに子どもたちとの問答や膝の上の子どもたちを自動車の走るコースによって楽しみ方を変化させたりしてます。従来の自動車に乗ったつもりで会場を走りまわる乳幼児バージョンだけでなく、乳児、親子バージョンに時間を割いています。
神戸会場ではうさぎさんやらくまさんがでてきてなりきりあそびを楽しみました。
次は、絵本『ぎゅっ』『ぷくちゃんのたくさんだっこ』『みんなでぬくぬく』を紹介して、これも子ども役と保育者(親)役に分かれて『ばあ、ぎゅっ』『ぬくぬく』。
抱っこされる気持ちよさ、抱っこする気持ちよさ、抱っこしあう気持ちよさを感じあいます。歌はごくごく簡単です。
大好きな人にからだも心も委ねられたら嬉しいです。
最近、抱かれる気持ちよさを、そして委ねる楽しさを知らない大人(保育士や親)が増えています。
次は、手遊びになるのかな?ま、みやちゃんがやるとからだ全体を使いますが『パ・パ・パンツ』。
参加者(子ども)と対話を楽しみながら進めていきます。
対話というか、遊びの楽しさをみんなでつくりあげていくのはどのあそびにも基本です。
遊ぶ主体は参加者(子どもたち)ですから改めて対話とかを意識しないで進められると良いですね。
絵本『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』を紹介しながら、ぐるぐる書きから始まって塗り絵とかパンツ書きとかちぎりとか切り抜きとか、部屋中パンツ万国旗風の飾りあそびとか、トイレトレーニングとか、いろいろ生活の中で遊ぶ実践を紹介。
あそびとして遊ぶのも楽しいけど、保育の生活の中にあそびやあそびうたが日常化されていたら楽しいです。
ここで、鹿児島県奄美での療育での絵本とつながりあそび実践と山口のこぐま保育園でのつながりあそび・平和保育実践を聞きました。
ずっと座ったままのつながりあそびが続いたので、『でんしゃにのって』を歌いながら(覚えてもらいながら)絵本あそび『でんしゃにのって』。
もちろんあてっこあそびなど楽しみながら進めていきました。
立ち上がって数人で電車になってでんしゃごっこです。
他の電車遊びでも展開する運転手を交代しながらスピードを上げていくパターンではなく、
今回は運転手(先頭)になれる楽しさを強調したパターンにしました。
ちなみに神戸会場ではトンネルバージョンでした。
休憩後は、大好きな絵本の自慢大会。
数人のグループで自分の持参した絵本を紹介しあいました。
以前も抱っこ通信でふれましたが、一人ひとり好きな絵本は違います。
10人にいれば10冊、100人いれば100冊、10000人いれば10000冊です。
前の2会場では見られなかった絵本が112冊増えました。
サマー・カレッジ合計では202種類の絵本になりました。
私の担当する残り4会場でどのくらい増えるのでしょうか。
次に思い切り動くつながりあそびで絵本『くじらさんのためならえ~んやこ~ら』。
遊び方は『おおきなカブを』の親子遊びバージョンとほぼ同じです。
ただ、子どもの持ち上げ方を少し工夫しています。
子ども(仲間)の夢が叶うようにみんなで協力、応援しようという思い、意図を表現しています。
思いという点では遊び方は全く違っていますが、『ビタミン愛』や『春になれば』のつながりあそびうたにも似ています。
最後は『おおかみと七ひきのこやぎ』で増え鬼ごっこ。
鬼ごっこに入る前のオオカミ役と子ヤギ役との言葉のやり取りを楽しみます。オオカミ役の演技力(声やしぐさや表情)も大事ですね。
最後の最後は、この時間であそんだつながりあそび・うたの総復習でした。
研修として「絵本の中へとびこんじゃおう!」に初めて出会う人には新鮮に映るようです。
絵本という具体的に目にみえるものがあるので、あそびや展開がわかりやすいという声を聞きます。
これなら新人さんでも子どもたちと楽しめるきっかけになるのではというベテランさんの声も聞けました。
「絵本の中へとびこんじゃおう!」を楽しむには、まずは絵本そのものの魅力をていねいにていねいに伝えることが大事です。
読み聞かせでもよいし(最近は読み語りともいうのかな)、その他もあるでしょうが、しっかりと自分がその絵本から感じた面白さや楽しさや絵のもつ力や美しさを子どもに伝ええるか、表現していくかが大事かなと思います。この考えにも異論があります。
じっくりと大好きな先生(親)が読んでくれるから、語ってくれるから、一緒に楽しんでくれるから子どもにとっても楽しいのではないでしょうか。
また、大好きな仲間たちと一緒に聞いて、見ているから、そして、いろいろな発見や感じられるから楽しいのではないでしょうか。
いろいろな考えがあると思いますが・・・。
「絵本の中へとびこんじゃおう!」を各地で楽しみながら、絵本についていろいろ考えてみたいと思っています。
私が20歳代に出会った大好きな絵本を2冊、紹介します。
「しろいうさぎとくろいうさぎ」(ガース・ウイリアムズ文・画 まつおかきょうこ訳 1965年 福音館書店)
「わたしがちいさかったときに」(長田新編〈原爆の子〉他より 岩崎ちひろ画 1967年 童心社)
例年、サマー・カレッジではいくつか絵本を題材にしながらつながりあそびを楽しんできました。
一昨年(昨年は手術のため不参加)の京都会場での私のつながりあそびの時間の指導展開です。
大吉つぁんのリードで『大きくなるんだ』を踊った後に、『なんかでるぞ』(集合ゲーム)で二人組なって、お話あそび『おむすびころりん』(お話ごっこ)へ。
ねずみつながりでお話あそび『ねずみのもちつき』(お話ごっことオチャラカホイ二人手あそび)。
同じくねずみつながりで『ねずみの家族』『ネコが来た!』(全体で集合離散ゲーム)。
新たな二人組で絵本あそび『はらぺこあおむし』(二人組でのくすぐりあそびから全体であおむしさんになって物語の展開と、最後は全体でちょうちょになって『走るチューリップ』(鬼ごっこ)。
新たな二人組になって絵本あそび『だるまさんと』から『おさんぽおさんぽ』(4人組くらいでの友だちくっつきあそび)。
『ダルビュッシュ』の後に絵本あそび『スイミー』(増え鬼ごっこの変形)。
最後はダンス指導『笑って笑って笑って』でした。
今年は、特に遊び方で目新しいものをありません。
福岡会場を例に紹介してみます。
新曲『おはよう』で元気に挨拶して、『カレーライスジャンケン』。
前に座っていた三人娘を私の家族として遊びました。
次に、子ども役と保育者(親)の二人組になって、絵本あそび『のせてのせて』。
『自動車ブーブー』をうたいながら絵本を展開していきますが、ページをめくるたびに子どもたちとの問答や膝の上の子どもたちを自動車の走るコースによって楽しみ方を変化させたりしてます。従来の自動車に乗ったつもりで会場を走りまわる乳幼児バージョンだけでなく、乳児、親子バージョンに時間を割いています。
神戸会場ではうさぎさんやらくまさんがでてきてなりきりあそびを楽しみました。
次は、絵本『ぎゅっ』『ぷくちゃんのたくさんだっこ』『みんなでぬくぬく』を紹介して、これも子ども役と保育者(親)役に分かれて『ばあ、ぎゅっ』『ぬくぬく』。
抱っこされる気持ちよさ、抱っこする気持ちよさ、抱っこしあう気持ちよさを感じあいます。歌はごくごく簡単です。
大好きな人にからだも心も委ねられたら嬉しいです。
最近、抱かれる気持ちよさを、そして委ねる楽しさを知らない大人(保育士や親)が増えています。
次は、手遊びになるのかな?ま、みやちゃんがやるとからだ全体を使いますが『パ・パ・パンツ』。
参加者(子ども)と対話を楽しみながら進めていきます。
対話というか、遊びの楽しさをみんなでつくりあげていくのはどのあそびにも基本です。
遊ぶ主体は参加者(子どもたち)ですから改めて対話とかを意識しないで進められると良いですね。
絵本『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』を紹介しながら、ぐるぐる書きから始まって塗り絵とかパンツ書きとかちぎりとか切り抜きとか、部屋中パンツ万国旗風の飾りあそびとか、トイレトレーニングとか、いろいろ生活の中で遊ぶ実践を紹介。
あそびとして遊ぶのも楽しいけど、保育の生活の中にあそびやあそびうたが日常化されていたら楽しいです。
ここで、鹿児島県奄美での療育での絵本とつながりあそび実践と山口のこぐま保育園でのつながりあそび・平和保育実践を聞きました。
ずっと座ったままのつながりあそびが続いたので、『でんしゃにのって』を歌いながら(覚えてもらいながら)絵本あそび『でんしゃにのって』。
もちろんあてっこあそびなど楽しみながら進めていきました。
立ち上がって数人で電車になってでんしゃごっこです。
他の電車遊びでも展開する運転手を交代しながらスピードを上げていくパターンではなく、
今回は運転手(先頭)になれる楽しさを強調したパターンにしました。
ちなみに神戸会場ではトンネルバージョンでした。
休憩後は、大好きな絵本の自慢大会。
数人のグループで自分の持参した絵本を紹介しあいました。
以前も抱っこ通信でふれましたが、一人ひとり好きな絵本は違います。
10人にいれば10冊、100人いれば100冊、10000人いれば10000冊です。
前の2会場では見られなかった絵本が112冊増えました。
サマー・カレッジ合計では202種類の絵本になりました。
私の担当する残り4会場でどのくらい増えるのでしょうか。
次に思い切り動くつながりあそびで絵本『くじらさんのためならえ~んやこ~ら』。
遊び方は『おおきなカブを』の親子遊びバージョンとほぼ同じです。
ただ、子どもの持ち上げ方を少し工夫しています。
子ども(仲間)の夢が叶うようにみんなで協力、応援しようという思い、意図を表現しています。
思いという点では遊び方は全く違っていますが、『ビタミン愛』や『春になれば』のつながりあそびうたにも似ています。
最後は『おおかみと七ひきのこやぎ』で増え鬼ごっこ。
鬼ごっこに入る前のオオカミ役と子ヤギ役との言葉のやり取りを楽しみます。オオカミ役の演技力(声やしぐさや表情)も大事ですね。
最後の最後は、この時間であそんだつながりあそび・うたの総復習でした。
研修として「絵本の中へとびこんじゃおう!」に初めて出会う人には新鮮に映るようです。
絵本という具体的に目にみえるものがあるので、あそびや展開がわかりやすいという声を聞きます。
これなら新人さんでも子どもたちと楽しめるきっかけになるのではというベテランさんの声も聞けました。
「絵本の中へとびこんじゃおう!」を楽しむには、まずは絵本そのものの魅力をていねいにていねいに伝えることが大事です。
読み聞かせでもよいし(最近は読み語りともいうのかな)、その他もあるでしょうが、しっかりと自分がその絵本から感じた面白さや楽しさや絵のもつ力や美しさを子どもに伝ええるか、表現していくかが大事かなと思います。この考えにも異論があります。
じっくりと大好きな先生(親)が読んでくれるから、語ってくれるから、一緒に楽しんでくれるから子どもにとっても楽しいのではないでしょうか。
また、大好きな仲間たちと一緒に聞いて、見ているから、そして、いろいろな発見や感じられるから楽しいのではないでしょうか。
いろいろな考えがあると思いますが・・・。
「絵本の中へとびこんじゃおう!」を各地で楽しみながら、絵本についていろいろ考えてみたいと思っています。
私が20歳代に出会った大好きな絵本を2冊、紹介します。
「しろいうさぎとくろいうさぎ」(ガース・ウイリアムズ文・画 まつおかきょうこ訳 1965年 福音館書店)
「わたしがちいさかったときに」(長田新編〈原爆の子〉他より 岩崎ちひろ画 1967年 童心社)