春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

坂東道 杉本寺。 鎌倉。

2024-04-06 11:00:33 | 坂東札所

大分前、とよさんから煩悩を取ったら、何が残るか、と、
越後の方のコメントを頂いて、小躍りしたことがあります。
持って生まれた煩悩。
煩悩の先鋭化した感覚は、
小説の世界も、映画も、絵画も・・・反映されて、
人を感動させるのだから、やはり切り捨てられない。

ながら、焼売に、奴豆腐のねぎに、ふきの煮物に、手羽先に
心を奪われて、舌鼓を打ってる間にも、
札所から札所まで、笈摺 おいずる を羽織って、
御詠歌を唱え、納経する過程で、心が救われている人は、
数えきれないほどいるのだと思う。

心身を乱し、智慧を妨げられても、
仏にすがったことがない私が、坂東札所巡りです。



鎌倉で一番古い建物・734年・・杉本寺。
1189年11月23日・・吾妻鏡より
別当の浄台坊が煙火に見舞われ、本尊を運んだところが、
境内の杉の木の下だったという・・・。

源頼朝は「累年風霜侵し、甍破れ軒傾けり、
殊に御憐憫有って修理をなす・・」と、時運の再興につくし、
行基さんが彫った11面観世音像の本尊を、
身代わりにして、全く同じ姿に造った『前立本尊』を納めてる。





仁王門・・1725年建立で、
運慶さんの仁王門像?・・・・
運慶さん生まれは1150年と知りますが・・
575歳の時の作かもしれません・・・ね。





👇吽形像

👇阿形像

👇胡粉下地の崩れ加減・・いいですね。




👇大蔵弁財天堂
ここの弁天尊をお参りすると大きな蔵が建つ程、
富に恵まれるという言い伝えなのですが・・・


👇石段の前に踏み込み禁止の竹竿があります。
すり減った石段に、どんだけの人が訪れたのでしょうね・・


👇本堂・・内部は撮影禁止です。


👇五輪塔群・・・南北朝時代、
足利一門で、戦に敗れた斯波 
しば 一族の供養塔は、
境内の片隅で、杉本寺の静けさを一層、際立たしています。






👇2021年6月25日の参拝の方たち


👆👆
いろんな色がある苧環
全体の花言葉は「愚か」だ・・と
道理で親近感、この花を見付けると
蕎麦のすする箸を置いても
傍に寄りたくなる
👇


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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春日和ですね。 (1948of)
2024-04-06 14:04:50
とよさま、霊場巡りは心の拠り所と思って私も以前西国巡礼をしましたが、毎日床の間に掛けてある23か所のお寺の朱印を押した掛け軸、朱印帳を見るたびに癒されます。

苔むした杉本寺の歴史を感じて拝見しました。胡粉下地の崩れている写真に長い年月を辿って、、、凄いですね。

桜が一気に咲きました。よい季節ですね。
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Unknown (とよ)
2024-04-06 18:54:57
1948ofさん こんばんは
咲いた桜に、床の間の掛け軸の朱印、
痛みに耐えて、今をお過ごしなのでしょう・・‼
1948ofさんの春は、いつでしょう・・
今年はまだ回ってない西国を巡ろうと思ってます。
寺巡りで、人はどこかで心わ休めているのでしょうね。
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