雨曇子日記

エイティライフの数々です

中村順二美術館の蕎麦

2016-02-19 19:53:48 | 美術館

       

              

 

“ひなまつり展”の館内でゴロゴロと音のする小部屋をのぞいてみた。

 

              

 

「えっ、石うすで蕎麦を挽いているんですか?見るのは初めてです」

と声をかけると、

「そうですよ。小さな美術館の館長は何でもやるんですよ」

と、中村勝館長はおっしゃる。

<中村勝(なかむら まさる)  1940 柏大井に生まれる。千葉大学文理学部(史学専攻)卒。県立高校社会科教師のかたわら、旭市史、海上町史、茨城県堺町史編纂にたずさわる。  千葉経済大学講師を経て、現在柏市史編纂委員。 中村順二美術館長。共著に 平凡社歴史地名体系「千葉県の地名」など>(「手賀沼開発の虚実」たけしま出版の奥付けより)

 

       

      (篩にかける)          (殻を取り除いてもう一度挽く)

 

次に音が聞こえた時は、もう麺打ちが終わって裁断の段階だった。

 

             

             

 

ここまできたら、味わうのみ。

 

             

 

予約外だったが、味わわせていただいた。

 

             

                   (美術館内 カフェ・アルテ)

             

 

つい先刻まで、殻を被った“蕎麦の実”が、“もりそば”になって眼前にある。これは、驚くべきべきことだ。おいしいにきまっている。