春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

長福寺 ②-① 千葉県いすみ市。

2022-05-18 21:38:52 | 房総の彫り物師


千葉県に いすみ と呼ぶ地名があって、
市と郡、いすみ市はひらがな、
郡は夷隅郡、脚のけがで思いがけない情報。

江戸彫り物師の中で、名を馳せた、島村流。
島村流の初代が住んでいたのは、
江戸神田紺屋村、染物屋が繁盛していた村。

千葉で有名な彫り物師は、鴨川生まれの波の伊八さん。
植埜うえの村で修行したとあって、
師匠は島村貞亮さん。
貞亮さんは、江戸島村流を相続した、
初代から、4代目辺りになる?初代の血を引いた、
彫物師。
その貞亮さんは夷隅郡植野村で、
生まれてた、ことがわかり、
師匠島村貞亮さんのもとで、
波の伊八さんは修行してた裏付けが取れ・・・。

貞亮さんの同門に島村源蔵さんがいて、
2人の師匠が、島村唐四郎(
俊実)さん、
この方も鴨川市の清澄寺に彫り物を、
唐四郎さんの父、円哲さんは
市原市の高源寺に、不動明王坐像を彫ってた。
今月15・16日の訪問で、
気が付かなかったのですが、
ファイル整理中、唖然としました。




👇、波の伊八さんが30歳、
師匠のもとを離れて、まもなく、
畔の草刈りしてた、おばさんに見惚れて、
いすみ市長福寺。
御開帳の立て札、けど誰もいなかった。



👇足さすりの仁王さん、
足の痛みを吸い取ってくれるというので、
深々とお辞儀をして・・。



👇伝説、頼朝さんが訪れた時、
筆をここにかけたという、槇。



👆807年からの歴史を持つ古刹ですが・・、




👇本尊 阿弥陀如来
造像は室町時代と伝わる座像の仏様で、
本尊の背、光背は江戸時代の物といわれ、
後に取り付けられたものと伝わっているそうです。






元来、本尊様は写真を撮るものではなく
手を合わせ拝むものですが・・

本堂の中も撮りました
明日は
波の伊八さんの欄間彫刻を

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波の伊八、伊豆の祭りに海を越えて。②-② 湯河原・素鵞神社。

2022-04-06 07:48:21 | 房総の彫り物師
4月5日、神奈川県平塚市、木村植物園の苧環

👇霞んで見える半島は、伊豆・相模湾の、
網代あたりの半島でしょうか、
湯河原・
素鵞神社、茨城県鹿嶋地区から
石材や木材を運ぶ人たちが、
広めた
鹿島踊り
毎年8月1日に行われるといいます。

千葉県には江戸で評判をとった
後藤家の彫り物師、後藤三治郎橘恒俊さん、
波の伊八と異名をとどろかせた、
武志伊八郎信由さんがいて・・。
1792年、
二人は二つの屋台の彫り物で、技を競った。

伊八さんの作品は、伊豆の伊豆山神社とここ、
素鵞神社だけという・・
これからの検証で、まだあるかもしれない期待を・・。




👇境内には狛犬がたくさんいて、
つい、ひとつひとつ頭を撫でてしまいます。




👇伊八さんの彫り物は、
向拝にもあって、彼の彫り物の得意なモチーフ、
波の構図はなかった。





👆の龍の背面に、
彫工
 房州長狭郡
  下打墨住
   武志伊八郎
      信由
の刻銘があって、このような証を見ると、
肩を揉みほぐされたように、ヘナヘナとなります。


👇関東大震災で破損した部位を展示している
伊豆山神社の資料館で見た、伊八さんの龍、


👇この龍の図で見えない左眼は、つむってるように、
丸く彫っていて、
👇パンフ資料からです。


👇素鵞神社の龍も、左眼は潰れてるように彫ってました。
口元はやや上向きに・・。
歯や爪、角部分に欠損がありますが、
これからの保存、気を遣うところですね。
欅材とはいっても、海風の長い年月・・。


👇👇も伊八さんの手の彫り物でした。







ここでの仕事は、石工さんや、運搬の担い手で、
賑わった湯河原・吉浜地区、
祭りの神輿にも,
繊細な彫刻を施した伊八さん。

神輿は、機会が来たら訪れることにして、
波を彫るのに、馬で波の中に飛び込んだという、
豪気な気性、
どうして、伊豆へ足を運んだのか49歳・・
そのことだけが胸で・・・もやもや

まっ、いぃっ ‼

木村植物園で
👇

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伊八貴重な伊豆の龍。素鵞 すが 神社。

2022-04-04 08:40:09 | 房総の彫り物師


👆苧環を見てると、なんでこんな姿で咲くのかと、
いつも不思議で、眺める時間は、いっぱい。
季節、早いけど、箱根湿地花園で鉢に咲いてました。

今日の雨は関東広域に、
午後の高齢者講習は、車。
いやですね、年取ると規則で、
年齢を感じなければならなくて・・・。
規則がなければ、いつまでも若いと思えるのに、
突然、鼻をへし折られる現実。



👇、伊豆湯河原、吉浜地区、
江戸時代、石切り場が多く賑わってた、
その700年ばかり前は、
頼朝さんが、小田原石橋山の戦いに歩いた海岸線。

安房国・江戸、宮彫りで名をはせた、
後藤三治郎橘恒俊さんと、
波を彫らせたら天下一と言われ始めた
武志伊八郎信由さんがコラボして、
掘っ立て小屋で彫った、龍、
波の伊八さんの、刻銘がある龍、






























👇 ここから小田原石橋山の戦いまで歩いて、
3時間30分ばかり、頼朝さんもこんな橋があれば、
体力も擦り減らなかったに違いない・・と、


👇振り向いて
1620年に創建された、
素鵞神社
1792年、49歳の

彫物師、伊八さんの向拝の龍に・・
紅梅が咲いてた頃のファイル
大きくした絵は、のちほど
講習を受けに出かけま・・す





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吉保八幡神社 9月は流鏑馬。千葉県鴨川市

2022-02-20 12:36:37 | 房総の彫り物師

所属している会社では、
8人に増えたオミクロン感染者で
20人が休み欄に名を連ね、猜疑心も生まれて、
てんやわんや、
白内障手術の経過診察で、
メガネは買い替えは3月の半ばにして、と、
まだ正常にならないのかと、
まあまあ、眼の不思議。
楽天を信条にする河童の脳天に、
グサッとくる、魔の2月。

かっぱえびせん、
食ってばかりじゃ男がすたる。
カーリング応援しながら、ウン、鱈子雑炊・・。
・・
馬鹿ばっかし・・。

鴨川市西の端近く、外から見えない本殿に、
鴨川生まれの彫り物師の、彫刻があるという。
吉保
きっぽ八幡神社、9月には、鳥居の前で、
鎌倉時代から続いている流鏑馬の、
行事があるといいます。












👇向拝彫刻は、
安房の国、幕末から明治にかけて活躍した、
後藤義道さんの次男坊・福太郎さんの作。













鴨川・吉保郷の鎮守、
大分県の宇佐八幡を勧請して、829年。
1781年、波の伊八30歳のときから8年間、
本殿の全体を彫ったと、あります。
その一部でしょうか、資料から。





日本カーリング・負けを認めた握手。
ここで、私も投稿のシグナルを、ポチ・・。

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春よ来い、竹林に踊る布袋さん。 千葉県鴨川市。

2022-02-06 19:17:15 | 房総の彫り物師
👆2020年2月8日、筑波山の福寿草・・でした。

寝起き、床に突いた腿、
金曜日に運動不足の今年、春のために、
スクワット、石段を駆け登った、

後遺症? これほどまでとは・・
筋肉痛に、めくった布団に体重全部・・
ドテっ・・。

今日は、群馬県榛東村の宿稲荷の初午祭りに、
行く予定でした。
ここは、山の師匠が紹介した数年前の彫刻に見に、
勇んで出かけた記念の神社。
昨日は、獅子舞の舞を浮かべて、楽しみにしてた。

おぼつかない身体、
クラッチも、ブレーキにも、
踏み込みの、操作は心もとない
来年も多分生きてる、まッ いいっか・・っと。

で・・18時、女子アイスホッケイの中継で、
ブログの下書きが進まない。

コーヒーすすり乍ら浮かぶ記事は、
民家が少ない田園の風景に、ウン ‼



👇集会場の建物に似た、西福寺本堂の彫刻です。





👇内部の欄間にある彫刻は、
すりガラスに遮られて、少し見えるだけ、



👇資料から複写した、本堂欄間の真ん中、
波間から浮いてきた、
宝珠をつかもうとする龍、




👇下右側に、弁財天が奏でる音に、
恵比寿さんが笛で合わせ、
布袋さんが踊る、ほっこりの彫り、




👇左は、苦虫つぶした毘沙門の前で、
小槌を振る大黒さん等、

伊八26歳の時の作品。
墨書があり
『安永六年丁酉六月 彫工 當郡 下打墨之住
武志伊八 行年廿六才 同弟子磯八』の、
銘があるといいます。
磯八は八歳年下ですね。






今日はここまでで、
筋肉と思考の弛緩剤?の
ビールをチビリ、チビリ、
これからはテレビ・スポーツ鑑賞です


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