今回はイタリアワインではなく、山梨県の酒折 甲州 “バレル”2012です。
金柑に文旦のような危うい味と香りがあり、白い花のわずかな香りがあります。上品で爽やかな酸に桃のニュアンスのある果実味は非常に繊細です。この価格なので多くの要素は望めないにしても。しかし、構成はしっかりしています。最初はアルコールの存在感が希薄でワインかな、と思って飲み進むうちに、段々とドライブ感が出てきます。以前にも書いたような気がしますが。この繊細で危ういワインを、ヨーロッパや英語圏の人達に、理解が出来るのだろうかと思っています。甲州にある香りや味わいのフイニィシュのディテールが曖昧で、危うい部分は、私は日本的で好きなのですが。味わいの希薄なワインと捉えると悲しい気分になります。
昨日は余市ケルナー“グランポレール”を抜栓しました。このワインも1000円半ばのワインなので、多くのことは望めませんが。充分に楽しむことが出来ました。しかし、その前の日のケルナーが期待外れ、リリースされた時に感じた。3~4年後が楽しみに思われたのですが、閉じているのか、味わいが消えているのか判断に迷う状態でした。しばらくセラーに放置することに決めました。
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