結城に行ってみたいと思った。結城は下総の国の北の端。
私の住む柏市の享保10年の庚申塔には「下総国相馬郡塚崎村」とあり、紬で有名なあの結城が、同じ国であることに親近感を持ったからだ。
柏から常磐線で友部、水戸線で結城(千葉~茨城)というのが分かりやすいルートだが、東武線で埼玉県栗橋に出て、宇都宮線小山、水戸線結城、という(千葉~埼玉~栃木~茨城)ルートをとった。所要時間は同じくらい(2時間強)だ。
(宇都宮線栗橋駅の長いホーム)
(栃木県小山市 小山駅東口前 白鳳大学の雄姿)
(水戸線結城駅は小山から二つめ。10分もかからない その北口)
駅前の案内図を頼りに見当をつけていた食事処の「カフェ・ラ・ファミーユ」(だったかな)というフランス料理の店を探した。
人に聞こうとしても誰も歩いていない。
けれども何とかたどり着いた。
見た目より美味しかった。値段も手ごろ。
粗末な建物だが、雰囲気はあった。なかなかの繁盛店らしい。
でもこれは、結城の歴史にはない。
非結城的なところで昼食をとって、結城の本質に迫ろうと思うのだ。