12月12日(水)
9時37分発高崎行きは、上野駅6番線ホームから発車する。
大歩危トラベル企画のツアー参加の3人が集合し、親切な青年が記念写真を撮ってくれた。
通勤電車で出発する。
高崎駅で水上行きに乗り換える。
「赤城山だ!」と、はしゃいでいるうちに渋川駅に。
(上野からオール普通列車で2時間半弱。早くも、群馬県のど真ん中”渋川市”に到着です。)
伊香保バスターミナルを降りると、立派な小野子山に目を奪われます。
石段街に出て、徳富蘆花記念文学館へ向かいました。
(市立徳富蘆花記念文学館と若き日の蘆花胸像)
ここの喫茶室は、野鳥スポット。
ヤマガラしか撮れていないが、シジュウカラ、ゴジュウカラも来た。
ここまで、集まるようになったのは、スタッフの方の熱意と努力の賜物。
コーヒーもケーキも一級品。必ず寄りたいスポットだ。(喫茶室のみの入館も可とのこと。肝心の蘆花さんに触れずごめんなさい。いずれまた少し勉強してup させていただきます)
今夜の宿は、石段224段目(かな?)の岸権(きしごん)旅館。
(ラウンジでチェックインの手続き)
展望のよい角部屋をお願いしてある。
2006年平成の大合併の前、現在の渋川市北部は、西から、小野上村、子持村、赤城村と続いていました。いまは、小野子山、子持山、赤城山と立派な山容を連ねています。
翌朝、部屋の窓越しに撮った写真です。上の2枚が小野子山(1208m)下が、子持山(1296m)。
まず温泉です。
3階にある、六左衛門の湯には露天もありました。温泉の鉄分が空気に触れ酸化し茶色を帯びた湯です。
こちらは、1階大浴場、又左衛門の湯。
他に、離れの露天風呂「権左衛門の湯」があり風情のあるよい湯でした。
部屋食の夕食は、写真のことはすっかり忘れ3人とも完食。
朝食はバイキング。ついつい食べ過ぎてしまいました。
チェックアウトの後は、駆け足観光。
(上州3の宮 伊香保神社)
(湯元源泉地近くの「かじか橋」)
”若くはないんだ”と言い聞かせ入りたい気持ちを抑えました。
「伊香保きていで湯のよきはさりながらそれにつぎては饅頭の味」とチラシにありましたよ。
出会った人々は、みなさんとても親切で、楽しい旅ができました。ありがとうございました。
(大歩危トラベル催主)
余目駅で、羽越本線上り列車に乗り換える。
車窓から見る水田の白い鳥は、シベリアから飛んできた白鳥だろう。
まもなく到着した鶴岡駅。
雪の降る街。
タクシーで15分の湯田川温泉で宿泊した”珠玉や(たまや)”の5階にある展望風呂からの眺め。
鳥海山も見えるという。
スタッフの方は、どなたも優しく親切。
食事もおいしい。
裏手にある本店”九兵衛”の格調高い浴場も利用できる。
どれも、透明な、源泉掛け流しの湯。肌にやさしく、ゆっくり、ゆったり、のんびり、入浴できる。
翌日、村上市に向かう羽越線の窓越しに、日本海が白い波頭をたてて、迫ってきた。
途中下車の村上市は、やはり鮭の街だ。
(改札口を出て、まず目についた手作りの鮭)
(鮭が上ってくる三面川”みおもてがわ”)
(三面川にかかる下渡大橋”げどおおはし”のレリーフ)
(イヨボヤ”鮭の方言”会館の前で)
(「塩引き鮭」を仕込む)
新幹線で手に取ったJR東日本の旅雑誌「トランヴェール」11月号掲載の「味匠喜っ川」の吉川哲鮭さんが、同じスタイルで店に立っておられた。(撮らせてくださってありがとうございます)
新潟駅に到着し、「とき」に乗り込めば帰ったも同然。旅の終わりだ。
11月7日(水)今日は快晴。紅葉の鳴子峡が晴れやかに私たちを迎えてくれた。
潟沼(1000年前に出来たカルデラの跡)にも足を伸ばせた。
”宿みやま”のご主人板垣さんのお陰。
さて、私たちは鳴子温泉駅から新庄へ。ここからは、陸羽西線だ。
(新庄駅にいた新幹線)
天気が怪しくなってきた。分水嶺を越えて裏日本に出たに違いない。
古口駅下車。渡船場に。
かなり賑やかな船内だったが、雨の中を約1時間下り、下船場に。そこからバスに乗り継ぎ、小さな駅舎の高屋駅に着いた。
芭蕉翁も下ったこの川を、私たちも追体験してきたのだなあ。
11月6日から2泊3日の旅。題して「紅葉を愛で、鳴子・湯田川の温泉を巡る鉄道の旅」
始まりは、東北新幹線 古川駅。新幹線はどこまで行っても東京と繋がっていて、山手線のようなものだから。
下車したところから旅が始まる。
陸羽東線のホームに向かう。(ここは、まだ古川駅)
”湯けむりライン”のジーゼルカーは、折りしも雨脚を強めた風景の中、鳴子を目指す。
各駅停車で40分かかって、鳴子温泉駅に到着。
雨はかなり激しく振っている。駅前でしばし呆然。足湯の湯加減を見たりしている。
チェックインの時刻より2時間も早いが、宿に電話をいれてみる。
うれしいことに、迎えに来て下さるとのこと。
なおうれしいことに、見どころの要所要所に立ち寄って下さる親切ぶり。これには感動。
(温泉神社、歴史のある共同浴場”滝の湯”隣接の歴史のある”ゆさや旅館”)
ここに、なにより来たかった”鳴子峡”。
(一番若い人が宿のご主人 板垣さんだ)
こうして、本日の宿”川度(かわたび)温泉 山ふところの宿 みやま”に到着した。
館内はとてもモダン。
風呂は、自家源泉かけ流しの単純泉。38度とぬるめですが、長く浸かっているととても温まります。
有名温泉ブログ”タビエルの宿”の丹羽尚彦さん激賞の宿。
宿のHP http://www.tabier.com/yado-miyama/
(新京成線鎌ヶ谷駅に入ってきた電車)
新京成電車で、滝不動駅に行きました。
千葉県船橋市三咲町にある、佐久間牧場のコスモス見物です。
周りは住宅地ですが、2haの牧場が残り、秋は、コスモス畑となります。
アイスクリームも有名です。
10月10日(水)。友達と訪ねました。
次に、近くにある滝不動に足を伸ばしました。(徒歩15分)
ここは、船橋市金杉で、御滝山金蔵寺(おたきさんこんぞうじ)真言宗豊山派の寺です。
大本堂の左右に少し小ぶりなお堂が向かい合っています。
こちらは、元本堂でしょうか。本瓦葺きの屋根がひときわ立派です。
地下水を集め、滝にして落としています。海老川は、船橋市街を流れる川です。
友達の一人が、「えっ。これが水源なの?」と驚いたように言いました。(誰でもそう思うでしょう)
本堂の方から来て、山門をくぐりました。
すると、左手に、弁天様を祀った池があり、今しも一人のご婦人が熱心にお参りしておられました。
私たちは、お寺の前からバスに乗り、鎌ヶ谷大仏駅に出て、駅前の鰻やで昼食をとりながら、次の旅の相談をしました。
(現代の女の子)
(こちらは人形です。念のため。)
復元の建物は、どれも絵になります。
まず、シンボル的存在の大型掘立柱。
次に、高床式の建物。
これは、竪穴住居です。
大型竪穴住居跡もあります。
木々は、上の方から紅葉が始まっていました。
この大地に、5000年も昔、狩猟、採集だけの人の営みが千年以上続いたと思うと感慨ひとしおです。
縄文時遊館という施設のホールで、津軽三味線の演奏がありました。
遺跡を堪能し、シャトルバスで新青森駅に戻りました。
(青森県立美術館に展示された奈良美智作の青森犬)
(新青森駅改札を出たところに置かれていた)
(新青森駅ビル東口の壁に大きく棟方志功の版画)
青森県に来ました。(新青森駅着13:19)
(上野駅ホーム)
(こちらは、青森駅。北海道の玄関口の実感しきり)
疾風のように 現れて
疾風のように 去っていく
月光仮面の歌のような、1泊2日の青森の旅です。
新青森駅から JRバス みずうみ号に乗って酸ヶ湯温泉を目指しました。
八甲田山を登るバスは、途中萱野茶屋で小休憩です。
新青森駅から約1時間、八甲田山麓の酸ヶ湯温泉に着きました。
10月の連休を前に、登山客など大勢の客をスタッフが見事にさばく、その手際よさと、そこに込められた誠意によって、個人客の私どもも快適に過ごせました。
千人風呂もよかったですよ。
乳白色のお湯になんども浸かり、温泉のにおいをつけて帰りました。
羽越線の車窓に粟島が最も近づいて、特急いなほ8号は、村上駅に到着した。
鮭の街に来たぞ。
駅前広場にはやぐらが鎮座。
”汽車”の作曲者大和田愛羅は、祖父大和田清春が村上藩士だったという縁。
駅前は常に静寂で、駅舎は個性的。(看板建築風)
暑いので、タクシー利用で、イヨボヤ会館へ。
イヨボヤとは村上地方の方言でサケ(鮭)のこと。
ここは、村上の鮭のすべてをわかりやすく説明、展示した会館。
3階の展望室からの眺め。
この後、会館近くの”悠流里”という、洗練された食堂で昼食にしたが、写真撮影をすっかり忘れていた。
食事のあと、親切な店員さんにタクシーを呼んでもらい、お土産店”喜っ川”に移動。
(これは、”喜っ川”の隣の店。こういう町屋は、少なくなっているそうだ)
(”喜っ川”に陳列された商品)
この吊るされたおびただしい鮭は商品かどうか尋ねるのを忘れた。(買う気がなかったから)
この店には、商品以外に、民芸品などの展示があった。
こちらは店員の方。いやな顔をせずカメラに収まってくれた。ありがとうございます。
2012年9月13日。 初めて訪れた山形県湯田川温泉。
旅館の数は9軒。小さな温泉とは聞いていたが、予想以上に地味。
(いいんじゃあないの。タイムスリップした感じで。)
由豆佐売神社の正面にある外湯(共同湯)。その名も”正面湯”。
泊まったのは、温泉入り口のますや旅館。
2階にある、源泉掛け流しのヒノキ風呂。(一人用)
二人用の石風呂は一階に。
案内された部屋。雪見障子だ。
受け継いできた和風旅館の風格を壊さぬよう、時代にふさわしい過ごし易さを求めて平成の改修がされた。
(建物に囲まれた小さな庭。樹齢を重ねたヒバの木は特に大事に育てている。)
上が夕食、下が朝食。2階の一室を夕食用に、1階に朝食専門食堂を設置した。
(ますや旅館の女将さん)
(女将さん製作の人形で男・女の表示)
(朝食の食堂) (女将さん製作の干し柿)
女将さんの得意な手芸作品が微笑ましい。
食堂に掛けてあった田中邦衛さんの色紙「燈(ひ)は小さくともいつも暖かい」が思い出された。
帰りもバスで。
鶴岡駅までは25分。
上越新幹線、羽越線と長時間列車に乗ったが退屈しなかった。
(洋上に浮かぶのは粟島)
船山温泉ともお別れ。
14:00チェックイン。11:00チェックアウトと、十分に温泉を楽しみ、帰りも駅まで送っていただく。
食事の世話もして下さった。いろいろお世話になりました。
さて、無人駅とは見えないが・・・・。
JR 東海 内船駅 の堂々とした表示。
プラットホームこそ閑散としているが、
線路上には人がたくさん出ているし、
確かに山を見れば、ここは山間の僻地のようでもあるが、
というような事を話していると、
内船駅11:49発静岡行き 特急ワイドビュー”ふじかわ6号”が来た。
これに乗車。次は富士宮。その次の富士で下車。
タクシーで、田子の浦漁港に来た。
漁業協同組合の食堂で、シラス丼を食す。
釜揚げのシラスと生のシラスがご飯の上に載った丼もの。
生シラスは、初めてだったので、目玉が気になった。
感想は、「食ったぞー」。
その後は、吉原駅に出て、三島からは新幹線で一気に帰った。
疲れ切った顔ではないので安心。
付記
今回私が購入した切符
「乗車券」 柏~上野 (経由)常磐・中央線東・東海・三島・新幹線・東京・東北
「特急券」新宿~甲府
甲府~内船
内船~富士
「新幹線」三島~東京・品川
(JR 大人の休日クラブ会員なので3割引で購入でき 合計は7850円)