つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

サマカレで伝えたいことの一つ

2014年06月28日 | 抱っこ通信
抱っこ通信568号
今日は福岡サマカレ1日目でした。前2会場(大阪・福井)もそうでしたが、明るく元気に楽しむ若い参加者にちょっぴり驚いています。笑顔があふれ、うたごえが響き、汗びっしょりにダンスを楽しむ姿に、この場だけでない楽しさを享受している感じなのです。現場に帰って、子どもたちと一緒に楽しむぞという思いが伝わってきます。

時代が変わってきたのかな?現場に新しい若い仲間が増えてきていることが実感できます。でも、どうでしょう?正規職員が減っていることは間違いないようです。臨時さん、アルバイト、派遣など、様々な雇用形態が広がっているようです。その中でサマカレ参加者は正規さんだけ? 
でも、そうとも言い切れないところがサマカレの良いところです。雇用の形態は様々でも、「子どもたちとイキイキした保育を」「自分と子どもたちの笑顔を輝かせたい」という思いは同じなんです。

ですから、保育の仲間たちが自分らしく人間らしく、仲間と一緒に、子どもたちと一緒に育っていくことを保障できる保育制度を求めるのです。現実は保育者にさらに厳しい保育環境を与えるだけのような気がしています。「準保育士」制度の導入などはその一つで、従来の保育士の専門性だけでなく、存在そのものを否定し、保育士をいろいろな意味で分断していく方向に進められていくように思います。

「待機児解消」の政治的な課題には何でもアリなんですね。その裏ではいままでつくられてきた保育制度を、そして、その中で脈々と築かれてきた明日への保育を壊してしまう=経済優先・安上がり保育=意図が透けて見えるのです。

サマカレではつながりあそび・うたの楽しさの中で、どこまで子どもたち、保育、職場、社会に立ち向かい合う楽しさをつくられるか大事だと思っています。それも私たちが伝えるだけでなく、参加者と一緒につくりだすという楽しさと同時に大事にしたいと思っています。

明日の午前中は、私がつながりあそび・うたを担当します。
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