イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア “エス”2010

2012-05-29 10:12:43 | ブログ

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プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア “エス”(Primitivo di Manduria “ES”)のインポーターのテクニカルシートから抜粋をしました。
「ES」とは、精神分析の権威フロイト博士が提唱した『人間の本能の最も奥底に位置する欲動』の事で。ジャンフランコ フィノ自身の本能、そして激情に、最も相応しい命名を与えました。樹齢60~90年のプリミティーヴォ100%を温度管理された70HLのステンレスタンクにてマセラシオン(日に2度のデレスタージュ)、アルコール発酵(毎日バトナージュ)の後に、フレンチバリック(新樽率50%)にて9ヶ月間の熟成と瓶熟を9ヶ月間されます。美しく濃いルビー。コーヒー、タバコ、完熟した赤い果実や幾種もの花、革そしてスパイスの豊かで優雅な香り。口当たりはビロードのようで、口中でも豊かな果実味が爆発します。綺麗な酸味も感じられ、官能的なほどタンニンも丸く、16.5%もあるアルコールを感じさせないほど柔らかい味わいです。
ローマ以前のギリシャの植民地の頃からの品種です。カリフォルニアのジンファンデル種とは双子の兄弟のような関係にあるそうです。今回は試飲もせず。2009年がイタリアで高い評価を得ていたので、何気に買ってしまいました。本来ならば2009が市場に出回っているはずだが。ここのインポーターは先取りをして売ってきます。来年の評価がドンビキしないことを祈らずにはいられないのですが。


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