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日米を問わず名選手を紹介。

浜浦徹

2010-02-15 20:41:58 | Weblog
昭和46年にロッテオリオンズに入団し、翌年及び翌々年サンフランシスコジャイアンツに在籍したものの、マイナーだけでの活躍に終わっている右腕投手です。その後太平洋、クラウン、西武ライオンズに在籍し昭和55年に引退しています。確かサンフランシスコジャイアンツに留学中に、かなり期待されたようですが、結局メジャーには昇格出来ませんでした。しかし当時は結構話題になっていた様に記憶しています。彼の投球は公称178cm,72kgと非常に均整のとれた体型から投じる速球とスライダー、カーブが武器と評されていましたが、どの球種を取っても、本当に武器と成り得る威力はなかったかと思います。私の内での彼のイメージは、非常に綺麗なフォームから投げるオーバースロー投手という事につきます。反面怖さを感じさせないフォーム及び、非常に素直な球質、更にさほど速くはない球という事もあり、期待程の活躍は出来ないまま現役を引退した投手かと思います。


通算成績   103試合   11勝22敗   防御率  5.26 奪三振   192

交告弘利(こうけつひろとし)

2010-02-14 20:20:00 | Weblog
昭和38年から43年迄、阪神タイガースに在籍した左腕投手です。当時の阪神タイガースは有望と見られる投手を中退させてでも獲得していたと思います。この交告投手の後にも古沢憲司投手を中退で獲得しています。交告投手の入団時、当時としてはかなりの長身の183cmから繰り出される速球の素晴らしさがマスコミでは喧伝されていました。エースの村山実にも迫る様な速球の持ち主という記事もあったかと記憶しています。しかし、彼の投球を見たのは多分2回しかないのですが、残念ながら前評判とはかなり異なるものでした。一言で言うと、体が固いのでしょうか?全体に滑らかさが全くなく、ぎくしゃくした感じが印象深く残っています。従ってスリクォーターよりやや下から繰り出される球には、伸びや切れも感じられませんでした。又球速も速いとは感じられないものでした。従って殆ど活躍する事無く、一軍での実績も3年間で終わりました。しかし何故か入団時の期待の高さと珍しい名前も相俟って、未だに忘れられない選手の一人です。



通算成績   12試合   0勝2敗   防御率   3.79 奪三振  9

江口孝義

2010-02-13 21:59:38 | Weblog
1991年から1996年まで、ダイエーホークスに在籍した右腕投手です。しかし実働期間は3年間のみで、勝ち星を挙げる事は出来ませんでした。入団前に肩を痛めていたのですが、結果的に肩は回復しなかったみたいです。当時かなり評判の高い速球投手であり、彼の投球を何回か見ましたが、悲しいかな、所謂棒球投手であったと言えるのでしょう。スリークォーターより投じられる彼の球は、そこそこの球速こそあるものの、投手にとって非常に大事な肘の撓りには著しく欠けるものでした。その為か伸び、切れは感じられないものでした。アマチュア時代には球の速さで打者を圧倒出来たとしても、プロでは矢張り通用出来るレベルではなかったのでしょう。しかし私は、アマチュア時代の彼は全く知りません。もし彼の肘の撓りの不足の原因が、肩の痛みに起因するものならば、是非最も良かった時代の彼の投球を見てみたいものです。  


通算成績   16試合   0勝1敗    防御率   4.50 奪三振 13

高橋明

2010-02-12 21:01:30 | Weblog
昭和36年から47年まで、読売ジャイアンツ、西鉄ライオンズで活躍した右腕投手です。この投手のの投球フォームは今でも記憶に鮮やかですが、いつの時代かは解りませんが、投手コーチに教えられた事を忠実に守っている様な感じがしてなりません。具体的には、先ず脚を胸に引き付ける様に上げ、腰を捻り、オーバースローに近いスリークォーターより投じるという、一応理想的な投球フォームの様な気すらします。しかし何故か型にはまった、機械的なフォームの様な気が、当時してなりませんでした。そのフォームから投じられる球は、それなりに速いものでしたが、凄く武器となる変化球もなかった為、安定した成績を残す事は出来なかったかと思います。昭和39年の後楽園での対国鉄スワローズとの開幕戦を外野席で実際に見ましたが、当時かなり球速に陰りを見せていた国鉄の先発投手金田正一投手と、殆ど遜色のない球速を見せていた事を、何故か覚えているものです。  

通算成績   311試合   71勝72敗    防御率 3.43 奪三振  543  

快速球投手(2)

2010-02-11 21:36:18 | Weblog
今回は最近のメジャーの快速球投手を紹介します。時期としては野茂英雄のメジャー入り以降ですが、主にイチローのメジャー入団以降の投手が多いかと思います。それ以前にNHKBSでは主に録画でしたが、メジャー中継をしており、ノーランライアンを見る事は出来ましたが、彼の投球を見てかなり速いとは思いましたが、流石に晩年の為驚く程の速さは感じられなかったものです。メジャーの投手で最初に本当にもの凄く速いと感じた投手は、バートロコロンでした。確かアメリカンリーグのディビジョンシリーズだったと思いますが、当時史上最高クラスの投手と言われたペドロマルチネスとの対決で、彼は序盤こそ90マイル半ばから後半の球速でしたが、中盤以降100マイルを越す投球をかなり多く見せてくれました。本当にもの凄く迫力があり圧倒される程の投球でした。当時ペドロマルチネスもかなり速く97マイル位の球速を表示していましたが、球の速さではバートロコロンの比ではありませんでした。バートロコロンは身長180cmとメジャーとしては小柄ながらも、胸幅の厚い体型から投じられる球は本当に凄まじいものがありました。日本の投手とメジャーの投手の球速の差を、はっきりと感じさせてくれた投手と言えるのでしょう。

カルロスシルバ(Carlos Silva)

2010-02-10 23:23:31 | Weblog
2008,2009シーズンマリナーズに在籍した右腕投手です。かなり太目の体型の為、腰の切れが非常に鈍い感じのの投球フォームから投じるシンカーを主な武器とする投手です。球速に関してはメジャーでは決して速くはなく、中の下位かと思います。確か2008年のシーズンの最初の登板で彼が好投した時に、そんなに多くは他の選手を誉める事のないあのイチロー選手が、彼の事を太った上原浩冶と評し、積極的にストライクを取っていく姿勢とコントロールの良さを高く評価していました。しかしそのシーズン4勝15敗、防御率6.46,更に翌2009シーズンはもっと酷く,1勝3敗、防御率8.60と、信じられない程の酷い成績に終わりました。結果的には打者に正対する感じの打ち易い投球フォームとあまり沈まないシンカー、及び取り敢えずストライクゾーンに入ってくる球速の乏しい球と相俟って、打者にとって非常に打ち易い投手という事なのでしょう。確かに怖さのないフォーム、ストライクを投げられるコントロール、手ごろな球速等、イチローの語った通り上原浩冶に酷似しているかとは思いますが?今後この投手が活躍する事は残念ながら有り得ないかと思います。



通算成績   295G 60勝64敗   防御率   4.72 奪三振  474

古木克明

2010-02-09 21:04:08 | Weblog
1999年から2009年まで、横浜ベイスターズ、オリックスバッファローズに在籍した右投左打の選手です。公称182cm,85kgと非常にバランスのとれた感じの体型で、パワーにはもの凄く秀でたものがありました。2002年規定打席にはかなり足りないながらも0.320,9本塁打と大器の片鱗を見せてくれました。翌年以降の活躍が期待されましたが、翌年こそ本塁打数を22本と増やしたものの、打率は0.208と非常に低く、又打点も37と物足りないもので、成長したとは言えない数字に終わりました。その後もあまり活躍する事なく昨シーズン限りで引退となり、総合格闘家への道を進むみたいです。彼の打撃の最大の特色としては、振り出す時にバットを寝かせる所にあったと思います。その為か速球には振り遅れ、変化球にも脆さを見せていたと思います。しかし同じ特色のある安打製造機張本勲は、この欠点とも言うべきバットを寝かせる事を、逆に長所に変え、巧く投球を引き付け、スイングスピードを巧く変える事により、左右に打球を放っていたかと思います。つまり古木克明の打撃術では、張本勲の様な対応が出来るレベルではなく、悲しいかなその特色が欠点のまま終わったという事なのでしょう?それにしてもツボにはまった時の打球の鋭さは、素晴らしいものがあったと思います。


通算成績    537試合  312安打  0.247    58本塁打   150打点

フランクリン.グティエレス(Franklin Gutierrez)

2010-02-08 20:00:30 | Weblog
昨シーズン2009年に、インディアンズからマリナーズに移籍しセンターを守り、もの凄く活躍した、今年27歳になる選手です。昨シーズンは153試合に出場し0.283,18本塁打、70打点と全ての数字に於いて、キャリアハイをマークしています。打撃に関しては、非常に癖のない構えから、巧く打ち分けるタイプかと思います。やや変化球にやや脆さも見られますが、その体格に似合わず結構パワーも見せてくれています。又脚もかなり速く、盗塁数こそ、さほど多くはないながらも、将来走塁術を身に付ければ、楽しみな存在でしょう。しかし彼の最大の魅力は守備力かと思います。俊足を活かし、守備範囲はもの凄く広く、又肩の強さもかなりのものがあるかと思います。ライト、イチローと組む右中間は多分現在のメジャーでNO.1の鉄壁さを誇り、本当に2人が守る右中間を破る打球を放つ事は不可能に近い程かと思う位です。マリナーズにはかってセンターに抜群の守備力を誇った、マイクキャメロンがいましたが、彼程のバネはグティエレスには感じられませんが、安定感、肩の強さではキャメロンを凌いでいるかと思います。本当に将来楽しみな選手です。


通算成績   437G 368安打   40本塁打   155打点   0.268

快速球投手(1)

2010-02-06 21:05:01 | Weblog
球の速い投手はそれだけで、もの凄く魅力があります。速い球を投げるには、天性の才能がもの凄く必要かと思います。持って生まれた肩の強さや肘の柔らかさ等が、かなり大きく影響し、どう努力しても届かない領域があるかと思います。その点、コントロールに関しては、練習、努力次第である程度まで到達出来る領域かと思います。従って球の速い投手に関しては、貴重な存在の為、その素質を妨げる事なく、十分な注意を払って育てていく事を、プロアマを問わず投手コーチには望みたいのですが、悲しいかな現実はプロアマ双方共、最大の目的は当然ながら勝利の為、ただ球の速いだけの投手を望まず、多少球速は落としても、勝てる確率の高い投手を育て上げる事を目標としています。つまり速い球を有効に生かす、まとまりのある投手を育て上げようとしています。確かに勝利最優先は仕方ないのでしょうが、見ている立場からすれば、常人からは計り知れないような快速球程、魅力たっぷりなものはありません。折角のもの凄く速い球を投げれる素質をチームの勝利の為に、犠牲にさせている様な気がしてなりません。

斎藤佑樹投手(2)

2010-02-05 20:50:00 | Weblog
マスコミは今年西武ライオンズに入団した雄星投手の実力に関しては、しっかり分析しているのですが、何故か同じ様に斎藤佑樹投手の実力を分析しようとはしていないと思えます。つまり彼にとっては悲しいかな、そこに達しているレベルではないという事でしょう。しっかり分析すればする程、残念ながら欠点のみ浮かびあがるのが現状でしょう。多分殆どの記者は彼の実力を解っている為、敢えてその力に触れない様にしているかと思えてなりません。しかしロッテは1位指名を公言しています。昭和40年代頃、セパに人気の差がものすごくあった頃、パリーグの球団が、その人気が欲しい為、甲子園で活躍した太田幸司や島本講平を指名した頃とかなり違い、現在は以前ほど、セパに人気の差があるとは思えません。非常に喜ばしい事に各球団、それぞれ熱狂的なファンは付いているかと思います。従ってロッテを始めとして、何故彼を指名しようとする球団がかなりあるのでしょうか?本当に不思議でなりません。多分彼はプロに入るのでしょうが、もの凄く頑張ったとして荒木大輔、太田幸司、定岡正二クラスの勝ち星が限度かと思います。