結城の町を歩きました。ほとんど人通りはありません。
(市役所に一台の車が入っていったところです)
主な通りには、明治・大正期の商店が軒を連ね、その多くは、文化財の指定を受けていました。
結城と言えば紬。「結城蔵美観」に入りました。
絹糸から布地を織り着物を作ります。結城紬は歴史が古く、鹿児島県奄美大島の大島紬と並び称されました。それ以上の知識はないので、興味深く拝見しました。
私は昭和10年生まれという年寄りですが、子供時代からもう洋服の生活でした。着物の記憶はありません。もう、結城とか大島とかを着る時代ではなくなっていました。
でも、結城の町がこういう形で残っているのは、懐かしいような、うれしいような気がします。
こちらの商店でも展示がありました。
江戸時代中期のことですが、与謝蕪村がこの地に10年滞在したのは、町の持つ風格というか、それなりの魅力があったのだと思いました。